郷土料理

【山形県】置賜地方の夏の漬物代表格。人気の丸ナスとは?

山形県の南西に位置する置賜地方では、若もぎした丸ナスを独得な漬け方で食するのが、夏の定番になっています。

最近では漬け方も工夫されて簡単にできるようになりました。

丸ナスの魅力と「うんまい!」(美味しいの方言)ナス漬けのレシピをご紹介していきます。

丸ナスってどんな茄子?

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ナスは品種改良も多くされていて200種近くもあるというのですから驚きです。

スーパーマーケットなどで一般的に見かける茄子は中長ナスで袋に数本入って売られていることが多いです。

また、コロンとした形で大きく1個売りされている米ナスもありますね。

数あるナスの中でも今回ご紹介する丸ナスは、ひと口で食べられる小ナスとして評判が良い薄皮丸ナスです。

置賜地方で好まれている丸ナスの誕生秘話?

遠い昔上杉藩主上杉景勝の時代、武士に在来種であった窪田ナスを作らせ、その後上杉鷹山が普及させたといわれています。

さらに窪田ナスと仙台長ナスとを交配し作ったものを「梵天丸ナス」の名の漬物として登録商標もされています。

ちなみに「梵天丸」は仙台藩主『伊達政宗』が米沢に住んでいた幼少時代の名前で、そこから米沢在来種と仙台長ナスの交配種に伊達政宗にあやかり命名したとのことです。

その名の通り、皮が薄くて歯切れのよい口当たりで漬物として食べた時に感じるみずみずしさは、夏の漬物に無くてはならない一品として愛されています。

実際ナス漬って美味しいの?

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「薄皮丸ナス」その名の通り、皮が薄くて歯切れのよい口当たりで漬物として食べた時に感じるみずみずしさは最高です。

夏の食卓には必ずある、と言われるほど県民に愛されています。

ナスは体を冷やすといわれていて、うだるような暑さに火照った体の熱を内側から冷やしてくれる効果が期待できるので夏の食材としてもってこいですね。

地元ではお茶のお供として常備している家庭もあるほど人気があります。

工夫してオリジナルの味付けで漬けるなど、各家庭の味としてこのまれ自慢の一品になっているようです。

薄皮丸ナスの漬け方レシピ

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【用意するもの】

  • 薄皮丸ナスまたは若もぎ丸ナス
  • 砂糖
  • ミョウバン

【漬け方】

  1. ナスの下処理をしておく。
    良く洗いヘタの部分に十字に切れめをいれる。大きめのナスの場合はヘタを切り落とします。
  2. 漬け汁を作る
    鍋に水(目安1,800ml)塩150g、砂糖300g、ミョウバン(きれいな色を保つため)大さじ1を
    沸騰させ冷まして置く。
    *ミョウバンの抵抗があるときは入れなくてもOKです。ナスのアクで色は悪くなりますが味には問題ないです。
  3. 用意しておいた漬け容器にナス(あればタカノツメ、大葉)を入れ、すべてが完全に浸るまで用意しておいた漬け汁を注ぎ入れます。

漬物に重しは?と気づかれた方もいると思います。
ここが独得な漬け方の秘密なのです。

実は、簡単にナス漬が家庭でできる秘密は、ビン、空き瓶で漬ける(上の画像)方法です。

上に書かれている容器とは、空き瓶のことなのです。
空き瓶の入れ口近くのくびれを利用して、ナスを押し込めるようにギュウギュウに詰めるのです。

もうこれでもかってくらいに、上から入れながら押し詰めて最後に隙間にタカノツメを入れ、最後に蓋をするように大葉をかぶせます。

しっかりふたを閉めて冷蔵庫で一昼夜以上10時間~15時間ほど漬けると食べごろになります。

我が家ではコーヒーの空き瓶などを再利用してナス漬用にストックしてあります。

その他の美味しい漬け方

小ナスの辛子漬けも有名ですよね。薄皮丸ナスも同じように辛子漬けします。
辛子漬けは酒のつまみとしても受けが良いようです。

置賜地方では、丸ナスが沢山手に入ったら塩を多く使い塩蔵にし、冬場など野菜が少なくなる時期に塩出しして別に作った漬け汁で漬け直ししていただきます。

浅漬けの仕方もビール付けなどもあり、色よくつかると評判もよく、ビールも飲み残しやノンアルコールを利用して漬けるので吞兵衛さんでなくても大丈夫だそうですよ。

まとめ

山形県の中でも南西に位置する置賜地方では小ぶりのナス。薄皮丸ナスの浅漬けを各家庭でも漬けるなどして大変人気の一品となっています。

夏場など小鉢に氷を入れその上に丸ナス漬を乗せて食卓に出すと目にも涼やかで箸も進んでしまいます。

また、ご近所同士でのお茶のみでもナス漬は欠かせない一品になっています。
各家庭で味付け、漬け方も様々なのでお互いに工夫の仕方を教えあったりして、ナス漬ひとつで会話も盛り上がったりしているようです。

薄皮丸ナス、夏のお漬物として食べたくなってきましたでしょ?

お取り寄せもあるようですのでぜひリサーチして食べてみてくださいね。

 

ikoke

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東京都出身ですが、山形県に居住して30年の時が過ぎました。今では方言も板につき地元民になりきっています。
近県の宮城、福島両県へはネタ収集と称して月2~3日ぐらい出没中。
猫と地酒と肴を愛してやまない中年層に属しています。(アイコンは愛猫です)

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