【宮城県】松島絶景見るなら「四大観!」圧巻、絶景の展望詳しく説明します。

松島絶景ポイントには四大観と呼ばれる4つの名所があります。松島湾を東西南北にぐるっと囲む様にあり、それぞれ

壮観(大高森)麗観(富山)偉観(多聞山)幽観(扇谷)

と呼ばれています。

これは仙台藩の儒教学者、船山萬年が名付けたと言われており、「東に大高森の壮観、西に扇谷の幽観、南に多聞山の偉観、北に富山の麗観」と讃えている事から「四大観」と言われる様になったそうです。

では、今回は現地に行った順に一つ一つ写真と共にスポットを紹介していきましょう。


【南】多聞山の偉観

多聞山は七ヶ浜町代ヶ崎浜八ヶ森に所在しており、四大観の中でも一番設備の整った場所にあります。

目の前に馬放島と地蔵島を眺める事ができ、写真には写っていませんが右側には火力発電所があり、これも意外と迫力があります。

多聞山は多聞天像を安置する毘沙門堂がその名前の由来で、展望場所は毘沙門堂の裏手がオススメです。綺麗な駐車場とトイレ、公園もあり、子連れやデートでもかなりオススメの場所です。

多聞山駐車場
毘沙門堂

駐車場から毘沙門堂の裏手展望地は歩いて7~8分程でしょうか?緩やかな山道を歩く感じですので容易に展望地に到着する事ができます。

偉観(多聞山)<Information>

  • 名  称:偉観(多聞山)
  • 住  所:〒985-0801 宮城県宮城郡七ヶ浜町代ヶ崎浜八ヶ森37−1

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【西】扇谷の幽観

西の扇谷は入り口を見つけるのに一苦労しました。

R45を松島方面に向かって行く途中にあるのですが2度程通りすぎました。入り口には小さな看板がありますので扇谷に向かう際には気をつけてください。

扇谷入り口

扇谷はその名前の通り、景観の入江が扇のように広がっている事からその名がついています。

展望場所は小さな休憩場所もある広場があり、石段を数段登ると達磨堂があります。

この場所、今となってはあまり目立つ場所ではありませんが伊達政宗と伊達忠宗の度重なる願いで当時松島にやって来た臨済僧・雲居希膺が寛永14年に庵を建てた場所でもあります。

扇谷展望場所広場
駐車場?だと思います、、。

扇谷は駐車場?から展望場所まで5分掛からないくらいで行けて比較的に展望場所まで近い立地なのですが石段が何気にグッときました。

でも石段が多少辛かろうと登り切った際の景色はまさに絶句です。

周りには誰もいなくて鳥の囀りくらいしか聞こえなかったせいか「幽観」という意味も少し理解した様に感じます。

松島観光のスタートとしては四大観の中でも瑞巌寺から近いですしオススメですよ。

幽観(扇谷)<Information>

  • 名  称:幽観(扇谷)
  • 住  所:〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島桜岡入1

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【北】富山の麗観

富山の麗観は歌川広重六十余州名所図会に描いたほどの絶景の地で、図絵内に「松島の景悉く富山にあり」と記され、昔から絶景の地として名高い事でも有名です。

ただし、侮る事なかれ、ここまで到着するには車一台しか通れない様な山道を登らなければなりません。

車内より山道を撮影した様子

車での走行距離は入口より2kmほどですが途中落石などもあり、走行には十分気をつけなければいけません。

たぶん駐車場?
駐車場目の前より参道に入ります。

富山の参道、正直舐めてました。下調べでは「履き慣れた靴が良いです。」とか何とか書いてあったのですが自分は平気だろ?何て思っていたんです。

ただ、登れど登れど石段。本当に自分の体力の無さに猛省したところです。

続く、続く参道

登り切ると頂上に円仁(慈覚大師)作の観音菩薩像を安置したことから始まると伝えられる富山観音堂が見えてきます。

ただ、今回はこの観音堂がゴールでは無いんです。観音堂目の前には展望デッキもありここからも最高の景色が拝めるのですが今日の目的はもう少し先です。

観音堂の直ぐそば、大仰寺を目指します。

大仰寺からの景色を堪能するには入園料で100円掛かりますが、絶対に満足します。最高の景色です。紫雲閣に座り、旅(石段)の疲れを癒すには最高だと思います。

この日は運良く他に誰もいなく1時間はゆっくり過ごせました。

麗観(富山)<Information>

  • 名  称:麗観(富山)
  • 住  所:〒981-0211 宮城県宮城郡松島町手樽三浦

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【東】大高森の壮観

大高森展望台は奥松島の宮戸島にある標高105mの山頂からの眺めになります。

ここは山頂の為他に邪魔するものも無く、大パノラマを堪能する事ができ、まさに壮観。あまりの迫力に身震いします。

ここは全国的にも有名な撮影地でパンフレットや観光案内で見る写真も大高森展望台からの景色が多いです。

駐車場は二箇所あり、地元の観光案内や特産品の販売を行っている「あおみな」の駐車場と奥松島縄文村歴史資料館の駐車場がありますが「あおみな」ですと17時に駐車場の出入りを封鎖するため余裕を持ってスケジュールを立てるのがオススメです。

登山道入口

大高森展望台は標高105mの山を登る為、初級の登山と考えても良いと思います。

石段を登り先はまだまだ。

途中には結構な頻度で休憩用のイスが用意されています。ムリはせず、ゆっくり休憩しながら進みましょう。

急な階段、うねり道を登るとそこには360度大パノラマの景色が見えます。天気が良ければ遠くには蔵王連峰を望むこともできます。

この日は「あおみな」側の駐車場を利用した為夕日を見る事は叶いませんでしたが次回は夕日が沈むとこを狙って行きたいものです。

壮観(大高森)<Information>

  • 名  称:壮観(大高森)
  • 住  所:〒981-0412 宮城県東松島市宮戸大高森

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まとめ

いかがでしたか?

一言言うと、「写真が下手ですみません!!」

なのですが私が文面に書いてある事を確かめる意味も込めて是非四大観を訪れてみてください。本当にそこには絶景が広まり、全てが圧歓(圧巻)です。

松島は日本三景の一つとして有名ですが実際はどこからの景色が良いの?て方も多いと思います。それぞれの景色には個性があり、きっと好みの展望を見つける事ができると思います。

ただ1日で全て回る、というのは正直キツイです。何処か一箇所に絞った方が良いですね。私はヘトヘトで家に帰り、撮影した写真を眺めながらビールをたらふく飲みました。


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