【福島県】じゅわっと滴る至極の甘味|春のアスパラガスを味わい尽くそう

春になり、美味しい野菜の季節がやってきました。今回は福島県会津地方の瑞々しいアスパラガスをご紹介します。

大ぶりなアスパラガスは太さも十分で、ピンっと真っ直ぐ。それなのにとってもやわらかくて美味しいんです。切り口からじゅわっと滴る、甘味と旨味がたまりません。

そんな会津のアスパラガスの特徴や、美味しく食べるためのレシピなどをご紹介します。今だけの味わいを、ぜひお見逃しなく。

アスパラガスの一大産地|福島県の会津地方

福島県会津地方は、アスパラガスの一大産地です。アスパラガス作付面積で福島県は全国で第5位。そのうちの90%以上は会津地方が占めています。

会津地方は元々米栽培が盛んで、肥沃な土壌と清らかな水が豊富。そして雪国ならではの冷涼な気候が美味しいアスパラガスを育てます。

会津地方のアスパラ栽培は、昭和40年頃から始まったとされています。試行錯誤を繰り返した結果、柔らかくて甘みが強いアスパラガスが作られるようになりました。その品質の高さから、今では全国でも認められる有名ブランドです。

会津のアスパラガスの特徴

会津のアスパラガスの特徴は、美味しさと種類の豊富さ、収穫時期の長さが挙げられます。

美味しさ

会津のアスパラは、肥沃な土壌とキレイな水、寒暖差の大きい冷涼な気候の中で育てられます。そのため、甘みが強くてやわらかいのが特徴です。特に5月初旬にとれる春採りのアスパラは、太くてしっかりしたものが多く、食べ応えがあります。

種類の豊富さ

会津のアスパラで驚くのは種類の豊富さ。一般的なグリーンアスパラ・ホワイトアスパラの他に、紫・ピンクなどがありますので、サラダにしただけでも彩りが楽しくなります。

また、福島県オリジナル品種のアスパラも。

  • ハルキタル(柔らかくてジューシーな食感)
  • ふくきたる(濃い味とシャキシャキの食感が特徴)
  • 春まちグリーン(太くて立派)
  • はるむらさきエフ(栄養価が高く、生食も可能)

ぜひ食べ比べてみたいですね。

収穫時期の長さ

通常のアスパラガスの収穫時期は5月と7月。しかし、会津のアスパラガスは、3月下旬から10月まで味わうことが可能です。

その秘密は、栽培方法の豊富さ。露地栽培だけではなく、ハウスを利用した促成栽培などの様々な栽培方法を組み合わせることで、長くアスパラガスを収獲できるようにしています。

アスパラガス、どう味わう?おすすめレシピを紹介

美味しい会津のアスパラガスですが、その魅力を存分に味わうためのオススメの食べ方を紹介します。

焼きアスパラガス

新鮮なアスパラガスを味わう際は、焼くのがオススメ。茹でてももちろん美味しいのですが、焼くと甘みをより強く味わえます。

調理器具ごとの焼き時間目安は次の通りです。ご家庭の器具の出力・火力によって加減してください。

  • フライパン弱~中火:片面4~6分ずつ(太い場合は蓋をすると良い)
  • グリル:片面3~4分ずつ
  • トースター:5分ほど

軽く塩をふるだけで、アスパラガスの美味しさが分かる一品の完成です。

アスパラガスのフライ・天ぷら

太くて立派なアスパラガスが手に入ったら、揚げ物もオススメです。衣をつけて油で揚げることで、甘みがギュッと濃縮されます。ひと口かぶりつけば、サクサクの衣の中からジューシーなアスパラの旨味が溢れだします。

アスパラガスを豚肉やハムで巻いたり、間にチーズを挟んでから衣をつけると、よりボリュームが出て食べ応えもバッチリなメイン料理に。

アスパラガスのペペロンチーノ

いつものペペロンチーノにアスパラガスを足すと、彩りも良くて春を感じるオシャレなパスタに。にんにくとオリーブオイルが、甘みの強いアスパラガスと相性が良く、相乗効果で全体の美味しさが増します。

簡単にできる上に見栄えもいいので、おもてなしの一品としてもオススメです。

まとめ

今回は福島県会津地方のアスパラガスについて紹介しました。

やわらかくて甘味の強いアスパラガスは、春の訪れを感じる旬の味覚。会津地方では恵まれた風土と長年の試行錯誤を活かして、種類豊かな美味しいアスパラガスを生産しています。

アスパラガスの旨みを気軽に味わえるレシピも3つご紹介しました。ぜひ今ならではの味を求めて、食べてみていただけたら嬉しいです。

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