【岩手県】三陸海岸南部の和風味ソフトクリームたち！道の駅で食べるソフトクリームは何故に美味い？

三陸海岸の宮古市から南は風光明媚なリアス式海岸で、沖合は昔から好漁場とされ、その海の幸は道の駅でも味わって購入できるので、地元の人もたくさん訪れています。

この地域の道の駅は東日本大震災津波で壊滅したり、あるいは復興のために移転したりしましたが、いずれの駅も集客への努力を惜しまず地域活性化に貢献しています。

現地には魅力の一つとして「ご当地ソフトクリーム」がありますが、この地域では昔からある食材や郷土食が使われるなどしていて、和風のテイストが人気です。

なお、記事に記載されている価格は、2025年5月末現在のものです。

道の駅ソフトクリームシリーズ

• 岩手県盛岡市近郊編

• 岩手県北部編

• 岩手県三陸沿岸北部編

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【道の駅 やまだ】 甘じょっぱいの？おいすたの醤油をかけて食べるソフトクリーム！（下閉伊郡山田町：国道45号）

2023年7月23日に移転オープンした新しい道の駅で、以前の施設は後でご紹介する「道の駅 ふなこし」となってリニューアルオープンしました。

産直売店「オイストア」は以前の道の駅と比べて約4倍の広さとなり、三陸沿岸の名産品や特産品にお土産にテイクアウト・グルメがたくさん並べられています。

ちなみに「おいすた」という愛称は、山田町名産の牡蠣「オイスター」から付けられていて、「おいでよ」という意味も込められているそうです。

山田の醤油ソフトクリーム：400円

一見ふつうの何ということのないソフトクリームのようですが、よく見ると「山田の醤油」入りのスポイトがクリームに刺さっています。

そのスポイトを絞り醤油をミルキーなソフトクリームにかけて食べると、醤油の旨味とクリームのコクがよく合って、日本人が大好きな甘じょっぱい味が口いっぱいに広がります。

また、もう一つのオリジナルソフト「アマゾンカカオソフトクリーム」も、濃厚なチョコレートの風味があって人気です。

「アマゾンの料理人」太田哲雄氏とのコラボで誕生したソフトで、ペルーのアマゾンカカオの芳醇な味わいが活かされています。

レストランの海鮮料理と大きな海老天入りの海老天むすび

時間に余裕があるならば、レストラン「うみっぷく」で握り寿司や海鮮丼に牡蠣たっぷりの牡蠣ラーメンなど、多彩な海鮮料理を味わうことをおすすめします。

テイクアウトは産直売店「オイストア」のお弁当やおにぎりがおすすめで、とくに大きな海老天入りの「海老天むす」は味、ボリュームともに満点です。

道の駅 やまだ おいすた ＜Information＞

• 施設名称：道の駅 やまだ おいすた
• 所在地：岩手県下閉伊郡山田町山田第2地割111番地2
• 電話番号：0193-65-6631
• 営業時間：レストランうみっぷく 11:00～17:30（L.O.16:30）
• 営業時間：産直売店オイストア 9:00～18:00（テイクアウトは16:30まで）
• 定休日：1月1日
• URL：道の駅 やまだ おいすた 公式サイト

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【道の駅 ふなこし】 食事？スイーツ？まさかの出会い！いぐべすで味わう郷土料理「あずきばっとう」のソフトクリーム！

「いぐべす」とはこの地域の方言で「行きましょう」という意味です。

ここは先代の「道の駅 やまだ」だった施設で、震災時には山田町の復興における後方支援補給基地的な役割を果たしていました。

道の駅 やまだが移転してからは「ふれあいパーク山田」と呼ばれていましたが、船越半島観光の玄関口にあたることから「道の駅 ふなこし いぐべす」として再び道の駅として復活しました。

あずきばっとうソフトクリーム：450円

ソフトクリームの下に、深い甘さの黒蜜と香ばしいきな粉、そして甘く煮られた「小豆ばっとう」が入っていて、これらを混ぜることでさまざまな味を楽しめます。

「ばっとう」とは短いうどんのようなもので、甲斐名物の「ほうとう」が郷土料理となってなまったものとされ、南部家と甲斐との所縁が感じられます。

ソフトクリームに黒蜜の甘さがよく合い、そこに香ばしい来な粉が絡み、さらにカップの底にある小豆の甘さと「ばっとう」の軽い塩加減が味変となり、いくら食べても飽きの来ない逸品です。

なお、ソフトクリームを提供している食堂は16：30までなので、ご注意ください。

かぼちゃドーナツ：120円（1本）

食堂の「かぼちゃドーナツ」は、口の中でかぼちゃの自然の甘味が美味しく広がり、片手でつまめるのでドライブ中のオヤツにおすすめです。

また、売店ではソフトの中に入っている「小豆ばっとう」や「まめすっとぎ」（青豆と米粉の練り菓子）など、素朴な味わいの郷土スイーツが売られています。

道の駅 ふなこし いぐべす ＜Information＞

• 施設名称：道の駅 ふなこし いぐべす
• 所在地：岩手県下閉伊郡山田町船越第6地割141
• 電話番号：0193-89-7025
• 営業時間：食堂 10:00～16:30（11月から3月は16:00まで、L.O.30分前）
• 営業時間：売店 9:00～18:00
• 定休日：記載なし
• URL：道の駅 ふなこし いぐべす 公式サイト

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【道の駅 釜石仙人峠】その愛称は確か！キャラメル風味の釜石醤油ソフトクリーム！（釜石市甲子町：国道283号）

遠野から釜石市内に入る西の玄関口、釜石自動車道の釜石仙人峠ICの近くにあって、「アユ躍る清流と甲子（かっし）柿の里」という愛称で親しまれています。

釜石の街中からは離れていますが、釜石自動車道に入る直前のSAやPA的な存在として、あるいは仙人峠観光の拠点としていつもたくさんの人が訪れています。

釜石藤勇醤油ソフトクリーム：400円

釜石で市民から愛され続けてきた、藤勇醸造の醤油が隠し味として練り込まれていて、キャラメルのような香ばしさが感じられるソフトクリームです。

醤油の風味を感じながらもそれに負けないクリーム感があり、醤油の旨味が後味に残って、甘さとしょっぱさのバランスが絶妙で食べ飽きません。

また、もう一つのオリジナルソフトとして甲子柿ソフトクリームが販売されました。なお、ソフトクリームとラーメンは食堂で9:30から販売されます（16:00まで）。

釜石名物といえば、なんてったって釜石ラーメン！

道の駅の食堂にはやや狭いながらもイートインスペースがあって、そこで岩手県を代表するご当地ラーメンの一つ、釜石ラーメンをゆっくり味わえます。

釜石ラーメンは鉄の街で愛され育まれてきたラーメンで、コシのある極細の縮れ麺と、透き通った琥珀色のあっさり醤油味スープが特徴です。

道の駅 釜石仙人峠 ＜Information＞

• 施設名称：道の駅 釜石仙人峠
• 所在地：〒026-0055 岩手県釜石市甲子町第7地割155-4
• 電話番号：0193-27-8530
• 営業時間：売店 9:00～18:00
• 営業時間：食堂 9:00～16:00
• 定休日：12月31日～1月1日
• URL：道の駅 釜石仙人峠 公式Facebook
• URL：道の駅 公式サイト（道の駅 釜石仙人峠 紹介ページ）

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【道の駅 さんりく】聞いた事が無い！地元の柿が使われた日本初の柿ソフトクリーム！（大船渡市三陸町：国道45号）

大船渡市と合併する前に旧三陸町だったこの地域特産の新鮮な魚介類や海産加工品と農産加工品に、三陸周辺の銘菓などがたくさん並べられています。

また、店内には活魚や活アワビなどが入れられた水槽がたくさん置かれていて、とくに海鮮物の販売に注力している道の駅です。

なお、敷地内に釣り餌の青イソメ自動販売機があり、お土産と間違えて買ってしまう観光客がいるのではないかと心配になります。

柿ソフトクリーム：400円

ご当地特産の、種がない「こえだ柿」の甘さと風味がとても美味しく、自然な甘さで後味がすっきりしていて柿が苦手な人でも美味しく食べられるかもしれません。

舌触りにクリームに練り込まれている柿の実の繊維質が感じられて、後味として柿の風味が口の中に心地よく残ります。

お土産におすすめ！三陸町の新鮮な海の幸

アワビ・ウニ・ホタテ・ホヤなど活き活きとして旬の魚介類が大型水槽で用意されているほか、イクラや生産量日本一のワカメなどの海産加工品の品揃えも豊富です。

活きた状態で急速冷凍されたアワビなどもあり、遠方から訪れた人はそれらを発送することで、帰宅後に美味しい海鮮を楽しめます。

また、食事処ではホタテや海藻料理を中心としたメニューが用意されています。

道の駅 さんりく ＜Information＞

• 施設名称：道の駅 さんりく
• 所在地：岩手県大船渡市三陸町越喜来井戸洞95-27
• 電話番号：0192-44-3241
• 営業時間：ファストフード「漁火」 9:00～18:00
• 営業時間：食事処「浜どこ」 11:00～16:00
• 営業時間：売店 9:00～17:00
• 定休日：なし
• URL：道の駅 さんりく 公式サイト（三陸ふるさと振興株式会社 公式サイト）

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【道の駅 髙田松原】岩手初のすなば珈琲が提供する珈琲ソフトクリーム！（陸前高田市気仙町：国道45号）

東日本大震災津波で壊滅した「タピック45」の跡地に新設され、奇跡の一本松などの震災遺構が残る、祈りと鎮魂と復興の象徴とされる道の駅です。

ここに鳥取県外ではここだけという「すなば珈琲 髙田松原店」がありますが、これは震災後の支援などのご縁で実現したもので、鳥取県で愛されている美味しいコーヒーやスイーツを味わえます。

珈琲（コーヒー）ソフトクリーム：530円

甘さ控えめなクリームに心地よい苦味の珈琲が練り込まれ、口溶けの後にしっかり珈琲の風味が残る、ちょっとビターな大人の味のソフトクリームです。

カップかコーンを選べますが、珈琲ソフトクリームに付けられるカカオ風味のコーンが香ばしく、香り高い珈琲の風味とよく合うのでコーンをおすすめします。

また、仕上げに振りかけられているカカオフレーバー粉末が、良いアクセントになっています。

ご馳走がたくさんのフードコートでイチ推しは「塩うにおにぎり」

フードコート内には麺類がメインの「まつばら食堂」と海鮮丼がメインの「たかたのごはん」の2店舗があって、豊富なメニューが用意されています。

そしてそれらメニューの中では、まつばら食堂で販売している数量限定販売の「塩うにおにぎり」（350円）が超おすすめです！

大きくて食べ応え十分なうえに中にたっぷり入っている塩ウニが濃厚で、噛みしめるとウニの香りが口中に広がって、得も言われぬ美味しさです。

道の駅 高田松原 ＜Information＞

• 施設名称：道の駅 高田松原
• 所在地：岩手県陸前高田市気仙町土手影180 高田松原津波復興祈念公園内
• 電話番号：019-22-28411
• 営業時間：物産んコーナー 9:00～18:00（冬期営業時間 9:00〜17:00）
• 営業時間：すなば珈琲 髙田松原店 10：00～17：00（L.O.16：45）
• 営業時間：松原食堂 10：00～16:00（L.O.15：30）
• 営業時間：たかたのごはん 11：00～16：00（L.O.15：30）
• 定休日：なし
• URL：道の駅髙田松原公式サイト

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まとめ

岩手県沿岸の道の駅の多くは、震災復興でできた無料の各自動車道のIC近くに設置されていて、自動車道のSAやPAの役割を果たしています。

これらの自動車道をドライブする際に立ち寄って、それぞれ趣向が凝らされたご当地ソフトクリームやご当地グルメを味わってみてはいかがでしょうか。

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