【山形県最上郡】3月までコタツで楽しめる「最上川舟下り」船頭さんの唄う『よーいさのまかしょ~』を聞きに行きましょ!
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松尾芭蕉の詠んだ句で有名な『五月雨を集めて早し最上川』の最上川の舟下りに3月末までコタツ舟が運行されています。
川風は冷たいですが、春を目の前にして残る雪景色を眺めながら進む船の中は、コタツでぬくぬく!さらに船内でランチも楽しめるようです。
最上川舟下りには、義経伝説も関係しているとか……。
今回は日本三大急流の一つ、山形県を流れる『最上川』の船下りについてご紹介していきます。
船頭さんの唄う『よーいさのまかしょ~』って?
最上川舟唄は、西村山郡大江町左沢(あてらざわ)発祥の民謡と伝えられています。
『ヨーエ サノ マッガショ エンヤ コラマーガセ エエヤ エーエヤ エーエ
エーエヤ エード ヨーエ サノ マッガショ エンヤコラマーガセー
酒田さ行ぐさげ達者でろちゃ ヨイトコラサノセー 流行風邪などひかねよに』
船を漕ぐときの掛け声として、船頭さんが残していく女性(妻、恋人)へ思いをはせながら歌ったといわれています。
しばらく帰れないけれども「流行風邪などひかねよに」など思いやりの詰まった歌詞に聞いているこちらもほっこりした気分になりますよね。
最上川船下りと義経伝説
源義経は1187年に鼠ヶ関(鶴岡市)から山形に入り、途中から船に乗り最上川を遡上して奥州平泉を目指したとの伝えが残っています。
そのため現在でも船下りのコース中に義経ゆかりの地が多く残っています。船下り中に船頭さんが説明してくれるうちの一部をご紹介しますね。
馬爪岩 | 義経の馬を休ませた場所と云われ、その岩場には馬の足跡が残っているとか |
弁慶のつぶて石 | 弁慶が怪しい人影をめがけて投げた石がめり込み残っている |
仙人洞 | 義経の従者「海尊」が一行と別れ山伏修行し、その後仙人となったのを祀っている |
数々の逸話が残され今も語り継がれているのですね!
INFORMATION
- 住所:999-6401 山形県最上郡戸沢村古口86-1
- 営業時間:4月~11月 8:30~17:00 12月~3月 9:00~16:30
- お問合せ: 8:20~17:10 休業日なし
- 料金:大人(中学生以上)2,500円(税込)子供(小学生以下)1,250円(税込)
JR新庄駅より車で約30分駐車場200台
※15名様以上の団体の場合は事前予約が必要になります
※往復乗船、特別貸切船などもございます。詳しくはお問い合わせください。
問い合わせ先:最上峡芭蕉ライン観光(株)
電話番号:0233-72-2001 FAX番号0233-72-2003
ウェブサイト最上峡芭蕉ライン観光(株)公式サイト
ウェブサイトやまがた庄内観光サイト_最上川舟下り(こたつ舟)
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最上川峡の絶景を眺めながらのランチも最高!
春になると新緑と山桜、川岸の八重桜を眺めながらの船下りが楽しめます。
雪国では春が一斉に押し寄せるような景観を楽しめることができるのです。
雪に囲まれ長い冬を耐えてきた木々は、春の訪れとともに一斉に芽吹き、山桜の淡いピンクや純白のコブシなどに彩られます。
そんな山々を眺めながら、船頭さんの唄や説明を聞いていると、日頃の雑多なことから解放されますよ!
夏は川風に暑さも忘れられ、秋には色とりどりの紅葉に見惚れ、冬はコタツにあたりながらモノトーンの世界に浸ることができる。
いつの季節に訪れてもハズレのない最上川船下りです。
舟下りしながらランチも楽しめるって?
なかなか豪華なお弁当です!庄内名物のだだちゃ豆もあり、美味しいし景色は素晴らしいしで最高の船下りを堪能できますね。
*お弁当は予約が必要となっていますので事前にご確認をお願いします。
船下りの近くにあるドライブインには、とんでもないバーガーがあるようです。こちらにも興味がわいてきますよね。
INFORMATION
- 名称:白糸の滝ドライブイン
- 所在地:山形県戸沢村古口1491-6
- 営業時間:7:00~20:00(不定休)
- 電話番号:0234-57-2011
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まとめ
山形県を流れる最上川は日本三大急流の一つとして有名です。その最上川を船に乗り遊覧する「船下り」に人気があります。
県外からも多くの観光客が訪れ高評価を得ているようです。
義経伝説の言い伝えや、四季折々美しく雄大な景色を眺めながらの、船の中でいただく弁当に舌鼓を打つ!いいとこ尽くしの「最上川船下り」です。
新緑の春も待ち遠しいのですが、冬の名残のコタツ舟もまだまだ楽しめますので、是非訪れてみてはいかがでしょうか。
1時間弱の場所には「銀山温泉」もありますので旅行に最適なコースと言えるかもしれませんね!