![](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2025/01/IMG_1040.jpg?resize=1200%2C900&ssl=1)
【宮城県】唐突に聞きます。「ホンコン焼きそば」って美味しいですよね?全国共通ですよね?
私が幼少の頃から愛してやまないインスタント麺、「ホンコン焼きそば」。大人になり宮城県内のスーパーでも容易に購入することができることから、一人暮らしをしていた頃にはいつもストックが絶えないようにするほどでした。
だが、しかし、私は最近知ったのです。
愛してやまない「ホンコン焼きそば」は地域限定だってことを。
それを知ったときは驚愕でしたよ。だって地域とは全く関係ない地名の「ホンコン」って言ってるし、生産しているのは天下の「エスビー食品だよ?」って、すぐに周りにも確認しました。唐突に「ホンコン焼きそばて美味いよね?」とか。
でも返ってくる言葉は「え?何それ?」ばっかり。
という事で今回は地域限定、もはや郷土の味?と言っても過言ではないエスビー食品の「ホンコン焼きそば」に焦点をあて、皆様にご紹介しようと思います。この味を知れば皆さんはもう後戻りはできませんよ。
ホンコン焼きそばは地域限定?
![ホンコン焼きそば](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2025/01/IMG_1018.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
上でも書いている通り「ホンコン焼きそば」は地域限定の商品になります。宮城県以外にも、大分県の一部、および北海道でも販売がされていますが生産メーカーは宮城の会社でもなく、北海道でもなく、大分でもない。発売、販売元は誰もが知るスパイスの名門「エスビー食品」。しかも工場は栃木県佐野市にあるエスビー食品グループの「東京食品産業株式会社」に製造を委託しているとの事。けど栃木県での販売はない、正直、販売地域に統一性はなくバラバラです。
なぜ、地域限定なのでしょうか?
そもそも、「ホンコン焼きそば」は1962年に「エスビー食品」から全国販売されており、現在の60歳以上の方は地域関係なく「懐かしい」と感じる方も多いと思います。日清食品のチキンラーメンや、焼チキンと同様、「ホンコン焼きそば」は揚げ麺の表面にあらかじめソースの味がつけられており、全国的にもヒット商品となりましたが突然販売が中止されています。
しかし、一部地域から販売中止の反対の声や営業活動があり、今現在の宮城県、大分県の一部、北海道での販売が続けられることとなりました。
そうです。「ホンコン焼きそば」には熱狂的なファンが実在するのです。その理由は唯一無二の「味」ではないでしょうか?
ではここからは皆様に「ホンコン焼きそば」の素晴らしい「味・魅力」をご紹介しようと思います。
ホンコン焼きそばの味は?ホンコン味?ソース味?スパイス?
![ホンコン焼きそば](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2025/01/IMG_1022.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
「ホンコン焼きそば」は上でも書いている通り「揚げ麺の表面にあらかじめソースの味がつけられているインスタント麺」になります。別添としては「かやく(ごま・青のり)」があるくらいで他には何も付属されていません。
そうです。煮るだけ、焼くだけ、かけるだけです。
ここからは著者自身の感想になりますが、味は、、、何て言ったら良いんだろう、、私は幼少の頃から好き好んで食べていたため「ホンコン焼きそば」は「ホンコン」の味なのです。幼少の頃は食べながらいつも考えていました。日本では食べたことのないこの風味は「きっと海外特有(ホンコン)の味なんだ」と。スパイスが効いたような、よく分からない調味料のような、、でも癖になるこの味、白米とも合わないし具材を足すのは個人的には考えられない、そのまま麺のみを調理するのが一番うまい!みたいな。
う~ん、、、読んでいる人で食べたことない人には分かりませんよね?でも多分「ホンコン焼きそば」ファンは共感してくれるはずだと思います。
ただし、これだけで伝わるはずが無い、と思い、販売元のエスビー食品のサイトを確認してみました。するとそこには
レトロ感覚の昔ながらの味わいが楽しめる焼きそばです。味付け油揚めんですので料理に手間がかかりません。味はもちろんエスビーならではの味、ウスターソースに豚肉、煮干し削りぶし、昆布エキスを使用し、さらに香辛料をミックスさせ熟成させたものです。
ん?ウスターソース?豚肉?煮干し?昆布?
日本人として上の各調味料は毎日の様に食してきていますが正直「ホンコン焼きそば」からは感じたことがありません。きっとこれは引用内の「さらに香辛料をミックスさせ熟成させたもの」に秘密があるはずです。が、調理を得意としない私には香辛料の秘密にはたどり着けません。誰かあの味の秘密が分かったら教えてください。再現できないあの味はエスビーからの挑戦とも思えるくらいです。
熱い思いはここまでにし、実際に調理行程をご紹介しようと思います。
ホンコン焼きそばを調理!実食!
![ホンコン焼きそば](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2025/01/IMG_1025.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
ホンコン焼きそばを調理する際に必要なのは「水」のみです。他は火元とフライパンです。
一番大切なのは「火元から離れない」くらいです。
ちなみに著者が愛してやまない調理法「そのまま!」の調理しかしません。アレンジはご紹介できませんので悪しからず。
![ホンコン焼きそば](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2025/01/IMG_1026.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
まずは火にかけたフライパンで200mlの水を沸騰させます。
![ホンコン焼きそば](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2025/01/IMG_1029.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
フライパンの水が沸騰したら麺を入れます。
![ホンコン焼きそば](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2025/01/IMG_1031.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
麺を箸で返しながら水気がなくなるまでよくほどきます。水気がなくなってくると「チリチリ」と音が鳴りますのでそれまで焦がさないよう十分気を付けましょう。
![ホンコン焼きそば](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2025/01/IMG_1038.jpg?resize=794%2C600&ssl=1)
お皿に盛り、完成です。
調理時間は5分しないくらいでしょうか?これで唯一無二の「ホンコン焼きそば」の完成です。ソース焼きそばとは全く違うスパイスの良い香りが部屋を充満します。最高です。
他のメーカーさんのインスタント焼きそばはきっと具材を入れた方がさぞ美味しいでしょう。しかし、何度も言いますが私は具材を入れないこのシンプルな「ホンコン焼きそば」が一番美味い、と思っています。
調理に慣れた方で私以上に「ホンコン焼きそば」を愛してやまない方の中には、特別な調理法を編み出している方もいらっしゃるかと思います。その際は是非教えてください。すぐにチャレンジします。
「ホンコン焼きそば」以外にも、生産も具材も地元産ではないのに何故か地域で愛される味、というのはきっと沢山あることと思います。今後もその様な商品や食品を探しては皆様に紹介していこうかと思います。
そして、最大の謎でもある「ホンコン焼きそば」のネーミング、これは
「香港には広東料理があり、焼きそばもおいしい、という連想から」らしいです。うん、謎だ。