東北の鉄道雑学

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東北の鉄道雑学

東北地方には、首都圏や北海道へつながる新幹線・幹線路線から、地域の暮らしを支えるローカル線、沿線の景観や食を楽しむ観光列車まで、多彩な鉄道が走っています。

長い歴史の中では、現在では考えられない複雑な経路を走る急行列車や、東北を越えて長距離を結ぶ夜行列車も活躍してきました。

本特集では、東北新幹線・東北本線・奥羽本線・常磐線などの歴史と特徴、東北6県のローカル線、懐かしの名列車、注目の新型車両や鉄道計画、沿線の名所・難所まで、東北の鉄道にまつわる雑学を幅広く紹介します。


今後に期待?東北地方の鉄道計画

東北の鉄道は、より快適で便利な移動を目指して、新たな時代へ進もうとしています。

東北新幹線ではE5系の後継となる新型車両「E10系」の導入が予定され、首都圏と東北を結ぶ新たな夜行特急列車も計画されています。一方、福島駅では東北・山形新幹線の運行を円滑にするアプローチ線の増設工事が進み、山形・秋田両県では「奥羽新幹線」「羽越新幹線」の実現を目指す構想も。

以下の記事では、具体化が進む新型車両や設備整備から、実現には多くの課題が残る新幹線構想まで、東北の交通を変える可能性を秘めた鉄道計画とその未来を紹介します。


東北地方の広域路線

東北地方には、地域を南北に貫き、各県や首都圏を結ぶ広域の鉄道路線が走っています。

高速交通の大動脈である東北・北海道・秋田・山形の各新幹線をはじめ、東北本線、常磐線、奥羽本線、羽越本線などは、人々の移動や物流、沿線地域の発展を長く支えてきました。

以下では、複数の県にまたがる主要路線を中心に、その成り立ちや変遷、列車の歴史、沿線の特徴、現在の運行事情などを紹介します。

新幹線

東北地方を走る新幹線には、首都圏と青森を結ぶ東北新幹線を中心に、北海道へ延びる北海道新幹線、在来線へ直通する秋田新幹線と山形新幹線があります。

以下では、そんな東北地方の新幹線にまつわる雑学を紹介しています。

東北新幹線

東北新幹線は、東京駅から仙台駅や盛岡駅などを経て、新青森駅までを結ぶ東北地方の高速交通の大動脈です。

現在は「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」が運行され、山形・秋田・北海道の各新幹線とも接続・直通しています。


山形新幹線

山形新幹線は、東京駅から福島駅を経て山形駅・新庄駅までを結ぶ新幹線です。

東京駅~福島駅間は東北新幹線、福島駅~新庄駅間は在来線の奥羽本線を走る「ミニ新幹線」方式を採用しています。


秋田新幹線

秋田新幹線は、東京駅から盛岡駅を経て秋田駅までを結ぶ「ミニ新幹線」。

盛岡駅から田沢湖線・奥羽本線へ直通し、現在は「こまち」が運行されています。開業に向けた改軌工事中には、北上駅~秋田駅間を北上線経由で結ぶ特急「秋田リレー」号が登場。わずか約1年のみですが首都圏から秋田へのアクセスを支え、1997年の秋田新幹線開業とともに役目を終えました。


東北本線

東北本線は、東京都の東京駅から埼玉・栃木・福島・宮城の各県を経て、岩手県の盛岡駅までを結ぶJR東日本の幹線です。

かつては青森駅まで続く東北地方の鉄道の大動脈でしたが、東北新幹線の延伸に伴い、盛岡駅以北は第三セクター鉄道へ移管されました。現在も首都圏と東北を結び、沿線各地の通勤・通学や都市間輸送、貨物輸送を支えています。


奥羽本線

奥羽本線は、福島県の福島駅から山形県・秋田県を経て、青森県の青森駅までを結ぶJR東日本の幹線です。

奥羽山脈の西側を南北に走り、東北4県を結ぶ広域路線として地域の交通を支えています。福島駅~新庄駅間には山形新幹線「つばさ」、大曲駅~秋田駅間には秋田新幹線「こまち」が乗り入れ、区間によって線路幅や運行形態が異なる点も特徴です。


常磐線

常磐線は、東京都の日暮里駅から千葉県・茨城県・福島県の太平洋側を経て、宮城県の岩沼駅までを結ぶJR東日本の幹線です。

岩沼駅からは東北本線へ乗り入れ、一部の特急「ひたち」が品川駅~仙台駅間を直通運転しています。東日本大震災と福島第一原発事故の影響で一部区間が長く不通となりましたが、2020年3月14日に全線で運転を再開し、現在も首都圏と東北を結ぶ重要な役割を担っています。


東北を駆けた名列車・観光列車

一つの路線にとどまらず、複数の路線や地域を結んで活躍した列車があります。

長距離を走り続けた特急・急行列車や、複雑な経路で運行された列車、東北と各地を結んだ臨時列車など、かつて広域輸送を担った個性豊かな列車の歴史と、その知られざる運行形態を紹介します。

広域路線の夜行列車の歴史

かつて東北では、眠っている間に首都圏や北海道へ移動できる夜行列車が長距離輸送の重要な役割を担っていました。

上野駅と青森駅を結んだ「ゆうづる」「はくつる」「あけぼの」などの寝台特急や夜行急行、青函トンネルを通って青森駅~札幌駅間を走ったJR最後の定期急行「はまなす」。

以下では、東北を走った夜行列車の歩みと、時代とともに姿を消した背景を紹介します。


一度は乗ってみたい観光列車「リゾートしらかみ」

秋田駅と青森駅・弘前駅を五能線経由で結ぶ観光列車「リゾートしらかみ」。

車窓には雄大な日本海や世界自然遺産・白神山地の景観が広がり、沿線には千畳敷海岸、十二湖、不老ふ死温泉などの見どころが点在しています。車内では津軽三味線の生演奏や津軽弁の語り部など、地域文化に触れられる催しも。

以下の記事では、3種類の編成や座席、乗車方法、沿線スポットとともに、列車に乗ること自体が旅の目的になる「リゾートしらかみ」の魅力を紹介します。


移動するレストラン?観光列車「TOHOKU EMOTION」

青森県の八戸駅と岩手県の久慈駅を八戸線経由で結ぶ観光列車「TOHOKU EMOTION」。

3両編成の車内全体をレストランに見立て、ライブキッチンを備えた空間で、東北の食材を使ったコース料理やデザートを楽しめます。東北各地の伝統工芸を取り入れた内装や、車窓に広がる三陸海岸の景観も大きな魅力。

以下の記事では、客室や料理、乗車方法、種差海岸や蕪島などの沿線スポットとともに、“移動するレストラン”の楽しみ方を紹介します。


日本最長の昼行特急列車だった「日本海白鳥」

かつて大阪駅と青森駅を日本海沿岸経由で結び、1,000kmを超える区間を走破した特急「白鳥」。

1961年の運行開始当初は所要時間が約16時間に及び、在来線の昼行特急列車として日本最長の運行距離を誇りました。

以下の記事では、「日本海白鳥」と「信越白鳥」の誕生から、気動車から電車への移行、2001年の廃止まで、近畿・北陸・東北を結んだ長距離特急の歴史を紹介します。


超複雑な運行形態をとっていた急行列車「陸中」伝説

国鉄時代、東北には現在では考えられないほど複雑な運行形態を持つ急行列車が存在しました。

その代表格が、1961年に登場した急行「陸中」です。なかでも二代目は仙台駅から宮古駅・盛岡駅・大館駅を遠回りして秋田駅へ向かい、途中で「くりこま」「むろね」「みちのく」「むつ」などと連結・切り離しを繰り返しました。

以下の記事では、時代とともに経路を変え、2002年に快速「はまゆり」へ受け継がれるまでの複雑怪奇な歩みを紹介します。


上野と秋田を結んだ急行「おが」の軌跡

急行「おが」は、上野駅と秋田駅を東北本線・奥羽本線経由で結んだ長距離列車です。

1961年に夜行急行「男鹿」として誕生し、のちに「おが」へ改称。最盛期には昼行・夜行合わせて1日3往復が運行され、一部は大館駅や男鹿駅まで足を延ばしました。寝台特急「あけぼの」や東北新幹線の登場により次第に縮小されましたが、経路を変更しながら臨時列車として1990年代まで存続。

以下の記事では、首都圏と秋田を結び続けた「おが」の変遷と、根強く利用された背景を紹介します。


金沢と青森を12時間かけて結んだ急行「しらゆき」

急行「しらゆき」は、金沢駅と青森駅を日本海縦貫線経由で結んだ国鉄時代の長距離列車です。

1963年に運行を開始し、770kmを超える区間を12時間以上かけて走破。全区間の電化後も、他の気動車急行との連結や複数の電化方式などを背景に、廃止までディーゼル車で運行されました。1982年に特急「白鳥」へ格上げされて姿を消した後も「しらゆき」の名は快速や特急として復活。

以下の記事では、その誕生から廃止、二度の愛称復活までを紹介します。


東北の日本海側と首都圏・新潟県を結び続けてきた特急「いなほ」

特急「いなほ」は、1969年に上野駅~秋田駅間を結ぶ列車として誕生し、東北地方の日本海側と首都圏を初めて直結しました。

その後は青森駅まで運行区間を延ばしましたが、上越新幹線の開業を機に新潟駅発着へ移行。現在は白新線・羽越本線を経由し、新潟駅と酒田駅・秋田駅を結んでいます。

以下の記事では気動車から485系、E653系へと受け継がれた車両とともに、半世紀以上にわたって庄内地方を走り続ける「いなほ」の変遷と役割を紹介します。


秋田県と北海道を結んだ臨時列車「ハーバーレインボー」

1990年代半ばから2000年代前半頃まで、秋田駅と函館駅を青森駅・青函トンネル経由で結ぶ臨時列車「ハーバーレインボー」が運行されていました。

使用されたのは、JR北海道の気動車「ノースレインボーエクスプレス」。全区間が電化されていたにもかかわらずディーゼル車を使用し、青函トンネルを含む青森駅~函館駅間では電気機関車に牽引されるという珍しい列車でした。

以下の記事では、運行の概要と数々の特異な特徴、現在では同様の列車を設定することが難しい理由を紹介します。


ディーゼル車なのに架線の下だけを走った急行列車

架線から電気を受けて走る電車に対し、軽油を燃料とする気動車(ディーゼル車)は、架線のない非電化路線で活躍するのが一般的です。

しかし国鉄時代には、始発から終点まで全区間が電化されているにもかかわらず、気動車で運行された特急・急行列車が存在しました。

以下では、東北本線・常磐線・奥羽本線・仙山線・日本海縦貫線を走った列車を取り上げ、異なる電化方式への対応や非電化路線から来る列車との連結など、あえて架線の下をディーゼル車で走った理由と複雑な運行の歴史を紐解きます。


東北各地のローカル線

東北6県には、山間部や田園地帯、海岸沿いを走り、地域の暮らしを支えてきた個性豊かなローカル線があります。

四季折々の車窓を楽しめる路線や観光列車が走る路線、災害から復旧した路線、利用者の減少により存続の岐路に立つ路線など、その背景もさまざまです。

以下では、青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島の各県を走るローカル線の特徴や歴史、車両、沿線の見どころを紹介します。

青森県

本州最北端の青森県には、津軽平野や陸奥湾沿岸、雪深い地域を走る個性豊かなローカル線があります。

津軽鉄道の名物列車をはじめ、弘南鉄道やJR津軽線、かつて地域を支えた南部鉄道・十和田観光電鉄など、その魅力と歴史、存続をめぐる現状を紹介します。


岩手県

広大な県土を持つ岩手県では、内陸部と三陸沿岸を結ぶ鉄道が人々の暮らしを支えてきました。

三陸鉄道や山田線、釜石線、IGRいわて銀河鉄道をはじめ、貨物鉄道や観光列車、東北の鉄道史に名を刻んだ路線まで、岩手ならではの鉄道の魅力をたどります。


秋田県

日本海沿岸から緑豊かな山間部まで、多彩な風景の中を走る秋田県のローカル線。

男鹿線の蓄電池電車「ACCUM」や、内陸部を南北に結ぶ秋田内陸縦貫鉄道など、地域の暮らしと観光を支える路線を通して、車窓の魅力や各線の個性を紹介します。


宮城県

仙台都市圏の通勤路線から、山間部や三陸沿岸へ延びる路線まで、宮城県の鉄道は地域によってさまざまな表情を見せます。

日本初の地下鉄道としての歴史を持つ仙石線や県内各地のローカル線を取り上げ、車両の変遷、沿線風景、地域との関わりを紹介します。


山形県

置賜・村山・最上・庄内の各地域を結ぶ山形県のローカル線では、雄大な山々や最上川、田園地帯など、四季折々の車窓を楽しめます。

県境を越えて宮城・秋田・新潟方面へつながる路線も含め、地域の足として活躍する鉄道と、その沿線ならではの魅力を紹介します。


福島県

中通り・会津・浜通りという特色の異なる地域を持つ福島県には、変化に富んだローカル線が走っています。

只見線や福島交通飯坂線、観光列車「SATONO」のほか、日中線や磐梯急行電鉄などの廃線も取り上げ、現在へ受け継がれる鉄道の魅力と歴史を紐解きます。


名所から難所まで…東北地方の鉄道スポット

東北地方には、雄大な自然と鉄道が織りなす絶景スポットや、旅情を感じさせる駅・橋梁・トンネルが数多く点在しています。

一方で、急勾配や豪雪、険しい地形を克服してきた峠越えの難所も、東北の鉄道史を語るうえで欠かせません。車窓から眺めたい名所から、鉄道技術の歩みを伝える難所まで、各地に残る鉄道スポットの魅力と歴史を紹介します。


絵本の中の鉄道

子どもたちにとって鉄道は、身近な乗り物であると同時に、想像の世界へ連れていってくれる特別な存在です。

実在する列車や駅を描いた作品から、鉄道を舞台に物語が広がる作品まで、親子で楽しめる絵本を通して、鉄道の新たな魅力に出会える記事を紹介します。


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