【岩手県盛岡市】盛岡でおすすめの自家焙煎珈琲店4選!美味しいコーヒーは豆の焙煎から!
目次
生豆を自家焙煎して提供する珈琲店が増えていますが、ニューヨークタイムズ紙の「2023年に行くべき街52選」で、「珈琲の街」と紹介された盛岡にも自家焙煎のお店がたくさんあります。
それぞれのお店が生豆の選定から焙煎方法、そして淹れ方にもこだわりぬいた、個性豊かで美味しいコーヒーを提供しています。
これらのお店を飲み比べて、お気に入りの自家焙煎珈琲店を探してみてはいかがでしょうか。
NAGASAWA COFFEE(ナガサワコーヒー:上田1丁目)
ニューヨークタイムズ紙の記事中で紹介されて海外からのお客さんも増え、訪れる人が絶えない有名店です。
大きなガラス窓で昼間は明るく、広く開放的な店内に焙煎器が置かれていて雰囲気を盛り上げています。
店内の座席数は12席と少なめですが、周りをきにせずゆったり気分でコーヒーを味わえます。
盛岡出身のマスターは珈琲店出店の夢を東日本大震災であきらめかけましたが、紆余曲折を経て2012年にオープン、コーヒー好きの盛岡市民に愛され盛岡を代表する自家焙煎珈琲店となりました。
NAGASAWA COFFEEの珈琲について
ドイツのプロバット社が1960年代に製造した、「UG15」という世界から高い評価を得ている焙煎機に独自のカスタムを施して甘味と香りの強いコーヒーを産み出しています。
豆の種類はいつも10種類前後用意され、焙煎度合いは豆の特徴に応じて「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3段階から選べます(豆によっては煎り方が決められているものもあります)。
コーヒーのお供にはケーキ類の種類が豊富なほか、四角いスコーンがおすすめで、コーヒーとのセットがお得です。
もし席が空いてなければテイクアウトして、飲みながら盛岡の街歩きを楽しむのも良いですね。
INFORMATION
- 店名:NAGASAWA COFFEE(ナガサワコーヒー)
- 所在地:岩手県盛岡市上田1丁目11-23
- 電話番号:019-681-6868
- 営業時間:月・火・金~日 11:00~20:00
- 定休日:水曜日・木曜日
- URL:NAGASAWA COFFEE 公式サイト
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クラムボン(紺屋町)
店内の壁や天井には長年の焙煎の香りや色がしみ込んでいるかのような年季を感じ、店の入り口のすぐ横に使い込まれて風格すら感じる焙煎機があり、お店の外にも香ばしい良い香りがただよっています。
4年前に旅立たれた先代マスターを引き継いだ娘さんが、ファンの多いクラムボンの珈琲の味を守り、店内には先代マスターの絵が展示され、それらが「ねこ町のクラムボン」という絵本となって出版されています。
クラムボンの珈琲について
ブレンドは5種類あってやや深煎りのオリジナルブレンドが好評で、ストレートは常時10種類以上焙煎されていて、なかでもマンデリンが人気です。
全体的に深煎りされた豆はしっかりした苦みがあり、濃厚なコクが感じられます。
これにあうスイーツも各種用意されていて、とくにプリンは「絶品」とされています。
そのほかのおすすめはウィンナーコーヒーで、コーヒーに生クリームが乗っているタイプではなく、グラスにコーヒーが注がれその上に生クリームが層になって浮いているものです。
グラスの底には砂糖が沈んでいて、少しずつ混ぜながら飲むとさまざまな味わいを楽しめます。
INFORMATION
- 店名:クラムボン
- 所在地:岩手県盛岡市紺屋町5-33
- 電話番号:019-651-7207
- 営業時間:月・火・木~土 10:00~17:00(店内飲食は16:00まで)
- 定休日:日曜日・水曜日・第1、3、5木曜日
- URL:クラムボン 公式インスタグラム
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ねるどりっぷ珈琲 機屋(はたや:本町通3丁目)
繁華街から少しはずれた住宅街で1985年にオープンして以来、自家焙煎珈琲の喫茶店として親しまれています。
マスターが世界中から選んだ豆はしばらく寝かされ、エイジングを経て最高の状態で焙煎され、店名にある「ネル」は扱いが難しいとされますが、そのドリップコーヒーは、濃厚でまろやかな口当たりです。
市内の「カワトクcubeⅡ」と「クロステラス」にも支店があるほか、本店隣に直営の「本町菓子店」があり、コーヒーにぴったり相性の良いスイーツが売られていて、本店でコーヒーと一緒に味わえます。
機屋の珈琲について
ブレンドは深煎りでほろ苦い「ストロング」、香ばしくまろやかな「ソフト」、軽やかな苦みと香味の「盛岡ブレンド」のほか、エチオピア・モカをベースにした「4番目のブレンド(2nd)」の4種です。
また、運が良ければエイジングルームで眠っていた珍しいオールドコーヒーを味わうことができるかもしれませんので、お店でたずねてみてくださいね。
また夏・冬限定の季節ブレンドと、ストレートコーヒー8種のほかにそれ以外のエクストラコーヒーがあり、「飲み比べセット」ではそれらから2種を選べてお得に楽しめます。
これらのコーヒーは、お隣の本町菓子店のスイーツやスコーンとよく合うので、ぜひ一緒に味わってみてください。
INFORMATION
- 店名:ねるどりっぷ珈琲 機屋(はたや)
- 所在地:岩手県盛岡市本町通3丁目2-11
- 電話番号:019-653-8833
- 営業時間:火~日 11:00~19:00
- 定休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)・第1火曜日
- URL:ねるどりっぷ珈琲 機屋 公式サイト
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いなだ珈琲舎(南大通1丁目)
陸前高田市出身のマスターは大学時代に広島でコーヒーと出会い、東日本大震災をきっかけに岩手県に帰郷します。
そして2014年に盛岡劇場の向かいに出店し、今では八幡町界隈随一の人気珈琲店となりました。
2023年2月に、これまでの店舗に近く、リノベーションされた松栄館の1階に移転して店内が広くなったほか、これまでなかったテラス席も設けられています。
松栄館2階の小さな新刊書店「書肆みず盛り(しょし みずもり)」で本を購入して、いなだ珈琲店の美味しいコーヒーをお供にのんびり読書するのも良いですね。
いなだ珈琲舎の珈琲について
豆の焙煎では苦味と酸味が上手くバランスをとりあう「ニュートラルポイント」にこだわり、バランスよくホッとする味わいのブレンドには看板コーヒーの「Kブレンド」と「マイルドブレンド」があります。
そのほか、豆の個性を味わうストレートも8種ありますが、「甘・苦・酸・酷・薫」のバランスを追及したブレンドが、いなだ珈琲舎の一番人気です。
スイーツも好評でシフォンケーキや焼き菓子のほか、デンマーク産クリームチーズと高級生クリームで作られる「しあわせチーズケーキ」がおすすめで、なめらかな口当たりでコーヒーとよく合います。
朝7時半からの、ブレンドと厚切りトーストとサラダのモーニングセットも人気です。
INFORMATION
- 店名:いなだ珈琲舎
- 所在地:岩手県盛岡市南大通1丁目12-18 松栄館1階
- 電話番号:019-656-7766
- 営業時間:火~日 7:30~19:00
- 定休日:月曜日・第2、4火曜日
- URL:いなだ珈琲舎 公式サイト
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まとめ
ここでご紹介した珈琲店のほかにもご紹介したい自家焙煎珈琲店が盛岡市内の各所にあり、いずれのお店でもコーヒーの美味しさを最高に引き出す焙煎によって、個性的で美味しいコーヒーを味わえます。
また、盛岡には焙煎した豆の販売をメインに行っているお店も数多くあり、訪れた人々が街中のそこかしこでコーヒー豆を焙煎している香りを感じることでしょう。
旅行で訪れる方々はぜひ、いろいろなお店の自家焙煎豆をお土産にして、その香りとともに盛岡を思い出してください。