郷土料理

【青森県】青森県のソウルフード?くじら餅とべこもちとは

東北地方にはおいしい食べ物がたくさんあり、「ご当地グルメ」などとして紹介され、一躍全国区になる食べ物もあります。

その中でも青森県のソウルフードとして知られている「べこもち」「くじら(久慈良・鯨)餅」はご存じでしょうか?

知ってはいても「べこもち」と「くじら(久慈良・鯨)餅」は同じように思われてしまうこともあるかと思います。

今回はそれぞれどのような食べ物なのか詳しくご紹介します。


「くじら(久慈良・鯨)餅)」と「べこもち」って何?

「くじら(久慈良・鯨)餅(鯨?)」「べこもち(牛?)」など動物を連想させる様な名前ですが、それぞれどのような餅なのでしょうか?

くじら(久慈良・鯨)餅

「くじら(久慈良)餅」は東北では青森県以外でも食されますが、それぞれの地方で字にすると意味合いが違い、青森県青森市浅虫に本店を構える永井久慈良餅店では「いく久しく慈しまれる良い餅であるように」という意味が込められ漢字で「久慈良餅」と書き、

青森市古川に本店を構える「いと福」の「くじら餅」は平仮名書き、鰺ヶ沢町では現在「本舗 村上屋」1軒だけになりましたが昔は4、5軒の餅店があり、漢字で「鯨餅」と表記され、その名の由来は白と黒の二層で、鯨の皮の断面に似ていたことからとされています。

そして青森県外でも山形県最上地域・村山地域では青森市古川の「いと福」同様、平仮名表記ですが名の由来には諸説あり、保存が効くことから”久しく持つ良い餅”だといわれ「久持餅(くじらもち)」という名が付いたという説や、昔は現在のものよりサイズが大きく、その大きさをくじら(鯨)に例えた説、

そして見た目がくじらの皮付きの脂身を塩漬けにした塩くじらに似ていたからという説など、山形県だけでも多くの説が存在します。

地域によっては様々な表記や説が存在しますが、製造方法に若干の違いがあれど、基本的にはもち米とうるち米の粉を水で練り、箱の中でのばし、ムキ胡桃・砂糖水を加えて、せいろで蒸したものであり、昔は保存食としても重宝され、そのもちもちとした食感がたまりません。


べこもち

べこもちは、青森県下北地方で愛される郷土料理で主に節句の祝い事に食べるのが一般的だといわれています。

「べこもち」は「くじら(久慈良・鯨)餅)」が由来ともいわれており、もち米とうるち米の粉から柔らかく砂糖で甘く仕上げられたお餅で、もとは白と黒の2色だけでしたが、現在は絵を描いたような模様を入れる「べこもち」が多く、その見た目はとても美しく芸術作品のようです。

ただし現在、伝統を継承しつつ日々進化している「べこもち」ですが、作り手が少なくなっているのも現実です。

そんな中、青森県下北地方の東通村では「べこもち作り体験」で地域のお母さんから教わるべこもち作りが出来ますので、お近くの方などはこの機会に製造方法を伝授してもらっても良いかもしれませんね。

べこもち作り体験

地域によって生活環境が異なる青森県ならではといえ、下北地方の人たちにはソウルフードとして愛されているのが「くじら(久慈良・鯨)餅)」「べこもち」です。


「くじら(久慈良・鯨)餅)」の歴史

ここからは簡単にそれぞれの郷土菓子の歴史をご紹介します。

北前船寄港地 山形県酒田市

上でも書いたとおり様々な説が残る「くじら(久慈良・鯨)餅)」ですがその歴史は古く、青森県鰺ヶ沢地方では300年ほど前の江戸時代に京菓子だった「鯨餅」が北前船に乗り、山形県そして青森県に伝わったと言われており、

山形県最上地域・村山地域では300年ほど前の江戸時代に、新庄藩の第3代藩主・戸沢正庸(とざわまさつね)の時代に兵糧食としてつくられていたという説があり、最上地域の新庄市が発祥ではないか?とも言われています。


「べこもち」の歴史

鰺ヶ沢町から見る岩木山

青森県鰺ヶ沢町・青森市浅虫温泉付近で作られていた「くじら(久慈良・鯨)餅)」が進化したものが「べこもち」です。

「べこもち」は、端午の節句に食べられる事が多く、下北地方では貴重な米を使った餅はハレの食べ物とされており「つくる過程で牛の背中のようにまとめる」「黒砂糖と白砂糖の組み合わせが牛のまだら模様に似ている」ことから「べこ(牛)もち」と名付けられたそうです。

お祝い事に食べられる餅なので、自然の食品の色を使い、椿やあやめ、藤や松の模様を作り上げられたた形も多くあります


「くじら(久慈良・鯨)餅)」、「べこもち」を買うならこのお店

「くじら(久慈良・鯨)餅)」、「べこもち」を青森県で食べるならこのお店!を紹介します。

永井久慈良餅(久慈良餅)

  • 所在地:青森県青森市浅虫坂本51−5
  • 電話番号:017-752-3228
  • URL:http://www.kujiramochi.jp/index.html
  • 営業時間:【本店】7:00~18:00 【バイパス店】9:00~17:00
  • 休業日:12/31.1/1

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菊屋もち店(くじらもち)

  • 所在地:青森県青森市浅虫蛍谷64−3
  • 電話番号:017-752-3268
  • 営業時間:8:00~17:30
  • 休業日:不定休

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名産鯨餅本舗村上屋(鯨餅)

  • 所在地 : 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町本町72
  • 電話番号 : 0173-72-3021
  • 営業時間 : 8:00~17:00
  • 休業日 : 年中無休

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いと福(くじら餅)

  • 所在地 : 青森県青森市新町1丁目3−7 Festival City AUGA地下一階 新鮮市場内
  • 電話番号 : 017-773-4933
  • URL : https://www.itofuku.jp/
  • 営業時間 : 5:00~17:00(月~土)9:00~13:00(日)

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御菓子司甘味堂(べこ餅)

  • 所在地:青森県むつ市上川町5−50
  • 電話番号:0175-23-7822
  • URL:https://www.kanbidou.com/
  • 営業時間:10:00~18:30
  • 休業日:日曜

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まとめ

青森県のソウルフード、「くじら(久慈良)餅)」と「べこもち」をご紹介しました。

様々な説があり「くじら(久慈良・鯨)餅)」はその説の多さから地元では欠かせず愛されてる郷土菓子であり、それだけではなく、更なる進化を遂げたのが「べこもち」となります。

どちらも同じような作りではありますが、見て目が大きく異なり、「べこもち」は芸術品のようだといわれます。

青森県へ旅行の際へちょっと足をのばして久慈良餅とべこもちを買いませんか?もちろん青森市内でも購入可能なので、旅の途中に購入してください。


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NEFT編集部の人間です。
酒、音楽、旅行が好きで平日は仕事終わりに酒に溺れ、休日は空きあれば近隣へ旅行に出かけています。いづれはNEFT取材で東北の縁を探しに海外へ!を目標に日々勤しんでおります。

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