【宮城県】芸術の秋到来!宮城県内のおススメ美術館・博物館7選をご紹介!
目次
夏の暑さも和らぎ、いよいよこの季節がきました「秋」、東北の秋は短いと言えど存分に楽しみたい!本来なら食や紅葉や登山などをおススメするところですが、今回は天候にも左右されずふらっとドライブがてら立ち寄れる宮城県内のおススメ美術館・博物館を個人的な主観でご紹介します。
【多賀城市】東北歴史博物館
多賀城市にある東北歴史博物館は宮城県の中枢的博物館になります。1974年に開設しており、老朽化に伴い、1999年に現在の地に移転・改設となりました。東北・宮城の歴史に学び、優れた地域文化を伝承しながら、21世紀における文化創造を支援する拠点となっています。
施設内には総合展示室、テーマ展示室、映像展示室、特別展示室、があり、総合展示室では旧石器時代から近現代までの東北地方全体の歴史を、時代別の9つのコーナーに分けて展示しています。
他にも本館3階にはこども歴史館、図書情報室、などがあります。また本館に隣接した土地には石巻市北上町橋浦から移設された宮城県指定有形文化財の今野家住宅もあります。
最近では2024年4月9日から約2か月間特別展示室にて開催された「世界遺産 大シルクロード展」が大きな話題を呼びました。
Information
- 所在地 : 〒985-0862 宮城県多賀城市高崎1丁目22−1
- 開館時間 : 午前9時30分から午後5時まで (※観覧券の発行は午後4時30分まで)
- 休館日 : 毎週月曜日 (祝・休日の場合はその翌平日)、年末年始 (12月29日から1月4日まで)
- 観覧料金・常設展示 : 個人一般/460円 小・中学生・高校生/無料 ※特別展は別料金です。
- 問い合わせ先 : 東北歴史博物館 管理部情報サービス班
- 電話番号 : 022-368-0106
- メール : thm-service@pref.miyagi.lg.jp
- 建物設計 : 株式会社空間設計
- URL : https://www.thm.pref.miyagi.jp/
- 電話番号 : 022-368-0106
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【仙台市】仙台市博物館
仙台市の中枢的歴史系博物館であり、場所は仙台城三ノ丸跡にあります。
1951年、仙台伊達家から寄贈された文化財の保管・展示・研究のために1961年に開館、ユネスコ記憶遺産に登録された「支倉常長像」などを含む国宝「慶長遣欧使節関係資料」や、重要文化財の伊達政宗所用具足・陣羽織、豊臣秀吉所用具足など、仙台藩に関わる歴史・文化・美術工芸資料など約10万点を収蔵しています。
施設内には常設展示、特集展示室、テーマ展示室、コレクション展示室、企画展示室があります。
過去には2021年に「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」が開催されるなどさまざまな企画展、特別展が開催されています。
建物は長寿命化改修工事のため2021年10月から休館していましたが2024年4月にリニューアルオープンとなりました。
Information
- 所在地 : 〒980-0862 宮城県仙台市青葉区川内26
- 開館時間 : 9時00分から16時45分(入館は16時15分まで)
- 休館日 : 月曜日(祝日・振替休日の場合は開館)
- 観覧料
- 常設展 : 一般・大学生/460円 高校生/230円 小・中学生/110円
- 特別展 : 常設展観覧料とは別になります。都度下記ホームページよりご確認ください。
- 電話番号 : 022-225-3074
- 建物設計 : 佐藤総合計画
- URL : https://www.city.sendai.jp/museum/
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【塩竈市】菅野美術館
菅野美術館は宮城県塩竈市にある、彫刻作品を展示する私立美術館です。
宮城県で病院を営む医療法人菅野愛生会の開設者である菅野喜與氏が、自身の西洋の近代彫刻を中心としたコレクションをベースに、地域における芸術の拠点となるべく設立した私立美術館で、2006年3月に開館しています。オーギュスト・ロダンやヘンリー・ムーア、ペリクレ・ファッツィーニ等の彫刻作品のコレクションが8点収蔵されており、建物の意匠設計は宮城県に拠点を置く建築家の阿部仁史氏、構造設計は新谷眞人氏がそれぞれ担当しており、建物自体が彫刻のような作品性を持つように設計されています。
建物は2009年の日本建築学会作品選奨にも選ばれています。
Information
- 所在地 : 〒985-0042 宮城県塩竈市玉川3丁目4−15
- 開館時間 : 10:00~17:00 (16:30まで入館受付)
- 休館日 : 月曜・火曜 (ただし祝日の場合は開館し、翌日休館)
- 観覧料 : ※年数回の企画展と、所蔵品による常設展を交互に開催しています。
- 常設展期間:大人/300円 大学・高校生/200円 中学生以下/無料
- 企画展期間:大人/500円 大学・高校生/300円 中学生以下/無料
- 電話番号 : 022-361-1222
- 建物設計 : 阿部仁史(建築家)
- URL : http://www.kanno-museum.jp/index.html
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【大崎市】感覚ミュージアム
感覚ミュージアムは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚といった五感をテーマとする、日本で初めてのミュージアムになります。2000年8月4日に開館し、感覚体験を通して感性を磨き、想像力を高めることで、物質文明に生きる私たちが失いがちな「ゆとり」や「心の豊かさ」を取り戻すことを目的としています。
館内はダイアローグゾーン(身体感覚空間)とモノローグゾーン(瞑想空間)の二つのゾーンからなり、見る、聞く、触れる、嗅ぐといった体験により、感覚を意識することのできる展示があります。
- ダイアローグゾーン(身体感覚空間)
- 身体感覚をテーマに、展示を通して制作者と体験者の仮想的な対話(ダイアローグ)を体験していただく空間です。
- モノローグゾーン(瞑想空間)
- 神感覚をテーマに展示や演出空間が体験者の想像力を触発し、日常の感覚を徐々に忘れさせ、瞑想の世界へと誘う空間です。
Information
- 所在地 : 〒989-6434 宮城県大崎市岩出山下川原町100
- 開館時間 : 9:30~17:00(最終入館16:30)
- 休館日 : 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
- 観覧料 : 大人/800円 高校生/400円 中学生/350円 小学生/300円
- お問合せ : 0229-72-5588
- 設計:六角鬼丈計画工房
- 竣工:前田建設工業東北支店
- URL : https://www.kankaku.org/
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【登米市】Satoru Sato Art Museum
Satoru Sato Art Museum(サトル・サトウ・アート・ミュージアム)は、登米市中田町上沼の旧桜場小学校校舎を改装利用した登米市中田生涯学習センター3階に2007年7月28日にオープンした美術館で、登米市出身の造形作家・サトル・サトウ氏と、彼がパリ滞在で出会った仲間達により寄贈された「幾何学構成絵画」のコレクションを展示している美術館です。
また、サトル・サトウ氏の作品は屋内に展示されるアートのほか彫刻やランドスケープデザインなど、屋外に展開する環境造形アート作品が世界各地に数多くあり、出身地である登米市内には14点もの環境造形アート作品があります。
Information
- 所在地 : 〒987-0602 宮城県登米市中田町上沼字舘43 登米市中田生涯学習センター3F
- 開館時間 : 午前9時~午後5時(入館は午後4時まで)
- 休館日 : 毎週月曜日(休日の場合は開館)年末年始(12/28~1/4)
- 観覧料 : 無料
- お問合せ : 0220-34-8081
- URL : https://www.city.tome.miyagi.jp/satorusatoartmuseum/index.html
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【仙台市】島川美術館
島川美術館は株式会社ジャパンヘルスサミット代表取締役社長・島川隆哉氏が蒐集してきたコレクションをもとに当初は「エール蔵王 島川記念館」として宮城県刈田郡蔵王町に開館していましたが、2019年3月に「島川美術館」として仙台市青葉区本町に移転開館した美術館です。
ビル内、2階から5階までが展示品のフロアとなり、1階受付で入館料を支払したあとはエレベーターで5階まで上がり、1階まで階段で順におりながら各フロアを観覧します。
島川美術館の特徴としては何と言ってもその膨大なコレクション数と美術史を彩った有名な画家たちの作品を一挙に見れるところです。美術史、とは言いましたが現代美術の作品も多数あり、様々な年代の方たちも楽しめるようになっています。
主要な作品としては横山大観・速水御船・東山魁夷・加山又造・平山郁夫・森本草介等を中心に揃えられ、他に樂茶碗・陶磁器・西洋ガラス等数多くの作品を収蔵しています。
Information
- 所在地 : 〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2丁目14-24
- 開館時間 : 午前11時~午後3時(入館は午後2時30分まで)
- 休館日 : 金・土・日・祝日 年末年始(12月29日~1月3日)
- 入館料 : 一般/1,000円 高校生/500円 小・中学生/300円
- お問合せ : 022-214-7080
- URL : https://shimakawa-museum.jp/
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【大崎市】中鉢美術館
中鉢美術館は宮城県大崎市にある私立美術館です。 世界の目線から、日本の美術工芸品の中で最高の評価をされている日本刀。 その源流が東北に在った事を示す歴史とその作品と、諸国にどのように関わったかをテーマにした日本刀専門の美術館になります。
奥州では多くの鍛冶集団が活躍しており、舞草・月山・玉造系からなる鍛冶集団がいたとされています。
展示作品には現在の岩手県一関市舞草地区の観音山中腹に位置する「儛草神社」の周辺にて制作されていた「舞草系(もくさけい)」、宮城県北部を中心に、律令政権下に早く従属させられた集団が制作していた「玉造系」、そして出羽三山を中心とした集団が制作していた「月山系」の展示がされており、他にも、蕨手刀・直刀・アイヌ刀・大陸の古剣・勘合貿易で輸出された刀・外人刀匠との合作刀及び郷土刀などを常時50振り以上展示がされています。
Information
- 所在地 : 〒989-6433 宮城県大崎市岩出山上川原町7-6
- 開館時間 : 10:00~16:00
- 休館日 : 12/29~1/3
- 入館料 : 大人/500円 大学生・高校生/300円 小・中学生/100円
- お問合せ : 0229-29-9833
- URL : https://chubachimuseum.client.jp/index.html
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まとめ
宮城県内には他にも大小様々な美術館・博物館があります。個人的主観での選別ですのであそこが入ってない!など皆様各々おススメの施設もあるかと思います。
今回は芸術の秋到来!てことで県内各地となりましたがせっかくなのでドライブがてら立ち寄ってみる事おススメします。
ドライブ中に様々な施設と出会うこともあるかも知れませんね。
尚、宮城県美術館も紹介したいところでしたが現在、長寿命化改修工事のため休館中となります。令和5年6月19日からリニューアル工事が始まり、令和7年度中にはオープン予定とのこと。
1981年から40年以上が経過し初の大規模工事、来年のオープンを楽しみに待ちたいと思います。