焼酎

【山形県県庄内】酒田と鶴岡は老舗の大衆酒場と焼き鳥店と立ち呑みで「せんべろ」!

日本有数の米どころとして知られる庄内には、西は日本海に面し、北・東・南が鳥海山や出羽三山(月山・湯殿山・羽黒山)など山々に囲まれた自然豊かな平野が広がっています。

庄内平野はそれらの山々を水源とする最上川などの河川が流れる肥沃な平野で、コシヒカリなど美味しい米が生産され、山海の食材に恵まれた「食の都」として知られています。

そんな庄内には人口12万の鶴岡市と10万の酒田市がありますが、庄内藩の城下町の鶴岡と、港町として栄え商業の町とされる酒田では、気質の違いがあるようです。

そのことが理由なのかはわかりませんがこの2つの都市を比べると、とくに酒田市におススメしたい「せんべろ酒場」が数多くあります。


「せんべろ」の定義とは?

そもそもは「千円でべろべろに酔える」酒場を指した言葉でしたが、今は「千円でつまみとお酒が2杯~3杯飲める」酒場との意味合いが強くなっています。

この記事では、「せんべろ」酒場として認定する目安を、次のように定義しました。

  • お酒2杯(酒種と量はフリー)と、お通しとは別につまみ1品を注文して1,000円以内で呑める
  • 「せんべろセット」などの1,000円以内のセット料金が設定されている
  • 「せんべろ」できるファミリーレストランなどは対象外とする

なお、1,500円以内のセットなども「高めのせんべろ」としてご紹介しておりますが、その辺についてはご容赦いただければ幸いです。

なお、記事中の価格はとくに記載がなければ税込価格で、2023年9月末時点のものです。


久村の酒場(くむらのさかば)

庄内観光サイト より

1867年創業の老舗酒店の角打ちから始まったお店は、地元で愛され続け「酒田に来たら必ず寄っていけ」とされ、もはや地元で酒場として認識されているので「せんべろ酒場」としてご紹介します。

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酒田駅から日和山方面に向かい徒歩15分ほどにあり、店内のコの字型のカウンターはガラスケースになっていて、その中に置かれている当日おススメの料理を眺めながら注文するシステムです。

手作り餃子と手作りコロッケ(それぞれ473円)にあげ&ゲソセット(440円)が人気で、数量限定の自家製いかの塩辛(462円)やもつ煮にピザなど料理メニューは豊富に用意されています。

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ドリンクは生ビールの中ジョッキが564円、ハイボールやチューハイ類が418円でホッピーもあります。

元が酒店だけに地元山形の地酒を中心に日本酒の種類が豊富ですが、「せんべろ」を楽しむなら319円のコップ酒(燗・冷・常温)か、グラス焼酎(20度286円、25度297円)がおススメです。

INFORMATION

  • 店舗名:久村の酒場
  • 所在地:山形県酒田市寿町1-41
  • 電話番号:0234-24-0356
  • 営業時間:火~土 17:30~21:00
  • 定休日:日曜・月曜
  • グルメサイト

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炭火焼鳥かもめ

炭火焼鳥かもめ 公式Facebookより

酒田駅から1kmほどにある千日町の住宅街の中にポツンとたたずんでいる人気店で、10席ほどのカウンターと20人は入れる小上がりに個室もあります。

炭火焼鳥かもめ 公式Facebookより

焼き鳥と豚肉やもつ焼きなど30種以上あり1本110円からとリーズナブルで、串揚げも10種類以上が130円から選べて、そのほかの1品料理も豊富なメニューが500円以内です。

炭火焼鳥かもめ 公式Facebookより

とくに350円の煮込み料理は、塩味の牛すじ煮込みと豚なんこつ煮込みがおススメで、もつ煮込みは春が塩味で冬が味噌味と季節によって味付けが変わるのが面白いですね。

繁華街から離れているのに満席なことが多い人気店なので、訪問するなら事前に予約しておいた方が良いかもしれません。

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美食家たちかわ

美食家たちかわ 公式サイトより

酒田市内の日和山にある日枝神社の参道は、石畳が敷詰められた情緒あふれる風情の料亭街になっていますが、その街並みの中にあって一見、高級居酒屋なのではと思わせる雰囲気があります。

美食家たちかわ 公式サイトより

しかし、コース料理は3,000~5,000円と普通の居酒屋と同じ設定ながら、冷奴や揚げ出し豆腐が240円、手羽焼き(3本)が350円と、リーズナブルなおツマミも用意されています。

美食家たちかわ 公式サイトより

ドリンクの価格は、生ビールが530円でハイボールとサワー類は500円以下です。

日本酒は季節のものがいつも取り揃えられているのでメニューにないものがあり、お好みを伝えるとそれに合わせて選んでもらえます。

酒田の地酒「初孫」の辛口「玄の舟唄」が1合390円と、「せんべろ」呑みには嬉しい価格設定になっていて、十分に「せんべろ」で楽しめる居酒屋です。

INFORMATION

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立ち呑み処 まき

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鶴岡駅前から歩いて3分ほどの場所にあって、10人も入ればいっぱいの立ち吞みカウンターだけがある居酒屋では、サクッと「せんべろ」を楽しむことができます。

料金はドリンクもおツマミも全て先に払って引き換えるシステムで、お通しはありません。

ドリンクは生ビール400円で各種サワーが350円のほか、ワインや日本酒も400円前後です。

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人気のおツマミはポテトサラダ・鶏皮ポン酢・フライドポテトなどが250円、揚げたてのアジフライやハムカツにメンチカツが200円で、コロッケは150円という安さです。

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そのほか人気の「ユミコの餃子(3個で400円)」はオーナー夫人のお友達が作る餃子とのことで、モチモチっとした皮が美味しいと評判で、安くとも料理の味には定評があります。

なお、店内には5か条の「立ち呑みの心得」が貼られているので、それに従ってスマートな立ち呑みを楽しんでくださいね。

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まとめ

庄内では、酒田にご紹介したい「せんべろ酒場」が集中することになりましたが、鶴岡にも立ち呑みを楽しめるお店が誕生するなど、「せんべろ」呑みが流行る兆しが見えています。

また、酒田市内にはここでご紹介したほかにも「せんべろ」を楽しめる老舗の焼き鳥店や大衆酒場が多くあって、「せんべろ」のはしご酒を楽しむことができます。


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盛岡を愛し東北六県を愛し、歴史・グルメ・旅行・スポーツ・お酒・合唱大好きな元江戸っ子オヤジです。
東北の面白いもの、美味しいもの、良いところをご紹介します!

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