【福島県会津若松】会津のわっぱ飯は福島の美味しさを詰め込んだ郷土料理!

新潟・福島(会津若松)の郷土料理「わっぱ飯」があります。「わっぱ飯」とは何なのかからご紹介します。新潟も福島(会津)もお米の産地として有名です。そんなご飯も美味しい土地だからこそ生まれた「わっぱ飯」についてご紹介ます。


「わっぱ飯」とはそもそも何?

「わっぱ飯」とは、「框飯」「輪箱飯」とも書かれることがあり、「わっぱ」という薄い木の板で丸く作られた箱に入れられたご飯です。昔は、お弁当箱としても活用されていたものです。

この「わっぱ」にご飯を入れて、具材を載せて温かく蒸したものが「わっぱ飯」です。米どころの新潟、福島でご飯の美味しさを存分に楽しむことができる料理と言えるでしょう。

「わっぱ飯」では、「わっぱ」で蒸すことによって、木の香りもよく風味がよく蒸し上がるのが魅力です。


「わっぱ飯」の歴史は?

「わっぱ飯」の歴史ですが、新潟県では1955年に「田舎家」から始まっています。また、福島会津では1970年に「田季野」というお店が元祖となっています。今では「わっぱ飯」は広く知られている郷土料理となっています。寒い東北地方で、ご飯と具材がたくさん盛り込まれ、温かく蒸された「わっぱ飯」はごちそうと言えるでしょう。

また同じわっぱ飯でも、新潟県と福島県では異なることもあります。例えば、新潟県では杉の板のわっぱを使い、福島県ではひのきのわっぱを使う点が違いです。ご飯も新潟県は、だし汁で炊き上げたご飯を用い、福島県は白御飯を用います。

具材に関しても新潟県は、鮭やカニなどの海の幸を使い、福島県ではそれ以外に山菜やきのこなどの山の幸も使う点が異なっています。それぞれに地元の具材を載せた、郷土料理として特徴があります。


わっぱ飯の美味しさの秘密

温かく蒸されたわっぱ飯はとても美味しいと人気なのですが、ここでなぜわっぱ飯が美味しいのかについて、あらためてご紹介します。

まず、福島県や新潟県など美味しい米どころのご飯を使っている点が美味しい秘密でしょう。また、その上に、様々な具材が工夫されて載せられていて、目にも美しく楽しませてくれます。また、わっぱは木で作られているために、調湿効果があり、蒸しても柔らかすぎず美味しく蒸し上がります。

わっぱのお弁当箱で食べると美味しいのもわっぱの調湿効果のおかげで、長くご飯の美味しさを保ってくれるのが特徴です。


福島の「田季野」のわっぱ飯とは

そんな美味しいわっぱ飯ですが、福島県の元祖「輪箱飯」として有名な「田季野」をご紹介していきたいと思います。「田季野」では、お米は会津米を使っていて、様々な具材のわっぱ飯があるのが珍しいお店です。

どれも福島の海の幸、山の幸をそれぞれに堪能できて、嬉しい「輪箱飯」となっています。「鮭輪箱」「けっとばし輪箱飯」(けっとばしとは馬肉と牛蒡を甘辛く煮たもの)「ぜんまい輪箱 」「きのこ輪箱」「五種輪箱 」「鮭親子輪箱」「よくばり輪箱 【7種】」「かに輪箱」「いくら輪箱」などバラエティ豊かです。

まさに、ここに来れば、福島の美味しいものをいろいろ詰め込んだわっぱ飯が存分に堪能できるでしょう。特に「よくばり輪箱」は、イクラ、鮭、きのこ、カニ、ぜんまい、姫竹、卵が載っていて海の幸、山の幸が揃っているのが魅力です。


福島のわっぱ飯では山菜も人気!会津若松で味わってみませんか

福島県のわっぱ飯の魅力はというと、山菜が載ったわっぱ飯も欠かせないものです。わっぱで蒸されて木の香りと、山菜の豊かな風味をしっかり感じることができるのがいいでしょう。山菜のわっぱ飯が美味しかったという声も多く聞かれます。

概してわっぱ飯は派手ではありませんが、わっぱの中で蒸されると、具材の華やかさが見栄えするのが魅力です。見た目でも楽しませてくれる料理です。

福島県のわっぱ飯が味わえる元祖輪箱飯の店「田季野」は、会津若松にあり、風情あふれる歴史的な建物のお店ですので、一度ゆっくり味わってみませんか。

田季野<Information>

  • 名  称:田季野
  • 住  所:福島県会津若松市栄町5−31
  • 電話番号:0242-25-0808
  • 営業時間:11:00~20:00
  • 公式URL:http://www.takino.jp/
  • グルメサイト:食べログ

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