【青森県弘前市】『じいさんばあさん若返る』青森が舞台の漫画の魅力に迫る【アニメ4月放送開始】

4月7日からアニメが放送中の『じいさんばあさん若返る』。じいさんばあさんが、ある日突然若返るという奇抜な設定の漫画ですが、実は青森県が舞台の作品なんです!

本記事では『じいさんばあさん若返る』のあらすじや魅力を原作ファンが徹底解説!青森の懐かしい風景や方言、そして個性的なキャラクターたちの心温まるストーリーに、きっとあなたも夢中になるはずです!


『じいさんばあさん若返る』とは?あらすじ紹介

じいさんばあさん若返る
『じいさんばあさん若返る』単行本

『じいさんばあさん若返る』は、ニコニコ動画や『コミックアルナ』で連載中の青年漫画です。ここからは『じいさんばあさん若返る』のあらすじや作者の新挑限さんについて紹介します。

青森を舞台にした若返りコメディ作品

リンゴ農家

『じいさんばあさん若返る』は青森県を舞台にしたコメディ漫画です。主人公は青森県弘前市周辺に暮らす老夫婦斎藤正蔵(さいとうしょうぞう)と斎藤イネです。

リンゴ農家を営む正蔵は、若い頃は貧乏と忙しさから新婚旅行すらいけなかったことを悔やんでいました。50年もの間、隣に寄り添ってくれたイネに感謝しているものの、本当はもっとやりたいことがあっただろうに、と悩む正蔵。

イネに「若返ったら何がしたい?」と問うも、イネは「今が幸せだ」と答えるばかり…そんなある日、起きるとなぜか2人は新婚当初の姿に若返っていて…!?家族をはじめ、周囲の人々に驚かれながらも、2人は新婚時代にできなかった夫婦生活を満喫します。

作者は青森出身の新挑限

弘前市

『じいさんばあさん若返る』の作者は、青森県平川市出身の新挑限(あらいど かぎり)さんです。本作は、前作である『幼なじみになじみたい』という作品がオーソドックスなラブコメだったため、それとは全く異なる作品が描きたいと思ったことがきっかけで執筆を開始したそう。はじめは商業化するつもりはなく、自身のSNSで公開したところ評判が良かったところから単行本化の打診があったのだとか。

舞台を青森に選んだ理由は、新挑限さん自身が生まれも育ちも青森であることに由来するほか、地元への愛着も理由のひとつだと語っています。

実際に漫画を読むと分かりますが、作中には見たことがある景色や、青森の風習や文化がたくさん登場します。『弘前中央食品市場』が登場したり、『弘前大学医学部附属病院』そっくりの病院が登場したり、青森県出身なら懐かしい気持ちになること間違いなし!

4月7日からアニメ放送開始

『じいさんばあさん若返る』は2024年4月7日よりアニメ放送が開始しています。青森県では青森放送で月曜1時55分から放送中。また、ABEMAやNetflixなどの動画配信サービスでも視聴できるので、気になる方はぜひ見てみてくださいね。


『じいさんばあさん若返る』の魅力を原作ファンが解説!

ここからは青森県弘前市在住で『じいさんばあさん若返る』の原作ファンがその魅力を徹底解説します!

田舎に帰りたくなる温かさ

岩木山と田園
岩木山と田園

『じいさんばあさん若返る』の魅力その1は、なんといっても田舎に帰りたくなる温かさです。作中では方言が使われ、田んぼや畑、山などの、田舎の原風景が描かれています。これだけでも田舎に帰りたくなりますが、注目すべきは田舎特有の”人と人とのつながり”が濃く描かれている点です。誰かが困っていたら手を差し伸べる。損得勘定ではない、優しさから生まれる行動や言動は、見ていて心が温かくなります。

よく「都会の人は冷たい」といいますが、これは田舎特有のゆとりのある暮らしから生まれるのではないでしょうか。日々の暮らしに追われ、生きていくのに必死では人を思いやるゆとりは生まれません。しかし、田舎の人はみな心にゆとりがあり、お互いにいがみ合っていても必要とあれば助け合います。『じいさんばあさん若返る』はこの田舎特有の”情”があふれたキャラばかりで、見ていて田舎が恋しくなります。

嫌なキャラが1人もいない

『じいさんばあさん若返る』の2つ目の魅力は、嫌なキャラが1人もいない点です。

正蔵には「兵助」というライバルがいます。かつてイネを奪い合った仲であり、年老いた今でも町内対抗体育会でいがみ合う、因縁の相手。しかし、兵助の孫と正蔵の孫がいい雰囲気になってしまいます。それ以降、正蔵と兵助は孫を通じて意気投合することも増え、ライバルでありながら良き友に関係が変化。

他にも、病弱な母のために医者を目指したイネの息子や、故郷への恩返しを考える兵助の孫など、こころや魅力的なキャラばかり登場します。

美男美女でも中身は老人というシュールさ

主人公の正蔵とイネはかなりの美男美女ですが、中身はれっきとした老人です。そのため、美しい顔に似合わない服装や言動がとってもシュール!若返っても考えや服装は老人のままなので、腹巻をしていたり、首からタオルを下げていたり、ちぐはぐな服装で登場します。愛車は軽トラなところもミスマッチ。

また、若返った理由を誰も追及しないところもシュールで笑えます。

笑いだけじゃない!ホロリと来るシーンも

ギャグ漫画としてレベルの高い本作ですが、実はホロリと来るシーンもあるんです。正蔵とイネの結婚秘話や、新婚時代の苦労話など、ギャグ漫画であることを忘れるほど。

詳しくはネタバレになるので言えませんが、気になる方はぜひ漫画を読んでみてくださいね!


アニメ放送を記念してコラボ続々!

2024年4月7日のアニメ放送を記念し、各所でコラボが行われています。青森県内でも『じいさんばあさん若返る』のコラボイベントがあるので、ファンの方はぜひチェックしてくださいね!

青森県田舎館村田んぼアート制作

『じいさんばあさん若返る』のアニメ放送を記念し、青森県田舎館村の田んぼアートに正蔵とイネが登場します。第2田んぼアートの会場で見られるので、田んぼアートの見ごろである7月中旬~8月中旬にぜひ訪れたいですね

弘南鉄道ラッピング列車運行決定!

『じいさんばあさん若返る』×弘前市・平川市コラボプロジェクトの第1弾として、弘南電鉄のラッピング列車の運行が決定しました!3月9日から約1年間運行する予定とのこと。

ちなみに上記で紹介した田んぼアートは、弘南鉄道弘南線の田んぼアート液から徒歩1分の場所にあります。『じいさんばあさん若返る』のラッピング列車に乗り、田んぼアートを見に行ってみてはいかがでしょうか?

弘南鉄道株式会社 「じいさんばあさん若返る」ラッピング列車特設ページより引用
弘南鉄道株式会社 「じいさんばあさん若返る」ラッピング列車特設ページより引用

「じいさんばあさん若返る」ラッピング列車〈Information〉

  • 運行区間 : 弘南鉄道弘南線(弘前~黒石)
  • 運行日時 : 2024年3月9日(土)から2025年3月31日(月)までの約1年間運行予定
  • リンク : 弘南鉄道株式会社公式サイト

「ポムダムールトーキョー」でコラボりんご飴が発売!

りんご飴専門店「ポムダムールトーキョー」からは、正蔵とイネの若返りの原因となった「黄金のりんご」をイメージしたりんご飴が発売されています。

2024年4月5日(金)から発売を開始し、購入者プレゼントとしてりんご品種ラベル風シールも配布!ノベルティは無くなり次第終了ですが、ファンならなんとしてでも手に入れたいですね。


まとめ

今回紹介した『じいさんばあさん若返る』は漫画本は7巻まで発売しています。また、4月7日よりアニメ絶賛放送中なので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

TVアニメ「じいさんばあさん若返る」メインPV


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