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【福島県】一年の様々な災いを「うそ」に替える?飯坂温泉・高畠天満宮の「うそかえ祭」参拝レポート
目次
福島市飯坂町にある高畠天満宮。この神社で1月と4月の年二回開催される「うそかえ祭」では一年の様々な災いを「うそ」に替えるという超強力なご利益がある縁起物が授かれます。
それもあって毎年祭りの日の神社周辺は大渋滞で、授与所には長蛇の列が。今回はそんなうそかえ祭の初参拝レポートになります。
ちなみに「うそかえ祭」の詳細は以下の記事にまとめてあります。
【AM7:50】現地到着も駐車場はすでに満車…
今回来訪したのは2025年1月12日の日曜日。金曜日に降った大雪が珍しく着雪した仙台を6時半頃に出発しました。路面の雪はほぼ融けていましたが、凍っているのか乾いているのかわからないブラックアイスバーン状態。慎重に運転して7時50分頃に現地に到着。
授与の開始は9時からとなっていたので、だいぶ余裕をもって到着できました。
…しかしすでに高畠天満宮(西根神社)の駐車場は満車状態。交通整理をしていた警備員さんに尋ねると、近くの「JAふくしま未来 福島地区本部」がうそかえ祭臨時駐車場として開放されているとのこと。
すぐに向かうとこちらにはまだ空きが多数あり、3~4台の車列を待ってすぐに駐車することができました!
JAの臨時駐車場に駐車し、そこから神社までは徒歩で約5分ほど。ちょうど8時ころに現地に到着するとそこにはすでに長蛇の列が。
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写真内に見える西根神社大鳥居から授与所である社務所までは約80mほどの参道が続くので、大体100m程度の地点に陣取った形になります。
最初は、ちょっと早く着いちゃったかな?などと思っていましたが全然そんなことはありませんでした。むしろもう少し早くてもよかったくらいです。
福島民報の記事によると祭り初日の10日の行列の最前列の方は前日9日の1時頃から、約32時間も待機していたそうです…。すごすぎる。
この後も筆者の後ろにはどんどん列が伸びていきます。
【AM9:00】列が徐々に動き出す
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授与開始の約10分前、8時50分頃から徐々に列が動き出します。

参道の両脇にはこれでもかと出店の嵐。寒さと朝食を食べれていない空腹からつい買い食いをしたくなりますが、ここはぐっと我慢!

列の動きは不規則で、一気に動いたと思ったらまたしばらく止まるの繰り返し。20分ほどかけて山門まであと少しのところまできました。

山門をくぐると授与所前で三列に分かれて待機。この辺が一番混み合っていて、さらに20分ほどかかりました。どうやら大量に買い込む人がいると列がしばらく停止するよう。一年に二回しかないチャンスなので致し方ないですね。
【AM10:00】約二時間の待機を経て念願の鷽鳥(うそどり)に出会う

やっとのことで筆者の順番が回ってきたのはちょうど10時。8時に並び始めて約2時間の道のりでした。雪の残る冬の早朝ということもあり、体は完全に冷え切って小刻みに震えています。

寒さは堪えましたが目標は無事達成。木彫りの鷽鳥(うそどり)の中と極小を授かり、高畑天満宮へも忘れず参拝。今年はいい年になりそう。

高畑天満宮の脇には1年の役目を終えた大量の鷽鳥(うそどり)が納められていました。

うそかえ祭参拝記念品を扱う出店も発見。鷽鳥(うそどり)が焼き印されたどら焼きやお饅頭、飯坂名物のラジウム玉子も販売されていました。ここでもせっかくなのでどら焼きを購入。

うそかえ祭と同期間で西根神社ではどんと祭が開催されています。凍えきった体を焚火で温めていると、役目を終えた鷽鳥(うそどり)をここに直接お焚き上げしに来る人も多数いらっしゃいました。
まとめ
決して大きな神社ではない高畑天満宮ですが、うそかえ祭の人出は想像を超えていました。筆者が帰る頃(10時半頃)には人の列は大体300m程度まで伸び、JAふくしま未来の臨時駐車場の前も順番待ちのたくさんの車で渋滞していました。
一日の人出のピークを迎えるのはちょうどお昼頃で、多いときは約500mほど離れた飯坂温泉駅前の十綱橋付近まで人の列が伸びるとか。
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一年の様々な災いを「うそ」に替えるという超強力なご利益に加え、年に二回しか手に入れるチャンスがないという希少性が多くの人を引き付けるんでしょうね。
ちなみに4月のうそかえ祭で授与される鷽鳥(春)はここにさらに1000体限定というプレミアムが追加されます。より競争率が高いですね…。
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今回の経験を基に、うそかえ祭の個人的な最適解を導き出すとすると「7時半には現地に到着して、二時間の待機は覚悟する」となる気がします。
そうすれば駐車にも行列にも一番ストレスなく耐えられるんじゃないでしょうか。ちなみに寒い中での長時間待機なので防寒対策は万全にしておくことをお勧めします!
西根神社・高畑天満宮<Information>
- 名称:西根神社・高畑天満宮
- 住所:〒960-0211 福島県福島市飯坂町湯野高畑2
- 電話:024-542-6474
- URL:https://www.nishine-takahata.jp/