【東北】行ってきました!鉄道開業150年記念!JR東日本パスの旅。2日目後編②

の続きになります。

2日目後半編①では昼食後に平泉の中尊寺を散策し、平泉の文化遺産が世界遺産に登録されたお話と中尊寺の簡単な説明をしました。

2日目後半編②では中尊寺を下り、毛越寺、観自在王院跡方面へと向かいます。

中尊寺を下り、毛越寺へ向かう前に武蔵坊弁慶のお墓へ

2日目後半編①ではご説明できませんでしたが国道4号線沿いの中尊寺入り口付近に「武蔵坊弁慶の墓」があります。

武蔵坊弁慶の墓

全国に様々なエピソードがありますが有名なのは源義経の衣川館が藤原泰衡の軍勢に攻め入られた際に数百本の矢を討たれようとも倒れなかったというお話。

これが今に伝わる「弁慶の立ち往生」です。

その際に最後に弁慶が詠んだ句が

「六道の 道の巷に 待てよ君 遅れ先立つ 習いありとも」

それに対し義経が返した句が

「のちの世も またのちの世も めぐりあはむ 染む紫の 雲の上まで」

です。武蔵坊弁慶の墓は国道4号線沿いにありながらなかなか気づきにくいかもしれません。

中尊寺へ行く際にはお墓に立ち寄り、上の句を詠むのも良いですね。

時刻は16時、毛越寺、観自在王院跡へ

毛越寺、観自在王院跡へは歩いて11分、距離にして1.3km程歩きます。

向かう途中には平泉文化遺産センターがありますので寄ってみるのも良いですね。

平泉文化遺産センターは「よみがえる平泉の時空」として町を掘る、読む、歩くという内容で、地形模型で映像や音声を交えて立体的に紹介をし、町内から出土した遺物も展示することにより、歴史を裏付ける資料として平泉の文化遺産を確認することができます。

残念ながら私は時間の都合上立ち寄れませんでしたが、、。センターの詳細を下記に記載しておきます。

INFORMATION


  • 名称 : 平泉文化遺産センター
  • 所在地 : 029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉花立44
  • 営業時間 : 9時〜17時まで(16時30分までに入館)
  • 休館日 : 年末年始(12月29日から1月3日)

GOOGLE MAP



観自在王院跡

そうこうしている内に観自在王院跡へ到着です。

奥州藤原氏二代・基衡の夫人によって建てられた観自在王院は建物は全て失ったものの「舞鶴が池」を中心にほぼ完全な形で残る浄土庭園になります。現在は史跡公園として整備され町民の憩いの場となっています。

観自在王院跡は平泉の世界文化遺産を構成する5資産の一つになります。

上でほぼ「完全な形で残る浄土公園」と書きましたが観自在王院の跡地は廃寺となった文治5年(1189年)以降は荒廃し、近世までに堂塔をすべて失い、庭園も荒廃して舞鶴が池は水田化していました。

昭和48年に大規模な発掘調査が行われ東西約120m、南北約240mという寺域の北部に大小2棟の阿弥陀堂があり、中央部に園池があったことがわかったのです。

遺跡発掘調査の成果に基づいて伽藍遺構と庭園の修復・整備が行われ、今日の姿になります

世界遺産委員会は、観自在王院跡が毛越寺・無量光院跡とともに
「現世における仏国土(浄土)の象徴的な表現として造営された」資産であると高く評価しています。

INFORMATION


  • 名称 : 観自在王院跡
  • 所在地 : 〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉志羅山

GOOGLE MAP



毛越寺

先に立ち寄った観自在王院跡の西隣に毛越寺があります。

毛越寺の名の由来は平泉に伝わる「白鹿伝説」によるもので、毛越寺のホームページからの引用とはなりますが

寺伝によると嘉祥3年(850)慈覚大師が東北巡遊のおり、この地にさしかかると、一面霧に覆われ、一歩も前に進めなくなりました。
ふと足元を見ると、地面に点々と白鹿の毛が落ちておりました。大師は不思議に思いその毛をたどると、前方に白鹿がうずくまっておりました。大師が近づくと、白鹿は姿をかき消し、やがてどこからともなく、一人の白髪の老人が現われ、この地に堂宇を建立して霊場にせよと告げました。大師は、この老人こそ薬師如来の化身と感じ、一宇の堂を建立し、嘉祥寺と号しました。
これが毛越寺の起こりとされます。

と、記されています。

その後、藤原氏二代基衡から三代秀衡の時代に多くの伽藍が造営され、往時には堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれています。

現在は大泉が池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存され、国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けています。

大泉が池

この日は10月末くらいでしたが紅葉には少し早かったですね。紅葉シーズンには「浄土」の表現がよく合う素晴らしい光景が見れた事と思います。

他WEBサイトからの借り物ですが紅葉時期の毛越寺の写真をどうぞ、

紅葉の大泉が池

INFORMATION


  • 名称 : 毛越寺
  • 所在地 : 〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢58
  • 拝観時間 : 午前8時30分〜午後5時 ※11月5日~3月4日は午前8時30分~午後4時30分
  • 拝観料 : 大人700円 / 高校生400円 / 小・中学生200円

GOOGLE MAP



平泉の世界文化遺産の構成資産は中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山の5資産になります。

今回の旅では14時に平泉駅に到着し、町内を周りましたが圧倒的に時間が足りませんでした。平泉に観光で訪れた際には一泊2日の時間は必要とし、ゆっくりと周った方が良いかもしれませんね。

平泉にはレンタサイクルの貸し出し所もありますので利用するのも良いですね。

スワローツアー平泉レンタサイクル


  • 利用料金 : 一般サイクル 4時間500円、1時間増すごとに200円、1日900円
              電動サイクル 4時間600円、1時間増すごとに200円、1日1,200円
  • 営業時間 : 9:00~16:00 (4月1日~11月末の営業)
  • 所在地 : 岩手県西磐井郡平泉町平泉駅構内
  • 手荷物預り : 有り

GOOGLE MAP



ゴールドレンタ平泉では普通免許が必要とはなりますが公道用のゴーカートの貸し出しもされています。

ゴールドレンタ平泉


  • 利用料金 : レンタサイクル3時間550円  1日 1,100円
              公道カート 1時間2,750円 ※普通免許が必要
  • 営業時間 : 8:30~18:00
  • 休業日 : 不定休
  • 所在地 : 岩手県西磐井郡平泉町平泉字志羅山14
  • 電話番号 : 0191-46-4031
  • 駐車場 : 有り(利用者は無料)

GOOGLE MAP



時刻は17時頃、拝観時間もギリギリでしたのでこれにて平泉散策は終了となります。

ここからは平泉駅に戻り、一ノ関駅へ、それから仙台へと戻り私の「【東北】行ってきました!鉄道開業150年記念!JR東日本パス一泊2日の旅」も取り敢えず終わりとなります。

東北3県と言えどもこんなに周ったのは修学旅行ぶりか?と思うくらい色々と見学、体験させていただきました。

立ち寄った先々で私の名を名乗らずとも心優しく迎え入れてくださり本当に感謝いたします。

ブログ内には書ききれて無い事はありますが様々な出会いがあり、同じ東北と言えど文化の違い、食文化、街の作りや違いなど見比べる事ができたのが最大の得だったかな?

と、帰りの新幹線で考えていました。

反省点は「詰め込みすぎ!」て事です。やはり計画を建てるのは良いですがPCと本とばっかり睨めっこして考えてもダメですね、もっと余裕を持ち、自分の足で経験していかないと、、。

これは個人の旅行の際でも教訓とします。

【東北】行ってきました!鉄道開業150年記念!JR東日本パス一泊2日の旅、運賃総まとめ!

今回の一泊2日の旅の電車賃総合計になります。

1日目合計

交通区間電車運賃乗車時間
仙台駅ー盛岡駅間はやぶさ6,790円39分
盛岡駅ー角館駅こまち2,830円55分
角館駅ー秋田駅(1日目ゴール)こまち3,000円43分
1日目合計12,620円137分

2日目合計

交通区間電車運賃乗車時間
秋田駅ー盛岡駅こまち18号4,620円108分
盛岡駅ー一ノ関駅やまびこ60号3,560円39分
一ノ関駅ー平泉駅東北本線200円7分
平泉駅ー一ノ関駅東北本線200円8分
一ノ関駅ー仙台駅やまびこ・はやぶさ4,480円32分
2日目合計13,060円194分

一泊2日の旅総合計

JR東日本フリーパスチケット代22,150円
1日目運賃合計12,620円
2日目運賃合計13,060円
一泊2日の旅合計運賃25,680円
通常運賃との差額+3,530円

一泊2日の旅で乗車運賃合計25,680円、フリーパスチケット代が22,150円、宿代や食費、お土産代は別としていますが交通費だけでも3,530円得する事ができました。

ただ、、!JR東日本フリーパスは3日間有効です。

まだ旅は終わりません、一旦仙台に帰り3日目は青森へと向かいます。

秋田、岩手から帰り次の日青森て忙しい営業マンか!と言いたくなりますが3日間有効ですので思う存分楽しまさせていただきます。

そのまま岩手に泊まれば良いんじゃないの?と言われるのも納得ですが「大人の都合」と解釈していただければ幸いです。

青森は行きたいところが沢山あるんですよね!弘前れんが倉庫美術館に青森県立美術館、それにカレー牛乳ラーメンは食べたいし、それに三内丸山遺跡!

疲れが取れないまま、ただただ得だ、という理由で3日目は青森まで向かいます。皆様もう少々お付き合いください。

鉄道開業150年記念、JR東日本パスの旅関連記事

【東北】行ってきます!鉄道開業150年記念!JR東日本パスの旅。(説明〜準備編)

【東北】行ってきました!鉄道開業150年記念!JR東日本パスの旅。1日目前編(盛岡〜角館編)

【東北】行ってきました!鉄道開業150年記念!JR東日本パスの旅。1日目後編(秋田市内編)

【東北】行ってきました!鉄道開業150年記念!JR東日本パスの旅。2日目前編(秋田〜平泉編)

【東北】行ってきました!鉄道開業150年記念!JR東日本パスの旅。2日目後半編①(平泉編)

TikTok動画


@neft_tohoku 鉄道150年記念JR東日本パスで電車の旅に行ってきました。 三日間でどれくらいお得にできるか検証します! #鉄道150周年 #JR東日本パス #新幹線イヤー2022 #電車旅行 #東北 ♬ Walker – Official Sound Studio

その他の記事