【青森県弘前市】今が旬、嶽きみを堪能しよう！美味しい食べ方やソフト・シェイクが食べれるお店を紹介

小田桐はな
2024.08.29
最終更新日: 2024.08.26

1 嶽きみとは？
2 嶽きみの美味しい食べ方
3 嶽きみシェイクやソフトが食べられるお店を紹介
- 3.1 野市里（のいちご）
- 3.2 他にも提供している店はあるが季節限定
4 まとめ

青森が誇る名産「嶽きみ（だけきみ）」は、その甘さと豊かな風味で多くの人々を魅了しています。本記事では、嶽きみをより一層美味しく楽しむための食べ方や、この旬の味覚を活かしたソフトクリームやシェイクを提供するおすすめのお店をご紹介します。嶽きみの魅力を存分に堪能できる情報をお届けします。

嶽きみとは？

青森県の方言で「きみ」はトウモロコシを意味し、岩木山麓の嶽で獲れるトウモロコシを「嶽きみ」と呼びます。ここからは嶽きみの特徴や甘さの秘訣を詳しく説明していきます。

嶽きみは青森県弘前市岩木で作られる高原野菜

嶽きみ（だけきみ）は、青森県弘前市の岩木地区で栽培される高原野菜です。津軽の夏と言えばこの嶽きみというくらい、青森県では親しまれています。テレビでも何度も取り上げられ、今や全国的にも有名になったのではないでしょうか？岩木山を走る県道3号線沿いには嶽きみの直売所が多数出店し嶽きみロードと呼ばれ夏の風物詩となっています。

お店では朝採れの嶽きみの販売や、茹できみ、焼ききみの販売が行われています。全国の発送もできるので、帰省客や観光客で賑わっています。

昼夜の寒暖差が甘さの秘訣

嶽きみの特徴は、驚くような甘さです。嶽きみの甘さの秘密は、昼夜の寒暖差が大きく影響しています。昼間は十分な日照を浴びて光合成を行い、糖分を蓄えますが、夜間には急激に温度が下がるため、糖分が消費されにくくなり、結果として非常に甘いとうもろこしができるのです。この独特の甘さが、嶽きみの最大の魅力と言えるでしょう。

お盆を過ぎた8月下旬に旬を迎える

嶽きみの収穫時期は、毎年8月下旬から9月中旬にかけてです。この短い収穫期間にしか手に入らないため、嶽きみはまさに「今が旬」のとうもろこしです。地元では、この時期になると朝市や「嶽きみロード」の直売所に新鮮な嶽きみが並び、多くの人がその甘さを求めて訪れます。

嶽きみの美味しい食べ方

ここからは嶽きみの美味しさを最大限に引き出すための様々な調理法を紹介します。シンプルな茹で方から、地元で愛されるレシピまで紹介するので、嶽きみの魅力を存分に楽しんでください。

シンプルに茹でる

嶽きみを最もシンプルに味わう方法は茹でることです。新鮮な嶽きみをさっと茹でることで、甘みがさらに引き立ちます。茹で時間は、沸騰したお湯で3〜5分程度がベスト。茹でたてにかぶりつくと口いっぱいに甘みが広がります。ただ、とても水分が多いのでやけどにはご注意ください。

ちなみに嶽きみの産地である嶽地区では、焼きよりも茹でを推奨しています。焼くことで香ばしさが増す反面、嶽きみ本来の風味や甘さが失われる可能性があるためです。そのせいか「嶽きみロード」ではほぼすべての店が「茹できみ」を提供しているにも関わらず、「焼ききみ」を提供している店は多くありません。

手軽に電子レンジでチン

忙しいときには、電子レンジを使って手軽に嶽きみを楽しむこともできます。皮を数枚残した状態で電子レンジに入れ、600Wで4〜5分加熱するだけ。これで簡単に茹でたような甘い嶽きみが完成します。皮をむいてから加熱すると、とうもろこしが乾燥しやすいので注意しましょう。何もわからずに全ての皮をむいて電子レンジで加熱したことがありますが、つぶがシワシワになり、嶽きみ本来のジューシーさが無くなってしまいましたのでご注意を。

炊き込みご飯

嶽きみを使った炊き込みご飯は、地元でも人気のレシピです。とうもろこしの粒を芯から外し、米と一緒に炊き込みます。この時、つぶを外し終えた芯も一緒に入れてください。芯を入れることで甘みや旨味がでるので、捨てずに炊飯器に入れてあげましょう。味付けはシンプルに塩と酒のみ！このままでも十分においしいのですが、お好みでコショウや醤油、バターをのせて食べてみてください。余ったらおにぎりにして醤油を少し塗り、軽く焼くと絶品の焼きおにぎりが完成します。とうもろこしの甘さと醤油の香ばしさが絶妙にマッチし、食欲をそそります。