【青森県】青森県のクラフトビール5選!本州最北の麦酒を楽しもう!

リンゴ生産量日本一の青森県ではシードルが人気で、また全国的に有名な日本酒が多いこともあってか、クラフトビール人気は少し前までは盛り上がりにかけていました。

しかし、近年は意欲的なブルワリーが次々に誕生していて、個性豊かなクラフトビールを楽しめるようになりつつあります。


卍・麦雫(むぎしずく:大間町)

下北半島の北端、マグロ一本釣りで有名な大間にある「崇徳寺(そうとくじ)」の住職さんが、恐山からの霊水である湧き水を使い、境内に建てた「バイコードリンクB・S」醸造所で醸しています。

住職さんが「お寺で地Beer」を始めたのは、湧き出る霊泉「長生きの水」が美味しかった」からとのことで、「恐山ビール」などの委託醸造とワインも造られています。

卍・麦雫のおすすめ定番ビール

  • ペールエール:住職さんが最初に造ったエールは、フルーティーな酸味とスッキリした口あたり
  • ピルスナー:チェコのホップによる香りと味が強く、さわやかな苦味
  • ラガー:酵母を活かして瓶内で発酵・熟成させ、色が濃くフルーティーな香りとまろやかなコク
  • ビター:ホップの苦味が利いているが、後味はスッキリ
  • スタウト:アイルランドスタイルのしっかりしたコクのある濃厚な黒ビール
  • リンゴ:最初にリンゴの香りが立ち、甘さひかえめで後味はスッキリさわやか

羽後麦酒卍・麦雫<Information>

  • 名  称:羽後麦酒卍・麦雫(崇徳寺バイコードリンクB・S)
  • 住  所:〒039-4602 青森県下北郡大間町奥戸93
  • 電話番号:0175-37-3342
  • 公式URL:羽後麦酒卍・麦雫(崇徳寺)

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Be Easy Brewing(ビーイージーブルーイング:弘前市)

創業者のギャレス・バーンズさんは、米軍三沢基地配属中に空軍を退役しして弘前市内でビール造りを始め、醸し出すビールの多くに津軽弁で名前が付けられています。

また、ホップ畑やタップルームで提供される野菜畑があり、麦芽粕を肥料にした無農薬栽培にも取り組んでいます。

建物は1階が醸造所、2階はタップルーム「ギャレスのアジト」で、量り売りと新鮮なビールを味わえます。

Be Easy Brewingのおすすめ定番ビール

  • デビーズ ペールエール:ギャレスさんの母の名が付けられ、香り・苦味・後味のバランスが良い
  • じょけない(飽きない)IPA:スッキリした苦味と後味、時間と温度で変化する華やかなアロマ
  • へごま(忙しく働く)IPA:ガツンとくる苦味、ライ麦のスパイシー、ホップの香りが良いヘイジー
  • レイズ ミルクスタウト:ミルク入りのアイスコーヒーのような、日本人の味覚に合う黒ビール
  • 青森エール:青森の飲食店限定エールは優しいくちあたりで飲みやすく、ショップ購入可

Be Easy Brewing<Information>

  • 名  称:Be Easy Brewing(ギャレスのアジト)
  • 住  所:〒036-8042 青森県弘前市松ケ枝5丁目7−9 2F
  • 電話番号:0172-78-1222
  • 公式URL:Be Easy Brewing

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Aomori Brew Pub(アオモリブリューパブ:青森市)

2021年夏に青森市で初めての醸造所は、弘前のBe Easy Brewingの系列店です。

ガラス越しに醸造風景を見ることができ、地元の食材で造られるビールには青森の街の名が付けられています。

できたてのビールだけでなく、販売されている瓶や缶のビールを「角打ち」として店内で飲むこともできます。

Aomori Brew Pubのおすすめ定番ビール

  • Yasutaka American Pale Ale:所在地の安方の名が付いた、定番になりそうなさわやかなペールエール
  • First Batch English IPA:アルコール度数は7.5%と高めながら、苦味などは穏やかでのみやすいIPA
  • Marron Coffee Porter:ブラックコーヒーのようなニュアンスをもつ黒ビール

Aomori Brew Pub<Information>

  • 名  称:Aomori Brew Pub
  • 住  所:〒030-0803 青森県青森市安方1丁目5−11 ギャレスビル 2F
  • 電話番号:0177-11-8254
  • 公式URL:Aomori Brew Pub

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八戸麦酒(八戸市)

2021年に誕生した新しいマイクロブルワリーで、ドイツで本場のヴァイツェンに感動した創業者が、アメリカのクラフトビールブームに感化され、故郷の八戸市南郷でブルワリーを立ち上げました。

ブルワリーのある南郷は日本有数のジャズフェスティバルで有名な山間部の里山で、大自然のなかでビールが造られています。

八戸麦酒のおすすめ定番ビール

  • Hazy IPA:6種のホップによるトロピカルフルーツの香りが強く、苦味の少ない飲みやすいIPA
  • Golden Lite Ale:青森の米を使い軽い口当たりで飲みやすく、フルーティーな柑橘系の香り
  • Weizen:苦味が少なくまろやかな酸味に、白ビール特有のバナナのような香りが楽しめる
  • Vanraure Golden Lite Ale:八戸のサッカーチームとのコラボ、苦味しっかりでもライトな口あたり

八戸麦酒<Information>

  • 名  称:八戸麦酒(株式会社カネク醸造)
  • 住  所:〒031-0111 青森県八戸市南郷大字市野沢屋敷添14−2
  • 電話番号:0178-38-5474
  • 公式URL:八戸麦酒(カネク醸造)

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OIRASE BREWERY(奥入瀬ブルワリー:十和田市)

1997年から十和田湖から流れ出す奥入瀬(おいらせ)渓流の近くに湧く、「奥入瀬の原流水」で4種の定番ビールを醸造し続けているブルワリーです。

敷地内に直営レストランがあり、造りたてのビールをピザなどの石窯料理や、屋外でBBQを楽しみながら味わえます。

OIRASE BREWERYのおすすめ定番ビール

  • ピルスナー:のど越しスッキリ、ホップとモルトの香りと苦味を楽しむ黄金色のビール
  • ダークラガー:焙煎麦芽の香ばしさのなかに甘味があり、後味スッキリの黒ビール
  • アンバーラガー:ホップとモルトの香りのバランスがよく、芳醇な味わいの琥珀色のビール
  • ヴァイツェン:小麦麦芽のフルーティーな香り、苦味が少なく軽い口あたりの白ビール

OIRASE BREWERY<Information>

  • 名  称:OIRASE BEER Brewery&Restaurant(奥入瀬ろまんパーク)
  • 住  所:〒034-0301 青森県十和田市奥瀬堰道39−1
  • 電話番号:0176-27-1317
  • 公式URL:OIRASE BREWERY

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まとめ

青森では大規模なビールイベントはありませんが、それぞれのブルワリーがイベントを開催しています。

今後さらに新しいイベントがされているようですので、ぜひ調べて訪問してみてはいかがでしょうか。


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