【福島県中通り】「福島県(中通り北部エリア)のクラフトビール、個性豊かな味わいを楽しもう!」

桃の畑が一面に広がる福島県中通り北部には、その桃が使われたフルーツビールが盛んに造られているブルワリーがあります。

このエリアにはアサヒビールの福島工場もあり、併設のビール園で造りたての生ビールを味わえるので、クラフトビールとの飲み比べをするのもよいですね。

HANDA GINZAN BREWERY(半田銀山ブルワリー:桑折町)

桑折(こおり)町には1976年(昭和51年)まで、半田銀山と呼ばれる大きな銀山がありました。その桑折町に新しい特産品を産み出そうと、銀山の名で2020年に醸造が開始されたマイクロブルワリーです。

桑折町が発祥とされる青リンゴの王林や、福島名産の桃などを副原料に使ったビールが造られていて、併設のCafe&Brewery「上町cheers」(うわまちチアーズ)で出来立てのビールが提供されています。

HANDA GINZAN BREWERYのおすすめ定番ビール

王林ペールエール:リンゴ果汁のほのかな甘みを感じ、さわやかな口あたり

半田銀山ペールエール:控えめなホップの苦味、スッキリとしたライトボディ

半田銀山IPA:アメリカのホップの香りと苦味、モルトの風味のバランスがよいIPA

暁(あかつき):桑折町の桃「あかつき」の甘味と、オーツ麦によるジューシーなペールエール

SOLDER SMaSH:1種類だけ使われるホップとモルトの個性を活かした、シンプルなペールエール

CranCherry Wheat:小麦麦芽40%以上のウィートエール、酸味とクランベリー、チェリーの甘さが融合

UWAMACHI STOUT:焙煎麦芽の苦味とコーヒーの様な風味、オーツ麦と乳糖はミルクの口あたり

INFORMATION
  • 名称 HANDA GINZAN BREWERY
  • 住所 福島県伊達郡桑折町字上町72-1
  • 電話番号 024-563-3862
  • URL HANDA GINZAN BREWERY
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YelloBeerWorks(福島市)

米を生産する農業生産法人が2021年に始めたこのマイクロブルワリーでは、農作業のかたわらに地元の水でビールを仕込んでいます。

農業生産法人ですから、米はもちろん、大麦・ホップ・野菜などは自分たちで栽培してビールの原材料にしています。

また、併設されているビアバーではフード類の持ち込みが自由で、それらと一緒にできたてビールを味わえます。

YelloBeerWorksのおすすめ定番ビール

Juicy Pop Blue:トロピカルなグレープフルーツとメロンの香り、ジューシーなノド越しと苦味のIPA

どヘイジーPunks:濁りと香りを楽しむ、飲み飽きしないニューイングランドIPA

zaso-IPA(ザソウIPA):濁りのある山吹色、持続性のある苦味とホップの香りが独特

Pop Life:オレンジキャンディのような優しい苦味、クリアなノド越しのセッションIPA

INFORMATION
  • 名称 YelloBeerWorks
  • 住所 福島県福島市大笹生字横堀12-5
  • 電話番号 070-5098-4439
  • URL YelloBeerWorks
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みちのく福島路ビール(福島市)

1997年醸造開始の福島県では地ビール黎明期の草分け的な存在です。ヨーロッパから取り寄せた麦と吾妻山から時を経て流れ出る伏流水を使い、非熱処理と無ろ過で酵母を活かしたビール本来の味を引き出しています。

福島の果物や米を使ったフルーティ―な限定ビールが季節毎に造られ、工場に併設されたBAR「PROST」で軽いおつまみとともに造りたてのビールを味わえます。

みちのく福島路ビールのおすすめ定番ビール

ピルスナー:ホップの苦味が適度で心地よく、スッキリした味わいで人気No.1

ヴァイツェン:バナナの香りと控えめな苦味で飲みやすい小麦麦芽のビール

American IPA:ホップの香りが華やかで、シャープの苦味とのバランスが良好

レッドエール:焙煎されたモルトの香ばしく甘い香りと、風味を味わう褐色のビール

米麦酒:県産米「ひとめぼれ」と県酵母「うつくしま夢酵母」が醸す、吟醸香と口あたりが絶妙

桃のラガー:県産桃「あかつき」の芳醇な香りと甘さを感じる、食前酒におすすめのビール

INFORMATION
  • 名称 みちのく福島路ビール
  • 住所 福島県福島市荒井字横塚3-182
  • 電話番号 024-593-5859
  • URL みちのく福島路ビール
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ななくさナノブルワリー(二本松市)

野菜の有機栽培をしている「ななくさ農園」が2011年から始めたマイクロブルワリーです。

農園主ご夫妻はお二人とも元農林水産省のキャリア官僚で、農水省を退職して農場を始められ、東日本大震災からの復興の助けになればと「復興麦酒」を造り始めました。

農園で栽培した麦とホップを使い、地元のリンゴ・柚子・梅・柿・洋ナシなどの果実を副原料として、抜栓のタイミングによる味の変化が楽しい瓶内2次発酵のビールを、昔からの製法で醸造しています。

ななくさナノブルワリーのおすすめ定番ビール

Thank You Beeya:ほどよいローストの麦芽で、コクのある味わいです。

ふくしまの麦酒:大麦、ホップは農園産、柚子は地元産で、香りがさわやかで軽い味わい

Apple Beeya:二本松市羽山のリンゴのフルーツ麦酒、さわやかでドライな仕上がりのビール

Strong Beeya:焙煎麦芽の香ばしさと梅の香りで口あたりよい、アルコール度数8%で飲みすぎに注意

INFORMATION

まとめ(クラフトビールのイベント情報)

福島県北エリアでは「ビアフェスふくしま2022」という大きなビールイベントがあります。

また、郡山市では「サマーフェスタ IN KORIYAMA <ビール祭>」がJR郡山駅前で開催されていて、日本全国や世界の美味しいビールを楽しめます。

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