【福島】隠れた名品も!!福島の豊かな自然から生まれたワインの魅力

日本のワイン名産地といえば、山梨、山形、長野といった県をイメージする方が多いと思います。
けれど、福島県でもワインが醸造されていること、またワイン用ぶどうの栽培も行われていることをご存じでしょうか。
今回は、福島を訪れたら是非味わって欲しいワインを紹介したいと思います。


【新鶴シャルドネ】シャトー・メルシャン

新鶴地区(会津地方)のぶどうを使ったクオリティの高い白ワインです。
シャトー・メルシャンの資料によれば、日当たり・水はけが良い丘陵地でぶどうの栽培に適した新鶴地区では、比較的古くから白ワイン用のぶどう「シャルドネ」が栽培されていました。しかし、秋の雨量が多いことでぶどうが被害を受けることも多かったそうです。それを栽培農家の努力で独自の雨除け設備を設置することによってぶどうを守り、高品質なぶどうが生産されるようになったとのこと。

写真の新鶴シャルドネ2015は、もちろん新鶴地区のシャルドネ100%。生産本数は約6750本と決して多くはありませんが、まろやかで深みのある味と香りはまさに芳醇という言葉そのもの。ワインが好きな方におすすめの1本です。


INFORMATION

URLhttp://www.chateaumercian.com/wines/district/niitsuru_chardonnay.html

【一慶】ふくしま農家の夢ワイン

「ふくしま農家の夢ワイン」は、ぶどうによる地域活性化という夢をこめて、二本松市の農家のおやじさんたちが耕作放棄地にぶどうの木を植えることからスタートした小さなワイナリーです。
ぶどうを植え始めてまだ6年目なので多くの種類や本数は作れませんが、昨年も個性的な手作りワインが完成しました。


「一慶」は、二本松市戸沢地区で育てた、ヤマ・ソーヴィニオン(ヤマブドウとカベルネソーヴィニオンを交配させた品種)100%使用のワイン。
代表的な赤ワイン品種カベルネの風味にヤマブドウの野性味も加わった飲みやすいミディアムタイプです。
道の駅ふくしま東和や、道の駅「安達」智恵子の里などで購入できます。ただし本数が少ないので見つけられた人は幸運です!

INFORMATION

名称ふくしま農家の夢ワイン株式会社
住所〒964-0203 福島県二本松市 木幡字白石181-1
電話番号0243-24-8170
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【べーリーA・赤ワイン(会津)】ワイン工房あいづ

ワイン工房あいづは、猪苗代にある小さなワイナリーです。
ここの特徴はなんといっても、発酵・熟成に主にガラス樽を使用していること。ワイナリーの中にはこんな風にガラス樽が並んでいます。

この方式で作られるワインは、果実以外の成分が入らないためすっきりとした味わい。福島県産のぶどうの風味を存分に楽しめます。
おすすめは、会津で栽培されている日本独自のワイン用ぶどう品種ベーリーAを使った赤ワイン。華やかな香りとすっきりした飲み口が印象的です。このワインは、平成27年に開催された第七回太平洋・島サミットの昼食会でも用いられたんですよ。

また、地元猪苗代町の磐梯山のふもとで穫れるヤマブドウで作られるワインもぜひ試してほしい一本。ヤマブドウには、鉄分やポリフェノールが豊富に含まれているのです。

ワイン工房あいづでは予約なしで工房見学が可能です。ただし、10名以上の団体の場合は予約が必要です。

INFORMATION

名称有限会社ホンダワイナリー ワイン工房あいづ
住所〒969-3133 福島県耶麻郡猪苗代町千代田千代田3−7
電話番号0242-62-5500
URLhttp://www.hondawinery.co.jp/
営業時間10:00-18:00 (冬季間は、17:00まで)  休日:月曜および不定休
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これからますます楽しみな福島のワイン

生産者の努力でどんどんクオリティがあがってきている福島のワイン。
まだ味わったことがないなら是非、楽しんでみてください!福島の食の豊かさが実感できますよ。


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