![芭蕉庵史跡展望庭園](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2018/06/25b1b3d19dc3168c47fe71f5d2e9442b-1.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
深川で、松尾芭蕉に会ってこよう!
![隅田川と小名木川と交差する河口にかかる「萬年橋」](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2018/06/d30d21367450ab8dcf1690473f7092e7-1.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
隅田川と小名木川が交差した岸辺には、松尾芭蕉さんの銅像が鎮座しています。かつて芭蕉さんは、深川の「萬年橋」の近くの岸辺に住んでいたのです。かつて芭蕉さんが住んでいた場所にいる、芭蕉さんの銅像を訪ねてみませんか?
葛飾北斎や歌川広重が、浮世絵に描いたのが「萬年橋」!
![深川のランドマーク「萬年橋」](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2018/06/d15b8300af2c7975c0bea4f4b4cd5522-1.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
「萬年橋」は、江戸時代には木製の太鼓橋でした。延宝8年(1680年)には、こちらに「萬年橋」はあったようです。そして松尾芭蕉さんが住んでいた場所は、こちらから徒歩2分です。
かつて、葛飾北斎は「富嶽三十六景」の中で、太鼓橋から望んだ富士山を描いています。歌川広重も「名所江戸百景」に、「萬年橋」を描きました。
ちなみに今の「萬年橋」は昭和5年に架けられたものです。平成21年(2009)から、ライトアップされるようになり、今では深川のランドマークとなっています。
![「ドクターX」のロケ地にもなった「萬年橋」](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2018/06/157540007425ec50a55e3e34f8a839ce-1.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
現在の「萬年橋」は、さまざまなドラマのロケ地にもなっています。特に有名なのは「ドクターX」です。よくみんなで麻雀をしていた岸部一徳さん演じる神原晶さんが経営する「神原名医紹介所」は、ドラマの設定では「萬年橋」のすぐ近くにだったのです。
ですから、「萬年橋」は1作目からシリーズ全般を通じて登場していました。内田有紀さん演じる城之内先生や、米倉涼子さん演じる大門先生が、病で倒れたのも、実はどちらもこちらの「萬年橋」の上だったのです。DVDや再放送で、ぜひチェックしてみてください。
![「萬年橋」から臨んだ、小名木川と隅田川](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2018/06/af4ccb13872bd37e5651c73c7dcd075a-1.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
小名木川は、徳川家康が豊臣秀吉に命じられて関東に領地を移った後、今の千葉県の行徳で作られていた塩を江戸城に運ぶために築いた人工の川~運河~から始まりました。
その後、徳川幕府の時代になると、行徳の塩だけではなく、東北地方の年貢米を運んだり、今の千葉方面の野菜や魚を江戸に運ぶための、物流にとって最重要な交通ルートとなりました。松尾芭蕉が住んでいたのは、江戸に物資を運ぶ、船でにぎわっていた小名木川の岸辺だったのです。
INFORMATION
名称 | 小名木川の岸辺 |
所在地 | 東京都江東区常盤1 |
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いざ、松尾芭蕉ゆかりの場所へ!
![芭蕉稲荷神社](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2018/06/0c8ac44404c018835c849c2d9f9fdcd9-1.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
「萬年橋」から、すぐの場所にあるのが「芭蕉稲荷神社」です。大正6年に、この地に津波が襲ってきた後に、かつて芭蕉が愛好したといわれる石造の蛙が発見されたのです。この発見が、「芭蕉稲荷神社」の創建のきっかけとなりました。あの有名な「古池や蛙飛びこむ水の音」の句は、このあたりで詠んだとも言われています。
INFORMATION
名称 | 芭蕉稲荷神社 |
所在地 | 東京都江東区常盤1-3-12 |
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![正木稲荷神社](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2018/06/66b60b74f7634c0167ca50a1af97c042-1.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
「正木稲荷神社」の創建年代は不詳ですが、江戸時代には深川で有名な神社でした。江戸時代に、とても大きな「征木の木」が、今の神社のあたりにそびえていて、それが隅田川や小名木川を行き交う船の目印となっていたようです。松尾芭蕉は、その大きな「征木の木」の、すぐ隣に住んでいたようです。
INFORMATION
名称 | 正木稲荷神社 |
所在地 | 東京都江東区常盤1-1-2 |
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芭蕉さんと、いよいよご対面~!
![芭蕉庵史跡展望庭園](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2018/06/25b1b3d19dc3168c47fe71f5d2e9442b-1.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
「芭蕉庵史跡展望庭園」は、隅田川の遊歩道沿いにあります。1995年4月に、かつての芭蕉さんの住居だったことを記念して、すぐ近くにある「江東区芭蕉記念館」の「分館」として作られました、正面にある階段を上がった先にあるのが、「芭蕉庵史跡展望庭園」です。
![隅田川を見つめる芭蕉さん](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2018/06/23c4ffd2b7d7089463903792e75eb65f-1.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
階段を上がった先の「芭蕉庵史跡展望庭園」にあるのが、松尾芭蕉さんの銅像です。松尾芭蕉さんは、今の三重県伊賀市に生まれた俳人です。京都で師を得て、俳諧の道に入ったのです。1674年に江戸で数々の作品を発表し、俳句の世界で有名になりました。
江戸では日本橋に住んでいましたが、江戸の2/3を焼いた明暦の大火の後、深川のこの地に移ってきたのです。そして1694年に没するまで、この地で暮らしました。
![実は電気仕掛けで動く、芭蕉さん](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2018/06/eb66686004d26690a8b283f49c8f2a8d-1.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
こちらの芭蕉さんの銅像ですが、17時前までは写真のように隅田川を向いて、座布団に座っています。ところが、17時になると、くるっと回転して小名木川を向きます。電気仕掛けで回転するのです。
夜は22時までライトアップもされています。隅田川の遊歩道から見ることができます。残念ながら、こちらの庭園は16時30分で閉じられますので、芭蕉さんが向きを変える瞬間は確認できません。ちなみに、こちらの庭園は入園無料です。
INFORMATION
名称 | 芭蕉庵史跡展望庭園 |
所在地 | 東京都江東区常盤1-1-3 |
電話番号 | 03-3631-1448 |
公式URL | https://www.kcf.or.jp/basho/ |
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いかがでしたか?
「芭蕉庵史跡展望庭園」で、芭蕉さんと対面して、もっと芭蕉さんのことを知りたくなりましたら、すぐ近くにある「江東区芭蕉記念館」がおすすめです。芭蕉さんが着ていた袈裟や、直筆の字が書かれた紙などが展示されています。こちらを訪ねれば、芭蕉さんの人生と作品について、さらに深く知ることができます。
INFORMATION
名称 | 江東区芭蕉記念館 |
所在地 | 東京都江東区常盤1-6-3 |
電話番号 | 03-3631-1448 |
公式URL | https://www.kcf.or.jp/basho/outline/ |
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