【宮城県柴田郡】一目千本桜に梅団地!桜と梅の町 大河原

大河原町の歴史

宮城県南部にある大河原町は、町の中心部に町の中心部を白石川が流れ、毎年多くの渡り鳥が飛来します。

白石川の堤には約8km、約1200本の桜並木が続いており、「一目千本桜」として宮城県内でも屈指の桜の名所として知られています。

大河原町は桜だけでなく梅との関わりも深く、平安時代の歌人、藤原実方は「鶯の 訪()ひこぬ里の 梅の花 摘みてぞ知れん 梅の操を」と和歌を詠んでいます。

この和歌により大河原町は後に『梅が枝荘』と呼ばれるようになり、現代でも大河原町は梅の産地であり、町の振興作物として奨励されるなど、「梅の里」としての歴史も連綿と受け継いでいます。

一目千本桜

蔵王連峰を背景に白石川堤に咲き乱れる一目千本桜は大河原町のシンボルでもあり、宮城屈指の桜の名所です。

大正12年と昭和2年に、大河原町出身の実業家 高山開治郎氏の寄贈により、1,200本の桜が植樹され、白石川の堤に桜並木が約8km続きます。

平成2年に日本さくらの会より「さくら名所百選の地」にも選出され、令和5年は植樹から100周年を迎える記念の年です。

桜の開花時期は例年4月上旬〜中旬で、開花時期に合わせて「おおがわら桜まつり」が開催され日本全国からの見物客で賑わいます。

おおがわら桜祭り

桜の開花時期である4月上旬頃に「おおがわら桜まつり」が開催されます。お祭り期間中は「お花見弁当」の販売、「LED夜桜ライトアップ」の実施、観光物産協会売店や各種出店、ステージイベントの開催を予定しております。

コロナ禍により平成31年以来となる4年ぶり、令和となって初の開催で、2023年3

31日〜4月13日の開催予定です。

※2023年は諸般の事情により「お花見屋形船」の運航はなし

INFORMATION


  • 期間:令和5年3月31日(金)〜4月13日(木) ※開花状況により変更になる場合あり
  • 会場;白石川公園(大河原大橋~末広橋間)  JR大河原駅より徒歩3分
  • LED夜桜ライトアップ:午後6時~午後10時まで
  • 観光物産協会売店:午前10時~午後5時頃まで
  • 各種出店 午前10時~午後9時頃まで
  • お花見弁当の販売  午前11時~午後1時30分頃まで  ※売り切れ次第、販売終了
  • JR徐行運転:JR東北本線 大河原駅~船岡駅間※桜が見ごろの期間中
  • URL:おおがわら桜まつり公式サイト

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桜と列車のコラボレーション

JR東北本線の大河原~船岡駅間には、桜並木と線路が並走する区間があります。

桜の開花期間中、JR東北本線の一部の列車は「大河原駅」~「船岡駅」間の約700mで、車窓から桜を楽しんでもらう速度を落として運転されます。

また、桜と列車を一つのフレームに収めることのできる絶好のフォトスポットでもあるため、同じく桜の名所である船岡城址公園と一目千本桜を結ぶ「しばた千桜橋」では桜並木を通過する列車をファインダーに捉えようと多くのカメラマンが押し寄せています。

隠れた梅の名所 堤梅団地

昭和7年、旧金ケ瀬村時代に食料増産のため山を開墾し、梅の苗木が植林され堤地区の農家約60戸が共同作業を始めました。

当時は道路が整備されていなかったため、約40kgにもなる収穫した梅の袋を背負って運んだとのことです。現在は約6haの面積に3,000本余りが栽培され、「白加賀」や「南高」、「花香実」、「石川」といった品種が育てられています。

見頃の時期

例年の見頃の時期は、3月中旬から下旬です。天候により前後しますのでSNS等で情報収集することをおすすめします。

天候により前後しますのでSNS等で情報収集することをおすすめします。

鑑賞上の注意点

大河原梅団地は観光地ではなく、あくまで農家の皆様によりご厚意で公開していただいている、食用の梅を生産している現役の農地です。

農家の皆様に感Iすると共に、大切な商品である梅の木や梅の実を絶対に傷つけることがないようにマナーを守って鑑賞しましょう。ON

おおがわらうめ祭り

梅の生産・出荷を行っている「金ケ瀬梅組合」を中心に、「おおがわら梅まつり」が開催されています。

祭期間中は当日は梅のもぎ取りや量り売り、一升マス盛り放題、梅加工品等の試食・販売コーナーなどの催しが開催されます。

ちなみに梅の花の時期である3月ではなく、梅の実の収穫次期である毎年6月頃の開催なので注意してくださいね!

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