【秋田県】秋田に行ったら一度は食べたいサラダ寒天とは!?名前だけではわからない味と種類について紹介

秋田県にはおいしい食べ物がたくさんあります。そのほとんどが県外からの観光客にも愛され、お土産として購入していきます。

そんな秋田名物の中でも異彩を放つ食べ物「サラダ寒天」をご存じでしょうか?

数年前にテレビ番組で取り上げられ、他県にはない見た目と味に驚いた方も多いかと思います。他県の人には驚かれるサラダ寒天ですが、秋田県民、とくに横手市周辺では当たり前のように食べられる「県民のソウルフード」です。

この記事では、秋田で食べられるサラダ寒天について、紹介します。どこで買えるのか?自宅で簡単に作れるものなのか?作り方などについて詳しく解説します。

秋田県のソウルフード「サラダ寒天」

引用元:秋田県公式観光サイト「アキタファン」

秋田名物といわれてイメージするのは、比内地鶏・稲庭うどん、地酒やババヘラアイス、県内だけではなく、県外からの観光客にも人気のある食べ物がたくさんあります。

今回皆さんにご紹介する「サラダ寒天」。

サラダ?寒天?サラダに入っている海藻のこと?などと思うかもしれませんが、どれもハズレです。

サラダ寒天は、サラダ(マカロニサラダのようなもの)を寒天で固めた料理であり、たくさんの砂糖が入っているおやつとも、おかずともなんとも形容しにくい食べ物になります。

その見た目はサラダの色(乳白色)なので、牛乳寒天にも見えますが、サラダが入っている寒天なのです。

サラダじゃない?寒天じゃない?他県民では理解できない謎フード

引用元:写真AC

サラダでもない、寒天でもない「サラダ寒天」はサラダ寒天であり、横手市周辺では昔から食べられているソウルフードとされています。

横手市周辺ではなんでも寒天で固めてしまう?

サラダ寒天は秋田県内でも横手市周辺で愛される食べ物であり、旅行へ行くといたるところでサラダ寒天を目にします。サラダ寒天の噂を知っている方であれば「本当にどこにでも売っているんだな」と妙に納得してしまうほど、当たり前に販売されています。

サラダ寒天はサラダで作られるのが基本ですが、どうやらなんでも寒天で固めてしまう「寒天文化」が発達しているようです。

「寒天文化」とは

「寒天文化」とは、文字通り、寒天をなんでもかんでも使う文化です。寒天は一般的にようかんやゼリー、ところてんなどに使われます。

サラダ寒天をこよなく愛する秋田の人々は、サラダだけでは物足りず、あらゆるもの、秋田名物までもサラダ寒天に入れしまうというのです。

実際に私が地元スーパーでいくつかサラダ寒天を見かけました。

  • 横手焼きそば×寒天
  • 玉子×寒天
  • 胡桃×寒天

これらを目にして、寒天文化の凄さを実感したものです(実際には勇気がなく購入できませんでした…)。

おばあちゃんの味

県外の人たちには驚きの食べ物になりますが、横手周辺の人たちにとっては「おばあちゃんの味」として親しまれています。

おばあちゃんの家にいくとお漬物などと一緒にサラダ寒天が出され、お茶請けとして食べられているそうです。基本の味はあるものの、各家庭の味があり、寒天の中に入れるものもそれぞれの家庭ごとに異なっています。

県外に出た人が帰省した時に、サラダ寒天を食べると「帰ってきたなぁ」と思うのでしょう。

サラダ寒天はテレビで一躍有名になった?

引用元:画像AC

サラダ寒天はそれまで、秋田県水呑が知る隠れた名物といえる存在でした。

いつどのようにして全国区の存在へとなったのでしょうか?

サラダ寒天が「ケンミンショー」で全国区へ

サラダ寒天を全国区にしたのは、日本テレビの人気番組「秘密のケンミンショー」でした。

始めその姿を見た人々は本当においしいのかと疑っていましたが、いざ実食すると甘さとサラダの酸味が相まって、とてもおいしく大好評となったのです。

その後、SNSでも話題となり、全国に知られる秋田名物になりました。

SNSでも話題に

サラダ寒天のおいしい作り方・食べ方は?

引用元:写真AC

サラダ寒天はただサラダを固めればいいというものではないようです。

基本のサラダ寒天と、サラダ寒天のバリエーションについてご紹介します。

基本のサラダ寒天の作り方

サラダといえばマヨネーズ!ではありませんが、キューピーにも寒天ポテトサラダのレシピがありましたのでご紹介します。

材料(2人分)

  • じゃがいも 小1個
  • きゅうり 1/8本
  • にんじん 1㎝
  • 粉寒天 4g
  • 砂糖 大さじ2
  • 水 200ml
  • キューピーマヨネーズ 小さじ2

作り方

  1. じゃがいもは洗った後ぬれたまま、乾いたクッキングペーパーで包み、さらにラップでふんわり包んで、レンジ(600W)で約3分加熱し、皮をむいてフォークなどでつぶす。
  2. きゅうりは輪切りにする。にんじんは皮をむいていちょう切りにし、ラップで包み、レンジ(600W)で約30秒加熱する。
  3. ①に②と③を加え、マヨネーズで全体を和え、塩・こしょうで味をととのえる。
  4. 鍋に水と粉寒天を入れて火にかけ、沸騰したら吹きこぼれない程度に火を弱め、ヘラで混ぜながら約1分煮溶かす。
  5. さらに砂糖を加えて溶かす。
  6. ⑤に④を加えて混ぜ合わせる。
  7. ⑥をバットに流し入れ、粗熱がとれて固まったら冷蔵庫で冷やし、四角に切る。

市販のポテトサラダでもおいしく作れます。市販のポテトサラダを使用する場合には、マヨネーズで味を調えながら作りましょう。

参照:Kewpie(とっておきレシピ・寒天ポテトサラダ)

サラダ寒天のバリエーション

サラダ寒天のバリエーションは多岐にわたります。各家庭でも自由にアレンジをしたサラダ寒天がつくられるので、サラダ寒天のバリエーションは豊富だといえます。

  • 玉子寒天
  • うどん寒天
  • 横手焼きそば寒天
  • サツマイモ寒天

うどん寒天は素うどんを寒天で固めたもの、サツマイモ寒天は芋ようかんといった感じです。どれもおいしそうですね。

サラダ寒天はどこで売ってる?

引用元:秋田県公式観光サイト「アキタファン」

秋田に行ったらサラダ寒天を食べてみたい!そう思った方も多いはずです。サラダ寒天はお惣菜を取り扱う道の駅や、観光物産館、スーパーなどで購入ができます。

地元のレストランや食堂でも食べられますが、小鉢の付け合わせなどとしてついてくる可能性がありますが、必ずサラダ寒天がついてくるわけではありません。

地元の方も購入するので、行った先で必ずサラダ寒天を購入できるとは限らないのですが、チェックをしてみましょう。

秋田県に行ったらサラダ寒天をチェックしてみよう

秋田のソウルフードといわれるサラダ寒天について紹介しました。

サラダ寒天は他の地域では見かけない食べ物ですが、おばあちゃんの味・家庭の味として今も愛されています。

県外で見かけることは少ない食べ物なので、秋田に足を運び、ぜひサラダ寒天を食べてください。

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