【宮城県白石市】ご当地グルメ「白石温麺」って知ってる?おすすめアレンジレシピも紹介!
目次
宮城県のご当地グルメ「白石温麺(しろいしうーめん)」をご存知でしょうか?県内ではメジャーですが、県外の人には馴染みのない食べ物のはずです。
そこで今回は白石温麺の魅力やおすすめのレシピを紹介していきます。
白石温麺とはどんな食材?
まずは白石温麺の特徴や魅力についてお伝えしていきます。
白石温麺は宮城県白石市の名産品
白石温麺はおよそ400年の歴史がある食べ物で、宮城県南部の白石市で親しまれています。
その発祥は江戸時代、元禄年間にまで遡ります。
当時の白石城下で鈴木味右ェ門という者が胃を壊し何日も絶食したまま病床に伏していました。そんな父を心配した味右ェ門の息子が、旅の僧侶から油を使わない麺の作り方を教わり実践したところ、父が快方に向かったそうです。
この話が当時の殿様の耳に入り、麺を献上したところ、その息子の「心温まる行動」から「温麺」と名付けられました。そしてこれを期に城下を中心に製造販売されるようになったといわれています。
現在では宮城県内のスーパーに行けば、必ずといっていいほど乾麺コーナーには白石温麺が販売されています。
そうめんと白石温麺は別物?
そうめんに見た目が似ており、名称区分も「そうめん」に分けられる白石温麺ですが、「油の有無」と「1本あたりの長さ」が異なるのがポイントです。
まず、そうめんは一般的に食用油で麺を伸ばすのに対して、温麺は油を使用せずに製造するため胃にやさしく消化しやすくなっています。
さらに麺の長さは、そうめんが1本あたり約19センチなのに対して、温麺は約9センチと短いため茹でやすく食べやすくなっています。
白石温麺はどこで買える?
白石温麺は宮城県内ならほとんどのスーパーやデパートで購入できます。白石温麺はそうめんと異なり年中食べる食材のため、時期も関係なく置いてある場合が多いです。
観光で宮城県を訪れる場合は、スーパー以外に駅中にある特産品コーナーをチェックしてみるといいでしょう。
白石温麺をおいしく食べる方法を紹介!
ここからは白石温麺をおいしく食べられるレシピについて紹介していきます。
おいしい茹で方
白石温麺はそうめんと同じように一度お湯で茹でてから、つゆにつけたり炒めたりして食べます。茹でる際は、たっぷりのお湯に3分ほど入れたら引き上げて、流水でぬめりを落としながら軽く洗うとツルツルとした食感が楽しめておすすめです。
【レシピ①】おくずかけ
「おくずかけ」とはたっぷりの野菜と温麺が入った宮城県の郷土料理で、トロトロのおつゆとツルツルした麺の相性がバツグンです。
材料
- 白石温麺 3束
- ニンジン 1/4本
- 椎茸 3枚
- 油揚げ 1枚
- 市販だし 1パック
- めんつゆ 適量
- 水溶き片栗粉 適量
作り方
- ニンジンはいちょう切り、椎茸は一口大にスライス、油揚げは油抜きして細切り、白石温麺は下茹でしておく。
- 鍋に水を入れて、1の具材とだし・めんつゆを加えて火にかける。
- 野菜がやわらかくなったら、水溶き片栗粉を入れ、とろみがついたら火を止める。
- お椀に白石温麺を盛り、温かいつゆを入れたら完成。
【レシピ②】白石温麺チャンプルー
白石温麺は炒める食べ方もおすすめです。野菜と一緒に炒めれば、野菜もとれておうちランチにもいいですよ!
材料
- 白石温麺 2束
- もやし 1袋
- ニラ 1束
- ニンジン 1/2本
- ちくわ 2本
- 白だし 大さじ2
- 塩コショウ 適量
- ゴマ油 適量
作り方
- もやしは水洗い、ニラは3~4センチ、ニンジンとちくわは千切りにしておく。
- 白石温麺を下茹でして、冷水でしっかりとしめておく。
- フライパンにゴマ油を入れて、1を塩コショウして炒め、しんなりしたら2も入れて炒める。
- 白だしを加えて軽く混ぜたら完成。
【レシピ③】納豆キムチ温麺
消化にいい白石温麺×発酵食品の納豆×旨辛キムチの組み合わせで、食欲がないときでもおいしく食べられますよ。
材料
- 白石温麺 1束
- キムチ 100g
- 納豆 1パック
- もみ海苔 適量
- 青ネギ 適量
- ゴマ油 適量
作り方
- 納豆とキムチをよく混ぜ合わせておく。
- 白石温麺は下茹でして、しっかりと冷水でしめておく。
- 器に2を盛って、1と海苔・ネギを散らし、最後にゴマ油を1周かけたら完成。
おいしい白石温麺をぜひ食べてみて!
今回は宮城県白石市の名産品「白石温麺」の魅力やおいしいアレンジレシピをご紹介しました。白石温麺は食べやすさ・消化の良さ・のどごしの良さが揃っていて、お子様から高齢の方までおすすめできる食材です。スーパーでも購入できるので、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
白石温麺<Information>
- リンク:奥州白石温麺協同組合HP