【宮城県】仙台城(青葉城)大手門の入り口近くにあるのは「フリーメイソン」の石碑?という仙台のミステリー

宮城県仙台市に伊達政宗が居城していた「仙台城(青葉城)」がありますが、その大手門の入り口近くに「フリーメイソン」らしき石碑があり、ちょっとした都市伝説として一部界隈で語り継がれています。

16世紀後半から17世紀初頭に発足した秘密結社の「フリーメイソン」の刻印がある石碑がなぜ仙台城(青葉城)にあるのか?今回はその謎に迫ります。


謎を呼ぶ「フリーメイソン」のシンボルマークがなぜ仙台城跡(青葉城址)に?

そもそも「フリーメイソン」という秘密結社は、友愛団体と言われ、16世紀後半から17世紀初頭に理由も謎のままイギリス連邦で発足していて、そこから多様な会員が世界に600万人にいると言われています。

仙台城址

その謎の秘密結社「フリーメイソン」のシンボルマークの刻印が、なぜか仙台城跡(青葉城址)にあるのが気になります。


謎を呼ぶ「フリーメイソン」のシンボルマークは上向き三角形の直角定規とコンパス!

仙台城跡(青葉城址)の大手門近くの石碑にあるのは、上向き三角形の直角定規とコンパスのマークです。ちょっと不思議なパワーを感じるようなマークが刻まれています。これが秘密結社「フリーメイソン」のシンボルマークと言われていて、なぜここに刻まれているのかは謎です。

仙台城にあるフリーメイソンの石碑

上向三角形の直角定規は「道徳」を、コンパスは「真理」を象徴としていると言われていて、定規とコンパスの真ん中には、大きくGと書かれています。神(GOD)、幾何学(geometry)、栄光(Glory)、寛容(Grandeur)、黄金(Gold)、グノーシス(Gnosis)の意味もGのマークに込められていると言われています。

「フリーメイソン」の発足や具体的な活動内容などは非公開で、謎に包まれている部分がありますが、一般的には友愛団体であるとされています。

「全人類の兄弟愛という理想の実現」「文明というものがもつ真正で最高の理想実現」を目指した団体で、長い歴史を持つロータリークラブ、ライオンズクラブなどの創立者も「フリーメイソン」のメンバーでした。つまり、「フリーメイソン」からいろいろな団体が派生していったとも歴史的に考えられています。


「フリーメイソン」の入会資格は何らかの信仰を持っていること

そんな気になる「フリーメイソン」ですが、入会資格はというと、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教と宗教は問わず入会できますが、無神論者は入会できません。

世界に600万人いる会員のうち、15万人は「スコットランド・グランドロッジ」ならびに「アイルランド・グランドロッジ」の管区下にあり、25万人は「英連邦グランドロッジ」の管区下です。また、200万人は「米国のグランドロッジ」に所属し、「日本グランドロッジ」傘下の会員数は約1,500人で日本人は約250人と言われています。


なぜ仙台城跡にあるのか?仙台城跡(青葉城址)の歴史に謎があり!?

なぜそんな「フリーメイソン」の石碑が仙台城跡(青葉城址)にあるのかですが、歴史を遡る事によって実はその謎が解けます。

仙台城(青葉城)には戦後に進駐軍がいた歴史があり、その当時、米軍の「フリーメイソン」の「仙台ロッジ」があったことで「フリーメイソン仙台ロッジの礎石」であるという説が濃厚です。

現在は、サンフランシスコ講和条約後、仙台城跡(青葉城址)は本丸跡と二の丸跡が東北大学の敷地になっていて、本丸跡には護国神社が再建されています。

「フリーメイソン」の謎の石碑は、そうした米軍がいた戦後の時代を彷彿とさせるものと言えるのはないでしょうか。

初代仙台藩主である伊達政宗公がフリーメイソンのメンバーだった」という説もあるようですが、その可能性は低いようです。

200万人の「フリーメイソン」の会員は米国のグランドロッジに所属していると言われていますので、米軍が駐在していた時に米軍の「仙台ロッジ」があったのでしょう。

こんな所から改めて仙台城跡(青葉城址)の歴史が紐解けるというのも不思議ですね。


INFORMATION

  • 名  称:フリーメイソン石
  • 住  所:〒980-0856 宮城県仙台市青葉区青葉山

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