【宮城県】宮城の郷土料理”しそ巻き”その由来と美味しい食べ方を紹介
宮城県仙台の郷土料理しそ巻きは名物の仙台味噌に砂糖とくるみを混ぜたものを新鮮な青しそで巻き、油でサクッと揚げた名産品です。
一見シンプルですが味噌と青しそを揚げた味噌の香ばしい風味が食欲をそそります。ご飯のおかずにはもちろん酒の肴・お茶のお供などにピッタリです。
作り方も簡単なので味噌に加えるものをお好みにして自分なりのアレンジをお楽しみいただくのもよろしいのではないでしょうか。
伊達政宗公時代からある「しそ巻き」の由来
仙台味噌は伊達政宗公時代の味噌醸造所に習いその製造を現代に至るまで受け継ぎ醸造されてきた仙台を代表する特産品です。米と大豆で作られた辛口の赤みそで、とても風味が豊かなのが特徴です。
その味噌で作られたしそ巻きは、農林水産省によると「伊達政宗公が、鳴子温泉郷の湯治客に振る舞ったのが始まり」という説があり、農林水産省のホームページ内の「うちの郷土料理」にも宮城の郷土料理として紹介されています。
伊達政宗公の気さくな感じに味噌のような温かみを感じます。おかげで私たちは美味しいしそ巻きをいただけている訳ですね。
簡単に作れる美味しいしそ巻きの作り方
材料
- 仙台味噌:30g
- 砂糖:30g
- くるみ:お好みで
- 青しそ:20枚ぐらい
- 小麦粉:30g
- 油:少々
- 揚げ油:適量
調理方法
- 味噌と砂糖を油で炒めます。
- 小麦粉を入れさらに炒めます。
- 砕いたくるみを入れます。
- 炒めた味噌の粗熱を取ります。
- 青しそに味噌を乗せて巻きます。
- つまようじに刺して180度に熱した油で30秒ぐらい揚げて出来上がり。
基本の作り方をご紹介しましたが、くるみの代わりにゴマを入れたり、甘めにしたりなどお好みにアレンジして自分の家庭の味と定着させるのもよいかもしれませんね。
しそ巻きの美味しい食べ方
しそ巻きの食べ方として1番のおすすめは、なんといっても炊き立てのほかほかご飯に乗せて食べるのがしそ巻きの風味を存分に味わえる方法でしょう。
ほうじ茶を使ってお茶漬けにするのも〇。
お茶受けや酒の肴としてそのまま食べるのも、絶妙な塩加減と甘味噌の風味が絶品です。
豚肉にしそ巻きとチーズを一緒に巻いて洋風に焼くなども新しい風味で美味しくいただけます。
しそ巻きはただの味噌ではなく一品のおかずとして様々な調理におすすめなので、しそ巻きを使った料理のアレンジを楽しんでみてください。
油で揚げずに焼いた「しそ巻き」
「しそ巻きの作り方」で紹介した通り一般的なしそ巻きは串に刺して油で揚げます。
しかしこの「カチミばあちゃんの鉄板焼きしそ巻き」は今から50年以上前に宮城県の鳴子温泉に住んでいたカチミばあちゃんという方が考案した、油で揚げるのではなく、焼くしそ巻きです。
揚げたしそ巻きよりも油っぽくなく、焼かれたしその葉の「パリパリ」とした食感が絶品です。
油で揚げていないので100gあたりのカロリーが一般的な揚げたしそ巻きよりも100kcalほど少ないのも特徴です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
しそ巻きについてご紹介してきましたが、自分で作って食べるもよし、購入して様々なしそ巻きを味わってもよし、色々楽しめますよね。
ぜひ、宮城県仙台の一番美味しいしそ巻きを発見してください。