【秋田】とんぶりはダイエットに効果的?栄養価からおすすめレシピまで詳しく解説

とんぶりは「ブリッコ(はたはたの卵)に似た唐伝来のもの」がなまって名付けられたとされ、畑のキャビアとも呼ばれるその見た目と食感から、秋田県民に広く親しまれている食材です。

この記事ではとんぶりの栄養価からおすすめレシピまで詳しく解説します。


とんぶりとは?

とんぶりとはアカザ科ホウキギ属の1年草であるホウキギの実で、収穫時期は9月~10月となり秋田では伝統野菜としてよく食べられています。

その見た目や食感から「陸の数の子」「畑のキャビア」と呼ばれ、漢方名は地膚子(じふし)で、強壮強精薬としても用いられることがあるのです。

またとんぶりの中でも大舘とんぶりが有名ですが、これはとんぶりの銘柄の1つでお米で言ったらブランド米のようなものです。

爽やかな味わいと食感で、子供から高齢者の方まで食べやすい野菜であると言えるでしょう。


とんぶりの栄養価

とんぶりは、一般社団法人日本スーパーフード協会が雑穀スーパーフードとして推奨しているキヌアとよく比較されることが多いのですが、どのような栄養成分が含まれているのでしょうか。

文部科学省の「食品成分データベース」でとんぶりを検索してみると、まずたんぱく質が100gあたり6.1gも含まれているのが目を惹きます。

2020年に厚生労働省が改正した「日本人の食事摂取基準」においては、成人男性なら65g・成人女性なら50gのたんぱく質摂取を目標とするのが望ましいとされているため、日頃からたんぱく質の摂取を気にしている人は積極的にとんぶりを食べるとよいでしょう。

またとんぶりには便秘予防に役立つ食物繊維が100g中7.1g、ビタミンとミネラルも豊富に含まれているため、美容にも良い食品だと言えます。

朝ごはんに小鉢としてすった長芋にとんぶりを加えるなどして、おかずを1品増やす形にすると取り入れやすいのではないでしょうか。

参考:文部科学省「食品成分データベース」

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)

参考:一般社団法人日本スーパーフード協会「スーパーフード推奨品目」


とんぶりのおすすめレシピ

とんぶりを使ったおすすめのレシピをご紹介します。

レシピサイトのクックパッドで検索すると、2022年5月現在しらすとねぎのどんぶりが人気で、416品ものレシピが表示されます。

このねぎをとんぶりに置き換え、揚げ玉を加えても美味しくいただけるので、しらすととんぶりと揚げ玉の丼を作ってみましょう。

材料(1人分)


  • ごはん(茶碗1杯)
  • しらす(適量)
  • 卵黄(1個)
  • とんぶり(しらすと同量)
  • 揚げ玉(しらすと同量)
  • めんつゆ(1まわし)

作り方


  1. 炊き立てのごはんを準備したら茶碗に盛り付ける
  2. しらす、とんぶり、揚げ玉がごはんの上を1/3ずつ覆うようにきれいに盛り付ける
  3. 卵黄を割らないように注意しながら真ん中に盛り付ける
  4. めんつゆを回しがけして完成

しらすととんぶりだけではあっさりし過ぎて物足りないと感じる人が多いかもしれませんが、揚げ玉を加えることによってボリューム感が出るレシピです。

量が足りない場合は、お茶碗をどんぶりに置き換え、上にのせるしらす、とんぶり、揚げ玉の量を少しずつ増やすことをおすすめします。

食べる直前にしらす、とんぶり、揚げ玉、卵黄をよく混ぜて食べるとより美味しくいただけるので試してみてください。


まとめ

とんぶりは秋田の伝統野菜で、その見た目や食感から「陸の数の子」「畑のキャビア」と呼ばれ、秋田県民に長く愛されている食材だということがわかりました。

美味しくて栄養価の高い野菜なので、興味のある人はぜひ食卓に取り入れてみてください。



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