【岩手県盛岡市】北東北最大の「せんべろ天国」盛岡!地元民が集う「せんべろ酒場」5選!
目次
2023年1月にニューヨーク・タイムズ紙が発表した「2023年に行くべき52カ所」で、世界で2番目に行くべき都市として選ばれた盛岡市には、市内にたくさんの「せんべろ酒場」が点在しています。
この記事では、市内の新旧繁華街3ヶ所(大通り・盛岡駅前・八幡町)の「せんべろ酒場」の中から、とくにおススメしたいお店をご紹介します。
「せんべろ」の定義とは?
そもそもは「千円でべろべろに酔える」酒場を指した言葉でしたが、今は「千円でつまみとお酒が2杯~3杯飲める」酒場との意味合いが強くなっています。
この記事では、「せんべろ」酒場として認定する目安を、次のように定義しました。
- お酒2杯(酒種と量はフリー)と、お通しとは別につまみ1品を注文して1,000円以内で呑める
- 「せんべろセット」などの1,000円以内のセット料金が設定されている
- 「せんべろ」できるファミリーレストランなどは対象外とする
なお、1,500円以内のセットなども「高めのせんべろ」としてご紹介しておりますが、その辺についてはご容赦いただければ幸いです。
なお、記事中の価格はとくに記載がなければ税込価格で、2023年9月末時点のものです。
盛岡最大の繁華街「大通り」界隈のおススメ「せんべろ酒場」
盛岡駅東口近くの開運橋から1キロほど東の盛岡城跡公園までの間は、大通りと映画館通りの交差点を中心とする繁華街が拡がり、たくさんの飲食店が集中しています。
「大通り」から「内丸(うちまる)」または「櫻山(さくらやま)」につながる大通りは昭和に栄えた商店街でしたが、閉店する商店が増えシャッター街になりかけました。
しかし、その跡には飲食店がたくさん開店し、昭和のころとはまた違った賑わいを見せています。
大衆酒場 丸富士
昭和の東京の下町酒場を再現したような雰囲気で、11時半から昼呑みができる正統派の「せんべろ酒場」です。
何といってもお得なのは15~17時まで提供される、ドリンク3杯と4種類のおつまみから2種類を選べて1,100円の「せんべろセット」で、生ビールが500円なのでかなりのお得感があります。
おつまみは100円台の焼きとんから、ちょっと贅沢な刺身まで100種類以上です。
おススメは600円の、トロトロの肉と染み染みの豆腐たっぷりの肉豆腐と、鶏出汁の旨味を吸った大根とプリプリの鶏肉の相性バッチリな鶏大根で、どちらもこの店の名物料理として人気があります。
ドリンクメニューも豊富で500円前後の価格設定で、肉豆腐に合うホッピーには定番とされているキンミヤ焼酎はボトルキープすることもできます。
大衆酒場 丸富<Information>
- 店舗名:大衆酒場 丸富
- 所在地:岩手県盛岡市大通1丁目9-1 チスガビル 1 階
- 電話番号:019-656-6024
- 営業時間:15:00~25:00
- 定休日:なし
- URL:大衆酒場 丸富士 公式サイト
- グルメサイト
Google Maps
櫻山チャンチキ酒場
内丸の櫻山神社の向い側にある大衆酒場で、こちらも昭和レトロな雰囲気の人気「せんべろ」店です。
1,100円の「せんべろセット」はドリンク2杯とおつまみ2品を選べます。
ドリンク類は種類豊富ですが、とくに日本酒の地酒の品揃えが良いと評判です。
以前は焼き鳥や焼きとんなどが中心の昭和レトロな串焼きやのイメージでしたが、最近店内を改修してレトロ感を残しながらも新しくなり、隠れ家のような部屋もできました。
最近はテーブルなどでも楽しめる七輪焼きやスンドゥブ鍋などのほか、ナポリタンとカレーが融合したナポリカレーなどの多国籍な新メニューも開発されていて、シメ中華そばもあります。
櫻山チャンチキ酒場<Information>
- 店舗名:櫻山チャンチキ酒場
- 所在地:岩手県盛岡市内丸5-1
- 電話番号:019-625-6161
- 営業時間:月~土 17:00 ~25:00
- 定休日:日曜
- グルメサイト
Google Maps
「おでんせ盛岡へ!」盛岡駅前の「せんべろ酒場」
盛岡駅東口から開運橋にかけては最近、多種多様な飲食店が次々に開店して賑わいを見せ、新幹線を降り立った観光客や列車の待ち合わせに気軽に利用できる「せんべろ酒場」が増えています。
立呑(たちのみ)えびすけ 盛岡フェザン
盛岡駅の地下道にあるこの気軽な立ち飲み屋は、お酒も料理も安い人気店で、じっくり煮込まれた牛すじカレーや肉の量がすごい豚丼が美味しいと評判です。
とくに、ドリンク2杯とおつまみ2品を選べる「せんべろセット」(1,200円)がコスパの高さでおススメです。
選べるドリンクは生ビールと地酒1合が1杯目のみの設定で、ハイボールやサワーは2杯OKで、2杯分をホッピー(白か黒)と中(おかわり焼酎)3杯に変えることもできます。
おつまみはハムカツやもつ煮など300円以上のAグループとそれより安い枝豆などのBグループから1品ずつを選べますが、列車の時間調整などでのちょい呑みには十分です。
立呑 えびすけ<Information>
- 店舗名:立呑 えびすけ 盛岡フェザン
- 所在地:岩手県盛岡市盛岡駅前通1-44
- 電話番号:019-654-8031
- 営業時間:11:00~23:00
- 定休日:なし
- URL:立呑 えびすけ 盛岡フェザン 公式サイト
- グルメサイト
Google Maps
もつ焼きホームラン
盛岡駅から開運橋を渡ってすぐの左側にある、「本塁打」と書かれたのれんがかかる昭和レトロなもつ焼き店は若い世代が支持していて、深夜でも予約なしでは入れないことがある超人気店です。
メインのもつ焼きのほとんどが1本110円なので、セットのようなものがなくとも十分「せんべろ」を楽しめます。
ホッピーの中のおかわりに「シャリキン(キンミヤ焼酎を凍らせてシャーベット状にしたもの)」を頼めるのも人気の高さの理由の一つです。
そのほかよその店では飲めないオリジナルドリンクがあり、もつ煮込みなどの料理が安くて美味しいことも若者が集う理由なのでしょう。
もつ焼きホームラン<Information>
- 店舗名:もつ焼きホームラン
- 所在地:岩手県盛岡市大通3丁目7-9 霞ビル 1階
- 電話番号:019-6569850
- 営業時間:日~木 17:00~25:00、金・土 17:00~26:00
- 定休日:なし
- グルメサイト
Google Maps
花柳界の情緒漂う八幡町(はちまんちょう)界隈の「せんべろ酒場」
盛岡八幡宮門前の八幡町から、西の南大通りや肴町アーケード辺りまでの地域は幡街(ばんがい)とも呼ばれ、昔の花柳界の風情が今でもかすかに残る芸妓(げいこ)の街として知られています。
酒場 幡才(まんさい)
南大通りのバスセンター近くにあった大衆酒場を改修して、2022年2月にオープンした日曜にリーズナブルに昼呑みができる「せんべろ酒場」です。
定番のおつまみは300~400円の価格帯がメインですが、たまに三陸の新鮮な魚介類が入荷することがあり、そんな時は「せんべろ」を「二せんべろ」まで引き上げることをおススメします。
また、八幡宮の例大祭など地域のイベントに合わせて、90分1,000円飲み放題(お通し2品付き)などのお得な企画が出るので、公式フェイスブックやインスタグラムをチェックしておくと良いでしょう。
酒場 幡才<Information>
- 店舗名:酒場 幡才
- 所在地:岩手県盛岡市南大通1丁目5-8
- 電話番号:なし
- 営業時間:火~土 16:00~21:00、日 13:00~20:00
- 定休日:月曜
- URL: 酒場 幡才 公式instagram
Google Maps
まとめ
「せんべろ酒場」は昭和のころは中高年のたまり場のようなイメージがありましたが、最近は昭和レトロ感を漂わせるお店を「古いけど新しい」として訪れる若者が増えています。
盛岡市内にはこの記事でご紹介したほかにも、まだまだ「せんべろ」対応を唱えている飲食店がたくさんありますが、それらの酒場はまた新しい別の記事でご紹介したいと思います。