
しまぬきの「こけし缶」はコレクション心をくすぐるカタチに残る仙台土産!【宮城県】
目次
旅のお土産といえばやはり食べ物。仙台でいえば「牛タン」や「笹かまぼこ」「萩の月」などなど…その選択肢は様々です。しかし意外と浮かばないのがカタチに残るお土産。
大きすぎると持ち運びにも不便だし、そもそもあげても趣味に合わないかもしれない。そう考えると食べて消費して残らない「食べ物」という選択が無難ですよね。
しかしこれだったら意外と誰でも喜んでくれるんじゃ?と思わせる仙台土産があるのをご存じですか?
その名も「こけし缶」。今回はそんなカタチに残る仙台土産「こけし缶」を紹介します!
こけし缶とは?
「こけし缶」は、宮城県仙台市の老舗工芸品店「こけしのしまぬき」が手がける、伝統と遊び心が融合したユニークな商品で、東北地方の伝統工芸品である「こけし」を缶詰の形で提供する新感覚のお土産。

缶の中には、様々な系統のこけし工人が制作した手のひらサイズのこけしが、制作時に出る木くずと共に封入されています。

手仕事の証でもある木くずは、クッション材として、さらには缶を開けた際に木の香りを楽しむことができるオプションとして封入。
そんな「こけし缶」は、2016年3月の本格販売から2020年12月までの約4年半で10,000個を販売するという、人気の伝統工芸品となっています。
こけしの種類と工人
「こけし缶」には、鳴子系、弥治郎系、遠刈田系、作並系など、主に宮城県の伝統こけしの系統が揃っていて、各系統の著名な工人が制作したこけしが封入されています。
- 鳴子系:柿沢是伸、大沼秀顯、大沼秀則
- 弥治郎系:鎌田孝志、鎌田美奈枝、高田稔雄、新山匠太、富塚由香
- 遠刈田系:小笠原義雄、我妻昇、我妻司
- 作並系:平賀輝幸、鈴木明、鈴木敬
一般的なこけしと同様に、系統の特徴の他にそれぞれの工人の個性と伝統技術を楽しむことができるのも魅力の一つです。
実際のこけし缶
実際にその全貌を明らかにするために購入してきました!今回購入してきたのは遠刈田系 我妻 司工人と弥次郎系 富塚 由香工人の作品。
開封するのは遠刈田系 我妻 司工人の作品です。

中にお菓子でも入っていそうな、まさに「缶詰」。缶のサイズは直径8cm高さ6cm程度です。

早速開けてみると…中からはかわいらしいこけしが!木くずのいい香りもほのかに漂います。

作品によって若干違いますが、こけしも概ね缶の高さと同じ5cm~7cm程度の大きさです。

開封してひとしきり愛でたあとは木くずとともに保管できるようにプラスチックの蓋も付属しています。
そのまま飾るもよし、蓋をして保管するもよし。ですね。
取り扱いはこけしのしまぬきの店舗かオンラインショップ
現在「こけし缶」が購入できるのは仙台市中心部のマーブルロードおおまち商店街にあるこけしのしまぬき本店かしまぬきのオンラインショップとなります。
各工人の手作業による生産なので大量生産ができず、売れ切れ後の入荷の時期も様々なので、来店のタイミング次第で「ある作品」と「ない作品」が結構変わるようです。
仙台を訪れるたびに違う作品に出会えるかも…?と考えればそれも一つの楽しみになるかもしれないですね。
老舗工芸品店「こけしのしまぬき」
「こけしのしまぬき」は、宮城県仙台市に本店を構える老舗の工芸品店で、明治25年(1892年)の創業当初は煙草やお菓子を扱う店舗としてスタートしました。
戦後になり、こけしや東北の工芸品を取り扱うようになり、現在ではこけしを中心とした東北の民芸品や工芸品、和雑貨の企画・製造・販売を行い、さらに店舗ではこけしの絵付け体験などの体験メニューも提供しており、東北の伝統工芸品の魅力を広く伝えています 。
こけしのしまぬき<Information>
- 名 称:こけしのしまぬき 本店
- 住 所:〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目1−17 しまぬきビル 1階
- 電話番号:022-223-2370
- 公式URL:https://www.shimanuki.co.jp/
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まとめ
伝統工芸品であるこけしに気軽さとコレクター要素を加味した「しまぬきのこけし缶」。
ハマってしまえば「仙台に行くならこけし缶買ってきて!」なんて言う人も出てきそうな仙台土産です。気になる方は店舗かオンラインショップを覗いてみてください!
