【宮城県仙台市】冬だから美味しい仙台雪菜を知ってますか?おすすめアレンジ料理もご紹介!
目次
仙台雪菜は普通の雪菜とどう違うの?風味はどうなの?と興味が湧きますよね。仙台では冬の野菜として親しまれており、寒い冬の食卓を楽しませてくれます。
今回は県外ではあまり見られない仙台雪菜の魅力をご紹介させていただきます。
アレンジ料理も合わせて記載しておりますのでご覧になってくだいね!
仙台雪菜はいつからあるの?
仙台雪菜の歴史では野菜として昔から存在しており栽培されています。
仙台地域でいつごろから栽培されていたかは不明だが、吉野平野著「蔬菜(そさい)栽培法」(1906年)にある「冬菜(仙台では雪菜と称す)」が現在の仙台雪菜と思われる。渡辺採種場カタログには昭和初期から仙台雪菜の名前が登場する。江戸時代に山形県米沢市付近で栽培されていた雪菜の栽培方法をまね、在来の冬菜を栽培したのが仙台雪菜ではないかと推測されている
引用元:第一三共株式会社-ヘルシーレシピ
仙台雪菜は変化をとげて今の形になり、昔から人々にとって冬の貴重な野菜として栽培されていたのでしょう。そう考えるとありがたい気持ちになりますね。
仙台雪菜と普通の雪菜との違い
どちらも同じ雪菜という名ですが、それぞれ収穫時期や見た目が異なっています。仙台雪菜も雪菜も甘みを引き出し美味しくいただくやり方が備わっている昔からの知恵があります。どちらも美味しくいただきたいものです。
仙台雪菜
仙台雪菜は仙台の伝統野菜のひとつです。葉が厚みがあり濃い緑色、縮れており茎が太くなっています。霜の降りる冬までに収穫され、独特な苦味がありますが冬の寒さで甘みが凝縮され旨味が出ます。
雪菜
雪菜は山形の伝統野菜のひとつです。山形で多く栽培されており、葉や茎は白っぽい緑色。11月から12月ころ収穫したものを土に埋めて雪の降る寒い間に甘みを蓄えさせる手法を用いています。
仙台雪菜の栄養
濃い緑色が特徴的な仙台雪菜は栄養も豊富。特に動脈硬化の予防で知られるβカロテンが多く含まれており、そのほかにも体内でビタミンAにも変換されることから、髪や皮膚の健康維持・咳や肺などの呼吸器を守るとも言われています。
冬にかさつく肌や寒さで風邪などひきやすい冬にはぴったりの野菜です。積極的に食べたいものですね。
美味しいアレンジ料理
栄養豊富な仙台雪菜をたくさん美味しく食べれるアレンジ料理をご紹介します。
仙台雪菜のおひたし
定番のおひたしです。お醤油だけではなくお好みでだし醤油を作ってかけてもまた美味しいです。
仙台には仙台みそや仙台牛タンラー油などもあり色々なアレンジでおひたしを楽しめます。仙台雪菜のほろ苦い味わいをおひたしで味わって見てはいかがでしょうか。
旬のホタルイカと仙台雪菜のガーリック炒め
ホタルイカのタンパク質と仙台雪菜の栄養豊富な緑黄色野菜をガーリックで食欲そそる炒め物です。
仙台雪菜は炒め物にもぴったりです。栄養素に含まれるβカロテンは油を使った料理で吸収率が高くなります。炒め物にすることで効率的によく摂ることができます。仙台雪菜にある独特な苦味も炒め物にすることで甘みが引き立ち食べやすくなります。かさも減りたくさん食べられるのもよいですね。
仙台あおば餃子
仙台あおば餃子は宮城県仙台のご当地名物として誕生しました。仙台雪菜を餃子の皮に練り込み鮮やかな緑が仙台の杜の都、青葉を表現した餃子です。
仙台市内の飲食店で食べられ、もちろん手作りするのも美味しく楽しくいただけます。仙台雪菜をたっぷり食べれる嬉しい1品です。
仙台市内のスーパーや産地直送販売店などで購入できます。また通信販売でも購入ができ、ご自宅にお取り寄せや贈り物としても人気があります。ぜひ仙台の味をお試しください。
仙台雪菜は栄養豊富な優れもの
今回の記事では仙台の伝統野菜、仙台雪菜をご紹介しました。
よく見かける雪菜と違った濃い緑色、肉厚な葉に独特な苦味など食べ応えがあります。不足しがちな緑黄色野菜を手軽に美味しくたくさん摂ることができる優良野菜です。
寒い日に仙台雪菜をたっぷり入れたお鍋などは最高のご馳走になりますね。
栄養豊富な仙台雪菜を食べて寒い冬を元気に乗り切りましょう。