【山形県】こんにゃくの消費量が全国1位!人気のレシピは玉こん?

山形県の観光地には必ず!と言っていいくらい、串に刺さった玉こんにゃくが売られています。

大抵は、ひと串に3~4個の玉こんにゃくが刺されているのです。
ひと串100円~150円という安値と、醤油の香りに思わず惹かれてしまい買わずにはいられなくなります。

そんな玉こんにゃく煮は、リーズナブルで美味しく人気のある山形のソウルフードと言っても過言ではないでしょう。

お祭りでも必ず見かけることができる、玉こんにゃくの魅力についてご紹介していきます。


山形県民はこんにゃくが好き?

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こんにゃくってダイエットに役立つ食材としても好まれますよね。
こんにゃく粉を使用して作られているおやつもありますが、山形では特に玉こんにゃくが好まれ、食べたことない人はいないはずと言われるほどです。

おでんなどに入っている三角や四角に切られているこんにゃく、ではなく玉こんにゃくに抜群の人気が集まっています。

観光地やお祭りに玉こんにゃく煮は切っても切れない関係

子どもから大人まで大人気の玉こんにゃくは、山形県民のソウルフードのようです。

山形県上山地区にはこんにゃく料理専門店「こんにゃく番所」もあり、玉こんにゃく煮をはじめいろいろ工夫されコンニャクで作られているとは思えないようなものもたくさんあり、休日ともなると大変賑わっています。


なぜ丸いこんにゃく?

一説では、米が希少な時代に団子の代わりに材料を抑えるために、こんにゃくを団子に見立て丸めて串に刺して食べたことから始まったとされているようです。

花見団子の代わりに玉こんにゃく、苦肉の策が今や本家の団子を超えて万人から好まれる地位を得ることになるとは「瓢箪から駒」のようですね。

作る手間もかからず、大鍋にたくさん煮て3~4個づつ串(割りばし)などに刺して置けば、農作業の合間などでも手を洗うこともなく気軽に食べられ、しかも冷めてもおいしいのでこの形に定着したのでしょう。

器もいらず、座らなくても食べられるので、観光地などでも広まり人気の郷土料理として全国に知られるようになりました。


こんにゃくに栄養はあるの?

結論から言いますと、あります。

こんにゃくにはカルシウムが含まれている為、骨祖しょう症予防にも役立ちます。

しかも、解毒作用もあるのです。
その解毒作用を称して「こんにゃくはお腹の掃除」と言われ、体に不要なものをこんにゃくを食べて掃除するとして古くから好まれていました。

こんにゃくに含まれる「マンナン」は食物繊維の中でも有害物質の生成を妨げ排除する効果が高いと期待されているのです。

マンナン○○○~♪などと一部商品宣伝でも耳にしますよね。

特に便秘に悩んでいる方には朗報です。
こんにゃくによって腸の掃除になり、刺激を与えることで排便を即してくれる最適な食材と云えます。

更に、こんにゃく芋にはセラミドも多く含まれているので、肌の乾燥を防いでくれることにも期待できそうですね!


消費no1では生産も?

残念ながら生産量は、群馬県がトップで山形県は6位だそうです。(2019年現在)

生産量はベスト5に入れませんでしたが、消費量は全国1位の理由はやはり、玉コン愛が押し上げているようですね。

もちろん山形県内でも栽培されていますが、雪深い地域なので生産量を増やすのはなかなか困難なのでしょう。


家庭でも作れる玉コン煮

県内の観光地は勿論、日帰り温泉などでも売られている玉こんにゃく煮ですが、実は各家庭でもよく作られています。


玉コン煮レシピ


<用意するもの>

  • 玉こんにゃく
  • スルメ(下足のみ可)
  • 醤油
  • みりん又は酒

<作り方>

1.なにも入れていない鍋に玉こんにゃくを入れて乾煎りをします。空入りをすることで余分な水分を飛ばすことができ、醤油が染みやすくなります。

2.乾煎りが終わったら醤油、みりん(酒)をこんにゃくが浸るように入れます。一緒にスルメも入れ煮ます。

3.煮立ったら弱火にし、こんにゃくが醤油色にしっかり染みたら食べごろです。


からしを付けて頂くと一段と美味しく召し上がれますよ。

アツアツは勿論ですが、夏は冷たくして食べるのもおいしく、食欲のないときでもペロッと食べられちゃいます。


まとめ

「健康食品」とも言えそうな美味しく手軽なこんにゃくレシピ。

コンニャクの消費量が全国1位の山形県民にとっては、玉こんにゃく煮はソウルフードと言えるほど好まれています。

今では、お取り寄せや山形のお土産としても喜ばれる一品になっているようです。

お腹の掃除に役立ち、食べた後の満足感も得られダイエットにも一役買いそうなコンニャクがおやつ感覚で食べられる玉こんにゃく煮はおススメですよ。


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