安積国造神社

【福島県郡山市】その歴史は1900年!?大和朝廷の時代から伝わる由緒ある安積国造神社

すこし前にアップした記事(【福島県郡山市】全国有数のラーメン激戦区、郡山市で長年愛される「郡山ブラック」とは?)で郡山ブラックを堪能し、その後は駅周辺の観光地として候補に挙げていた安積国造神社(あさかくにつこじんじゃ)へと行ってきました。


郡山駅から徒歩約10分!駅近郊の観光地。

郡山の駅前からさくら通りと呼ばれる商店街通りをしばらく歩くと、昭和通り(旧国道4号線)と交差します。

郡山市

歩道橋があるのでそれを渡りすぐの場所に郡山総鎮守「安積国造神社」があります。

郡山市、交差点のオブジェ

歩道橋を降りたところにある不気味だけどかわいくもある謎のオブジェ

安積国造神社(1)

歩道橋を渡り、昭和通り沿いに南に少し歩くと御影石の立派な鳥居が見えてきます。

安積国造神社(2)

神社はかなりきれいに整備されていて、郡山市民に愛されていることがよくわかります。


その歴史は約1900年!八幡様の名前で慕われる由緒ある神社

大和朝廷の時代、成務天皇5年(135年)に比止袮命(ひとねのみこと)が初代の安積国造に任ぜられて安積国を建国、赤木山(現郡山市赤木町)に神社を創建して和久産巣日神(わくむすびのかみ)と天湯津彦命禰命(あめのゆつひこのみこと)を祀ったのが起源とされ、その後現在の地(郡山市清水台)に移ったとされています。

2022年-135年で…その歴史は1887年!

延暦18年(799年)頃の坂上田村麻呂の東征の際には、坂上田村麻呂が八幡大神を合祀し、八幡宮とも呼ばれるようになり、「八幡様」の呼び名で親しまれるようになったそうです。

その後には安積伊東氏の「稲荷大神」や学問の神様である「安積天満宮」も祀られ、敷地内には他にも、安積国造神社の神官の子として生まれ、儒学者として名高い安積艮斎(あさかごんさい)の記念館もあります。

とにかく色々な神様が祀られているようです。

安積発祥

安積の地名発祥の地の碑。神社を創建した比止禰命の子孫が安積氏を名乗り社家を務めたのが「安積」の名前の始まりのようです。

安積国造神社の御神楽殿

豪華な神楽殿。江戸時代から続く安積の地の日本酒の酒蔵「笹の川酒造」の日本酒が奉納されていました。

そしてこんなに大きなおたふくさん、初めて見ました!写真だとあまり伝わりませんが、かなり大きいです。

安積国造神社(3)

本殿は総ヒノキ造りで高さ12m。現在の建物は1926年(大正15年)に再建されたもの。

拝殿は1810年(文化7年)に再建されたもので、郡山市内では数少ない江戸時代の現存する建築物だそうです。

安積国造神社の案内図

一年を通して行われる様々な祭事。中でも目玉は秋の秋季例大祭!

さすが地元で親しまれている神社だけあって一年を通して様々な祭事が行われています。

  • 1月1日元旦祭
  • 1月5日金幣祭
  • 2月節分節分大祓人形祭
  • 2月11日建国祭
  • 4月15日春季例大祭
  • 7月31日夏越大祓人形祭
  • 9月27日,28日,29日秋季例大祭
  • 11月15日七五三祭
  • 12月28日大鏡餅奉納式

なかでも9月の「秋季例大祭」は五穀豊穣、氏子の安全を感謝するお祭りで、明和2年(1765年)より続く神輿渡御が行われます。なにをとっても歴史が長いですね!

28日夜には17の山車が、29日夜には、本神輿3社と35の町神輿が出て賑わいます。

さらにお正月の期間、初詣には毎年約8万人の人が参詣に訪れるそうです。

安積国造神社の御朱印

社務所で御朱印をいただいてきました。

郡山駅からも近くアクセスも抜群なので郡山を訪れた際は足を運んでみてはいかがでしょうか!


INFROMATION


  • 名称:安積国造神社(あさかくにつこじんじゃ)
  • 住所:〒963-8005 福島県郡山市清水台1丁目6−23
  • 電話:024-932-1145
  • URL:http://www.asakakunituko.jp/

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