【山形県山形市】山形のソウルフード?おやつと言ったらコレだべ!

山形市には子どもはもちろん、大人にも大人気のおやつ?があります。それは『どんどん焼き』です。とても腹持ちが良くて安い!万人受けの粉物おやつの代表格と言えます。

お祭りでも必ずといっていいほど出店があり、お小遣いを握りしめて並んで買っている子どもの姿を見かけることが多々あります。

そんな山形県山形市民のソウルフード『どんどん焼き』とはどんなものなのかご紹介していきます。

読み終わる頃にはお腹が鳴るかもしれませんが、どうぞ最後までお読みください。


どんどん焼きってそもそも何?しかも安い!

photo by ikoke

どんどん焼きの特徴は、画像を見ても何となくお分かりいただけると思いますが、薄いお好み焼きを割りばしにくるくると巻いたもの、という形容がわかりやすいと思います。

通常のお好み焼きのように、小麦粉を水や出汁で溶いたものと具材を一緒に焼くのではなく、小麦粉を緩めにだし汁で溶いて、鉄板に薄く広げ同じく薄めに切ったソーセージや紅ショウガ、青のり、焼きのり、かつお節粉などを乗せ火が通ったらひっくり返します。

焼けてきたら割りばしで、くるくると巻き取るようロール状にして出来上がり!

味付けはウスターソースがベストマッチです。お好みにもよりますが、色々な味付けも工夫されつつあるようです。

キャベツなどの具が無くて美味しいの?と思われがちですが、具がないからこそ生地を味わえるのです。生地のもちもち感とソースの相性がバッチリで思わず旨い!そしてコスパも良いのが、山形どんどん焼きなのです。


どんどん焼きが生まれた背景は?

山形のどんどん焼きは戦前からあるようで、農作業の合間や出先などで、持ち運びできて食べやすいように薄く焼き、くるくると箸などに巻き取ったのがどんどん焼きの生まれた経緯と言われています。

東京で料理を修業した『大場亀吉』という人物が山形に戻り、リヤカーで1938年頃から販売したのがどんどん焼き引き売りの最初と言われていて、客寄せのために太鼓をドンドンと鳴らしながら歩いていたことから、どんどん焼きと命名されたとの一説があります。

また、他の説ではロール状に巻いて提供されるのは仙台から伝わったともいわれています。山形ではロール状にする際に割りばしを用いて歩きながらでも食べられるように改良され、今に続いているようです。

いずれにしても、山形で定着したどんどん焼きは、県民のソウルフードとして愛され続けることとなったのですね!


最近のどんどん焼き色々バージョン

山形市内には、屋台ではなく『おやつ屋さん』という名のどんどん焼き専門店があります。お祭りなどの催事の時以外でも、食べたいと思ったときにいつでも買えるお店があるのは嬉しいですね!

持ち帰りはもちろんですが、店内で食べられるスペースもあり、昼間の休日は並んでいるのがよく見かけられます。

さらに、夕方5時からは居酒屋さんになって、通称”せんべろ”(千円で酔える意味)と言って大人に人気があります。夜もどんどん焼きは食べられますし、地酒も楽しめる一石二鳥のお店です。

INFORMATION


  • 名称:山形どんどん焼き おやつ屋さん
  • 住所:〒990-0827 山形県山形市城南町2丁目6−16 Bellcity 霞城
  • 電話:023-646-1344
  • URL:https://dondonyaki.net/

GOOGLEMAP



他にもいろいろなアレンジに挑戦しているお店もあります。さまざまなどんどん焼きを食べてみたいものですね!下の写真は移動販売車で山形県内各地に出店しているどんどん焼きカフェカシワヤさん。

作っている途中が下の画像でわかりやすいかと思います。ビックリするぐらい具がありませんが、もちもちの生地が主役なので、本当に美味しいですよ!

カシワヤさんの出店情報は上記のInstagramでチェックできます。

ロール状に巻く前も可愛いですね!


ソウルフードは永遠不滅?どんどん焼き食べに来てけろな~

じっちゃもばっちゃも、みーんな知ってる「どんどん焼き」!は山形ではポピュラーな食べ物として浸透しています。

花見から雪まつりまで、お祭りにも欠かせないほど人気がある無添加・安心・旨い・安い!と4拍子そろっているどんどん焼きは、お年寄りから幼い子どもにまで好まれ、昭和初期から現在に至っても食べ続けられています。

さらに最近では、仕上げの味付けにも工夫されていて、おやつ、酒のアテまでバリエーションが広がって増々注目が集まっています。

いかがでしたか?どんどん焼きを食べてみたいと思いましたでしょう、春夏秋冬いつ食べても美味しいので、ぜひ食べに来てみてけろなぁ~~


関連記事一覧