【秋田県】秋田の駅弁といえばこれ!花善の鶏めし弁当の魅力を語る
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秋田の駅弁といえば、真っ先に名前が挙がる「花善の鶏めし」。ふっくら炊き上げたご飯の上に、甘辛いタレが絡んだ柔らかい鶏肉がのったこの一品は、地元の人々にも旅人にも愛され続ける秋田の味です。この記事では、鶏めしの魅力や購入場所、さらに通販情報についてもご紹介します!旅のお供にいかがでしょうか?
花善の鶏めしとは?
まかないから生まれた絶品駅弁
花善の鶏めしの始まりは、創業当時の「まかない料理」でした。戦前、列車内で販売していた「きりたんぽ弁当」が冷めると味が落ちて売れ残るため、鶏肉だけを取り出して甘辛く煮付け、従業員のまかないとして食べていたそう。
戦後には、食材の配給で得た、ごぼう、醤油、砂糖、米を、「ご飯とおかずを分けるのが面倒だから」という理由でまとめて炊いたそう。当時の秋田には「茶飯」という食べ方がなかったので驚かれたそうですが、ここにまかないの鶏肉を組み合わせて鶏めしが誕生しました。このアイデアが秋田の駅弁文化を代表する一品を生み出したのです。
駅弁として全国に広がった魅力
昭和40年代、鉄道が主要な交通手段だった時代、大館駅は夜行列車の中継地として賑わい、鶏めしも多くの旅人に愛されました。先代たちから教えられた「冷めても美味しい」「片手で食べられる」という駅弁の基本を守りつつ、長年変わらない味を提供し続けています。
今では、秋田のソウルフードとしての地位を確立し、「秋田に行くなら一度は食べたい駅弁」として観光客にも人気です。
鶏めしが愛される理由を語る!
地元食材へのこだわり
花善の鶏めしに使われるお米は、秋田県産のあきたこまち。柔らかく煮込まれた鶏肉と、ふっくら炊き上げたご飯は、甘辛い特製タレが染み込むことで相性抜群の味わいに。
また、卵そぼろや、煮物に添えられたもみじ麩が見た目にも華やかで、旅の特別感を演出してくれます。変わらない味を守り続ける職人のこだわりが、多くの人々の記憶に残る駅弁を作りあげているのですね。
手軽さと豪華さを兼ね備えた駅弁
ふたを開けた瞬間の香りと彩りの美しさに、思わず「おおっ!」と感嘆の声が漏れる鶏めし。鮮やかな卵そぼろと栗、もみじ麩が目を楽しませてくれます。片手に収まるコンパクトさと本格的な味のギャップが、多くの旅人を魅了する理由です。旅のお供だけでなく、手土産としても大変喜ばれる一品です。
とにかくおいしい!
一口食べた瞬間、鶏のうまみがつまったご飯のおいしさに驚きました。味付けもちょうどよく、箸で持ち上げてもボロボロとこぼれることはありません。卵そぼろは彩りをよくするだけでなく、甘じょっぱい鶏肉をマイルドにしてくれる役割もあるのでしょう。付け合わせの煮物はどこか懐かしい味わいで、もみじ麩がもちもちしていいアクセントになっています。ご飯の上にある栗はいつ食べるのが正解かわかりませんが、デザート感覚でいただきました。
鶏出汁で炊き込んだご飯はもちろん、上に乗った鶏肉も、煮物も、すべてがおいしい!突出しておいしいおかずはないのですが、全体的にバランスがとれていて満足度が高いと感じました。全国的には、崎陽軒のシウマイ弁当や、群馬県の峠の釜めしが有名ですが、東北では花善の鶏めし弁当が一強になっているのも納得です。
鶏めしはどこで買える?おすすめの購入場所
花善本店で楽しむできたての味
JR大館駅近くにある花善本店では、鶏めしの出来立てを提供しています。温かい鶏めしは、冷めた駅弁とはまた違う魅力があり、イートインスペースで落ち着いて味わえるのもポイント。本店ならではの特別感を味わえる貴重な体験です。
駅やスーパー、秋田ふるさと館でも購入可能
花善の鶏めしは、JR大館駅をはじめ、秋田県内の主要駅や観光イベントでも購入できます。また、地元のスーパーでも販売されており、手軽に購入できるのも魅力。さらに、東京にある秋田県のアンテナショップ「秋田ふるさと館」では冷凍タイプの鶏めしが販売されており、好きなタイミングで解凍して楽しむことが可能に!秋田に行かずとも秋田の味を楽しめるのはうれしいですよね。
通販で全国どこでも秋田の味をお届け
花善の公式ホームページでは鶏めしの通販を行っており、全国どこでも配送可能に!お取り寄せグルメとしても人気で、遠方に住む家族や友人への贈り物にも最適です。秋田まで行けなくても、その魅力を感じられるのは嬉しいポイントです。
まとめ
花善の鶏めしは、秋田の駅弁文化を象徴する存在です。その魅力は、地元食材を活かしたこだわりの味わいと変わらない伝統の中にあります。本店で味わう出来立ての鶏めしや、駅やスーパーで購入できる便利さ、さらには通販での全国展開など、どの方法でも満足度が高い一品です。次の旅のお供に、または自宅での特別な時間にぜひ花善の鶏めしを楽しんでみてください!