【宮城県県北】「宮城県(県北エリア)のクラフトビール、個性豊かな味わいを楽しもう!」
目次
宮城県の仙台より北のエリアでクラフトビールを造るマイクロブルワリーには、20世紀末から「地ビール」を醸造している老舗と、沿岸被災地の復興の願いを込めて新しく醸造を始めたブルワリーに二分されます。
老舗では、ビールの本場ドイツスタイルの伝統的なビールが醸造され、新しく醸造を始めた沿岸地域のマイクロブルワリーはペールエールやIPAなど多種多様なエールビールが造られています。
BLACK TIDE BREWING(気仙沼市)
東日本大震災で大きな被害を出した気仙沼の復旧と復興の助けになればと「クラフトビールによるコミュニティーづくり」のコンセプトの下、2020年に立ち上がったブルワリーです。
IPA、ヘイジー、セゾンにラガーまで、各種のスタイルを毎回違うレシピで造り、月に新商品を4種類以上出しているのでホームページは80種以上のビールが載っています!
ここでは2022年6月時点で購入可能なビールをご紹介します。Facebookに新作情報が載っているのでチェックしてみてくださいね。
BLACK TIDE BREWINGのおすすめ定番ビール
Super Scoop Net:トロピカルな香りと、しっかりしたボディとコクを楽しめるヘイジーIPA
Tidal Fusion : Purple:ブルーベリー・プラム・オレンジ・ラズベリーの風味、酸味と甘味のサワー
Super Early Tide:苦味とホップのWest Coast Double IPA
ガル屋beer(女川町)
女川町も東日本大震災では町の8割を流失する大きな被害を出しました。
その女川出身のオーナーが町を新しく生まれ変わらせようと2021年に立ち上げた、ペースエールが専門のマイクロブルワリーです。
併設のタップルームで10個のタップから最大10種類のクラフトビールがグラスに注がれ、ほかのブルワリーのビールも用意されているので飲み比べをたのしめます。
2022年1月に、ビールを瓶で販売するための大型のプレハブ冷蔵庫を購入するクラウドファンディングに成功しました。現在プロジェクトが進行中で、通販などでお取り寄せができるようになるまでは、お店でできたてのビールを飲んでくださいね。
鳴子の風(大崎市)
鳴子(なるこ)温泉郷の鬼首(おにこうべ)温泉にある地域密着型の「鳴子温泉ブルワリー」では、地元の素材と上質の水で、1999年から個性豊かなクラフトビールを醸造しています。
併設されているレストランでは、美味しい料理とともにこれらのビールや発泡酒のほか、どぶろくを味わうことができます。
鳴子の風のおすすめ定番ビール
高原ラガー:大麦のモルトをふんだんに使った正統派のラガービール
山ぶどう:フルーティーな飲み口で、甘さほんのりカクテルやワインのような味わい
ゆきむすび:地元の米「ゆきむすび」が使われていて、甘味と酸味がシャンパンのよう
やくらいビール(加美町)
やくらい地ビール製造所は、1999年から加美町の総合交流ターミナル施設内で地ビールを造っています。
仕込み水は、町の地下にある氷河層から薬莱(やくらい)山麓の天然水「船形の氷水(ふながたのひすい)」です。
この水で仕込まれた、ドイツ産麦芽100%のビールを併設の「レストランぶな」で味わえます。
やくらいビールのおすすめ定番ビール
ピルスナー:透明感のある黄金色、スッキリしたノド越しとほどよい苦味
ヴァイツェン:小麦麦芽50%のフルーティーな白ビール、バナナの香りとコクのある飲み口
デュンケル:焙煎麦芽モルトの香ばしさ、色は濃いがさっぱりした飲み心地
松島ビール(大郷町)
松島から内陸に入った大郷町にある、温泉と地ビールを楽しむ「夢見の国」で、宮城県第一号のクラフトビール醸造所として、1997年からビールを醸造しています。
ドイツ人のブルーマイスターが、ドイツから輸入した麦芽、ホップ、酵母、イーストなどの原料で醸す、本格派ドイツビールは正に本場の味です。
また、自社品だけでなく、全国からの受託醸造ビールもたくさん造られています。
松島ビールのおすすめ定番ビール
へレス:麦芽の甘い香りが特徴、苦味が少なくそう快なノド越しのピルスナー
ヴァイツェン:小麦のバナナの香りにひかえめな苦味、活きた酵母の濁りがある琥珀色
デュンケル:焙煎された麦芽の香ばしさ、苦味とコクがあるが飲みやすい
ボック:宮城県で最初の地ビール、ぜいたくに使われた麦芽の濃厚な風味と強めの炭酸
まとめ(クラフトビールのイベント情報)
賑わいを楽しみながらクラフトビールを味わうイベントは、仙台でたくさん開催されていますが、県北エリアでもいろいろなイベントがあって、とくに気仙沼周辺でいろいろなイベントが開かれています。