【岩手県盛岡市】赤武とは?岩手の若者が造る新しい日本酒をご紹介
日本酒は古くから日本人に受け継がれてきたお酒なのはわかっているけれど、何だか今の時代には合っていないと感じている人はいませんか?
この記事ではそんな人にこそ飲んでみてほしい、赤武の日本酒をご紹介します。
赤武とは?
赤武酒造は岩手県盛岡市にある1896年創業の老舗の酒蔵で、現在は2014年に22才で史上最年少当時となった6代目、古館龍之介さんの「赤武酒造の新しい歴史を作る」を合言葉に集まった若者たちが、新しい時代に合う日本酒造りを模索し続けています。
もともと赤武酒造は地元向けに別ブランドで酒造りを行ってきましたが、2011年の東日本大震災で酒造設備を含めた蔵の施設、事務所に壊滅的な被害を受けました。
しかし2013には蔵を再建し、2014年には東京農業大学に在籍中から利き酒大会で優勝し、日本で唯一のお酒に関する国の研究機関である独立行政法人酒類総合研究所でも研修を受けた経歴を持つ現在の6代目、古館龍之介さんが新しく酒造りに携わることとなったのです。
赤武は若者たちが集う蔵らしく、ホームページでプロモーションビデオを公開したり、Instagramでの発信に力を入れたりして、自分たちが自信を持って送り出す赤武を若い世代にも積極的にPRしています。
赤武の種類について
赤武酒造が醸す日本酒にはどのような種類があるのでしょうか。
表にまとめてみました。
分類 | 名前 | 精米歩合 | アルコール度数 | 原料米 |
AKABU Standard | 純米吟醸 | 50% | ― | 岩手県産米 |
純米酒 | 60% | ― | 岩手県産米 | |
F | 60% | ― | 岩手県産米 | |
AKABU Elegance | 純米吟醸 結の香 | 50% | ― | 岩手県産「結の香」 |
純米吟醸 山田錦 | 50% | ― | 兵庫県産「山田錦」 | |
純米吟醸 愛山 | 50% | ― | 兵庫県産「愛山」 | |
純米吟醸 雄町 | 50% | ― | 岡山県産「雄町」 | |
AKABU Limited | SAKURA(生酒) | 60% | 12度 | 岩手県産米 |
SNOW XMAS(生酒) | 60% | 13度 | 岩手県産米 | |
AIR | 60% | 12度 | 岩手県産米 | |
SNOW EXTRA(生酒) | 60% | 13度 | 岩手県産米 | |
SEA | 60% | 13度 | 岩手県産米 | |
純米 夏霞 | 60% | ― | 岩手県産米 | |
MOUNTAIN | 60% | 14度 | 岩手県産米 | |
純米ひやおろし | 60% | ― | 岩手県産米 | |
AKABU Premium | 極上の斬(きれ)純米大吟醸 | 35% | ― | 岩手県産「結の香」 |
魂の大業(おおわざ)大吟醸 | 35% | ― | 岩手県産「結の香」 | |
純米大吟醸 結の香 | 40% | ― | 岩手県産「結の香」 | |
純米大吟醸 山田錦 | 40% | ― | 兵庫県産「山田錦」 | |
純米大吟醸 | 40% | ― | 岩手県産米 |
赤武の日本酒はデイリーに楽しめるAKABU Standard、本格的な日本酒党が楽しめるAKABU Elegance、アルコール度数が低めでワインのようにも楽しめるAKABU Limited、贈答品としてもおすすめのAKABU Premiumの4種類に分類されます。
購入の目的に合わせてたくさんの種類から選ぶことができるのが特徴的だと言えるでしょう。
赤武を購入するなら?
赤武酒造では少人数で酒造りを行っているため蔵での直接販売は行っていません。
その代わりに全国に特約販売店があり、赤武のホームページにはお店のリンクや連絡先が掲載されています。
地酒専門店が多く、日本酒の保存方法や取扱を理解した上で販売しているお店ばかりなので、日本酒の質にこだわりたい人はまず近くの特約販売店を探し、そこから購入するのが望ましいでしょう。
赤武のおすすめの飲み方
赤武の中でもよく検索されて人気の高い、AIRのおすすめの飲み方とおつまみをご紹介します。
AIRはアルコール度数が12度の原酒でやや甘口なお酒ですが、AIRにおすすめの飲み方は氷を入れたロックです。
ロックは原酒のアルコール度数が適度に下がり飲みやすくなるのと、赤武の日本酒らしい味わいを損ねません。
またAIRは純米酒でこくのある醇酒に分類されることから、似た味わいのカマンベールチーズやブリーをおつまみとして合わせると美味しく飲めるでしょう。
日本酒もチーズも同じ発酵食品で組み合わせるとさらに旨味が増すため、ぜひ一度試してみてください。
まとめ
赤武は岩手県盛岡市にある1896年創業の老舗の酒蔵ですが、若き6代目である古館龍之介さんが若者たちとともに新しい時代に合う日本酒造りを模索し続けていることがわかりました。
デイリーにも贈答品としても、自分へのご褒美としてもぴったりのお酒が見つかるので、ぜひ一度赤武の日本酒を口にしてみてください。