【宮城県丸森町】江戸後期から町を見守るお屋敷!斎理屋敷で時の流れを感じよう!

宮城県から福島県に入る県境の町、丸森町。
水とみどりと、人の営みが共存する、美しい町です。
そんな丸森町の最大の観光地と言ったら、蔵の郷土館 齋理屋敷。
江戸時代後期から昭和初期にかけて7代にわたって栄えた豪商、齋藤理助のお屋敷です。

今回は、そんな蔵の郷土館 齋理屋敷をご紹介します!

蔵の郷土館 齋理屋敷とは?その名前の由来も紹介!

蔵の郷土館 齋理屋敷とは、江戸後期から呉服・太物の商売で名を挙げてきた齋藤理助のお屋敷です。
呉服とは絹の着物、太物とは麻や綿の織物のこと。
江戸時代のアパレルメーカーと考えていいでしょう。

齋藤家は、呉服や太物だけでなく、味噌・醤油の醸造や縫製業など幅広く事業を展開し、昭和初期まで7代にわたって栄えました。
丸森町は、そんな齋藤家の屋敷や収蔵品の寄贈を受け、蔵の郷土館として解放したのが、この齋理屋敷です。
2018年現在、12の建造物が登録有形文化財として登録を受け、その歴史的価値の高さが実証されています。

そんな齋理屋敷ですが、どうして齋理屋敷と名付けられているのでしょうか。
それは齋藤家の当主が、代々齋藤理助を襲名していったことに起因しています。
齋理とはすなわち齋(藤)理(助)の略称。
略称で呼ばれるくらい、齋藤家は当時の人々から、親しまれていたのでしょうね。

齋理屋敷の見所は?

蔵の郷土館 齋理屋敷の見所と言えば、12の有形文化財を想像するかもしれません。
しかし、それ以外にも齋理屋敷にはチェックすべき点が数多く存在しています!
ここでは齋理屋敷の3つのみどころをご紹介します!

12の登録有形文化財

最初に紹介するのはもちろん、登録有形文化財の12の建造物です。
蔵の郷土館 齋理屋敷は、齋藤家が実際に使用していた建物をそのまま利用しているため、当時の暮らしを知るための貴重な資料としても非常に価値があります。
登録されている文化財は、「店蔵」「住の蔵」「業の蔵」「時の蔵」「嫁の蔵」「童の蔵」の6つの蔵と「石風呂」「避雷針用鉄塔」「外灯」「電線用石柱」「表門「裏門及び塀」の6つの建造物です。
中でも店倉は1848年に建てられたままの、屋敷内で最古の建築物。
現在は、1階が売店、2階が大正浪漫をイメージした喫茶店になっているので、休憩しながら、お土産を探しながら、じっくりと江戸時代後期の世界に想いを馳せてみてください。

レトロオシャレな新館で昭和の街並みをのぞき見!

蔵の郷土館 齋理屋敷のもうひとつの見所。
それは、新館です。
平成10年に建てられた、洋風の新館では、コンサートや体験コーナーなどイベント時にはさまざまな催し物が開催されます。
また、2階には、昭和時代の丸森町を再現したジオラマや当時の生活を再現した部屋の様子が展示されています。
旧館で江戸~大正までの暮らしを堪能した後は、新館でレトロオシャレな昭和の生活を感じてみては。

美しい庭園!齋理の庭

美しい庭

最後の見所は、新館の前に広がる庭園「齋理の庭」です。

約2000坪という広大な敷地を持つ齋理屋敷。
建物だけでなく、広く美しい庭もまた、人気の見所です。

丁寧に管理されたさまざまな植物が並ぶ、齋理の庭。
四季折々で表情を変える樹木や草花は、何度見ても飽きがきません。
お気に入りの景色を作って、毎年鑑賞に来てみるのも、楽しいですよ!

まとめ

この他にも蔵の郷土館 齋理屋敷は、毎年さまざまなイベントが開催されています。
春には端午の節句、夏には齋理幻夜、冬はお正月やひな祭りなど、大人もこどもも楽しめるイベントばかりなので、それに合わせて訪れて、参加してみるてはいかがでしょうか。

INFORMATION

名称蔵の郷土館 齋理屋敷
所在地〒981-2165 宮城県伊具郡丸森町町西25
電話番号0224-72-6636
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