歴史

【青森県】土偶を巡る旅に出かけよう!見どころやスポットを紹介!

青森県といえばりんごやねぶた祭り、まぐろ、青函トンネルなどを思い浮かべる方は多いでしょう。しかし、「土偶=青森県」とイメージする方は少ないかもしれません。

実は青森県はりんごや祭りに加えて、土偶が数多く発掘されている土地なのです。青森県は土偶の出土数でもトップを記録しており、2016年時点で2415点の出土が確認されています。

今回は青森県各所にある土偶関連スポットを紹介していきます。ぜひ記事をお出かけの参考にしてみてください。

三内丸山遺跡

世界文化遺産に選ばれている三内丸山遺跡では、2,000点を超える土偶が出土しています。土偶以外にも、竪穴住居の跡や栗・クルミ・魚の骨などの食べ物が発掘されており、縄文時代の暮らしぶりを想像させてくれるスポットです。

常設展示室には重要文化財500点を含む約1,700点の出土品が展示されています。特に十字に手を広げたようにも見える大型板状土偶は、高さが約32㎝あり、注目の展示品です。

歴史にそこまで詳しくなくても、ボランティアガイドの三内丸山応援隊にお願いすれば丁寧に解説してくれます。

また、館内のレストランでは、栗・どんぐり・長いもが練り込まれた「縄文うどん」や土偶デザインのクッキーが入った「土偶パフェ」などの珍しいグルメも楽しめます。

INFORMATION


  • 名称:三内丸山遺跡
  • 所在地:青森県青森市大字三内字丸山305
  • 電話番号:017-766-8282
  • URL:三内丸山遺跡公式サイト
  • 観覧料:一般410円/高校生・大学生200円/中学生以下無料
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 休館日:毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日~1月1日

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是川縄文館

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八戸市に位置する是川縄文館では、合掌土偶と頬杖土偶が展示されています。合掌土偶は国宝に選ばれており、体育座りのような形で膝の上で両手を合わせているのが特徴です。

土偶ガチャ景品

高さ19.8㎝、幅14.2㎝、奥行き15.2㎝の合掌土偶は、館内の国宝展示室に1体のみで飾られています。

また、館内の「縄文の美コーナー」には漆塗りの土器や漆器、是川中居遺跡から出土された土器や石製品などが展示されています。実際の出土品からは、縄文時代の美的感覚や価値観を感じられるでしょう。

INFORMATION


  • 名称:是川縄文館
  • 所在地:青森県八戸市大字是川字横山1
  • 電話番号:0178-38-9511
  • URL:是川縄文館公式サイト
  • 観覧料:一般250円/高校・大学生150円/小・中学生50円
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 休業日:月曜日、祝日・振替休日の翌日、年末年始(12/27~1/4)

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JR五能線木造駅

引用元:JR東日本サイト

観光の際にはぜひ立ち寄ってほしいのが、JR五能線木造(きづくり)駅です。木造駅にはしゃこちゃんの愛称で親しまれている超巨大土偶が埋め込まれています。

市内から出土した遮光器土偶を型取っており、高さは約17メートルと存在感抜群です。列車が到着する3分ほど前には、目を点滅させて電車の到着を知らせる「いらっしゃいビーム」も拝めます。

INFORMATION


  • 名称:JR五能線木造駅
  • 所在地:青森県つがる市木造房松10
  • 電話番号:0173-42-2110
  • URL:JR東日本公式サイト

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縄文住居展示資料館カルコ

引用元:つがる市JOMONポータルサイト

JR木造駅から徒歩15分の場所にある縄文住居展示資料館カルコでは、遮光器土偶の精巧なレプリカが見られます。

遮光器土偶は、資料館から約10km離れた亀ヶ岡遺跡から出土し、目元がゴーグルをかけたような形なのが特徴の土偶です。

また、館内には縄文時代晩期の大型竪穴建物があり、当時の人びとの生活の様子がイメージできるようになっています。

INFORMATION


  • 名称:縄文住居展示資料館カルコ
  • 所在地:青森県つがる市木造若緑59-1
  • 電話番号:0173-42-6490
  • URL:つがる市JOMONポータルサイト
  • 観覧料:一般200円/高校・大学生100円/小・中学生50円
  • 営業時間:9時〜16時(※令和5年4月20日まで休館)
  • 休業日:月曜日、祝日・振替休日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)

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野辺地町歴史民俗資料館

引用元:野辺地町公式サイト

青森県の下北半島にある野辺地町歴史民俗資料館では、「縄文くらら」の愛称でも親しまれる土偶が展示されています。

「アルプスの少女ハイジ」を由来とするネーミングの通り、2本足で自立する珍しい土偶です。

他にも日本最古の螺鈿細工といわれている赤漆塗木鉢も展示されており、海沿いの地域ならではの巻貝を使った装飾文化が見学できます。

INFORMATION


  • 名称:野辺地町歴史民俗資料館
  • 所在地:青森県上北郡野辺地町野辺地1-3
  • 電話番号:0175-64-9494
  • URL:野辺地町公式サイト
  • 観覧料:一般210円/高校・大学生100円/小・中学生無料
  • 営業時間:9:00~16:00
  • 休業日:月曜日、祝日・振替休日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)

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土偶の世界を自分の目で体感してみて

今回は青森県内で見学できる土偶を紹介しました。青森県は2,000体を超える土偶が出土されている土地です。

土偶は1対1体姿形が異なり、繊細な加工がなされているものもあります。知れば知るほど奥が深く、興味が湧いてくる土偶の世界をぜひ一度体感してみてはいかがでしょうか。

HiroyukiOka

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宮城県出身のフリーライター。言葉や文字が好きで毎月15冊以上の本を読む読書好きでもある。読書を楽しめるカフェや本に合うスイーツを探すのが最近の趣味。

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