イモ当て

【青森県】津軽伝統のパーティーグッズ「イモ当て」って知ってる?

他県の人からすると「?」となってしまいますが、津軽出身の人なら大多数の人が知っているというパーティお菓子「イモ当て」。どんなお菓子なのか調べてみました!


「イモ当て」ってどんなお菓子?

「イモ当て」とタイトルに記載しましたが人によっては「イモくじ」とも呼ぶようです。または類似するもので「大王くじ」なるものもあるようです。

青森県の中でも弘前市を中心とした津軽地方で昭和30年代頃を中心に流行ったお菓子で、その後昭和40年代頃になると青森市の方にも浸透していきました。

ただし青森市には同じようなお菓子で「あん玉」というものが既にあったので「大王くじ」の方は浸透せず「弘前は大王、青森はあん玉。イモは両市で」というすみ分けができたそう。奥が深い。

イモ当て(裏)

津軽の当物(くじ引き)駄菓子の代表格で、駄菓子屋さんにあるのはもちろん、お盆や正月など、人が集まるときには箱買いして親戚の子供たちで楽しんだりするパーティお菓子の定番。

昔はもっと色々な製造元さんがいて種類も豊富だったようですが、最近ではその数も減り、この弘前市の佐藤製菓さんのものがスタンダードなようです。

「イモ」とありますが実際は「イモ風の餡ドーナツ」なんだそう!しかし原材料には「でん粉加工品」とあるのでもしかしたらイモ要素も入っているのかもしれませんね…。


早速開けてみる

開けてみると中にはくじが一枚と「イモ」を模した餡ドーナツが入ってます。

くじには「宝に足なし 自ら来たらず」と何とも深いお言葉が…待っていても当たらないぞ!くじを引け!ということでしょうかね。

イモ当て(開封)

通常サイズとプチサイズがあり、こちらはプチサイズ。大サイズの餡ドーナツが3つ。小サイズが8つ入っているものです。

くじを引いて「親」が出たら当たり!大きい餡ドーナツがもらえます。「子」が出た場合は小サイズの餡ドーナツがもらえます。

子供たちで大勢集まってこれをやったら確かに楽しいでしょうね!

イモ当てのイモ

佐藤製菓さんのHPには餡がリンゴ味になっている別バージョンのイモくじやその他の懐かしいお菓子も通販ができるようになっています。

大人になって津軽を離れてしまった人も、「イモ当て」でたまには童心に戻ってみるのもいいのではないでしょうか!

佐藤製菓<Information>

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