【宮城県仙台市】榴ヶ岡公園にある仙台市歴史民俗資料館を探訪しました

榴ヶ岡公園にある「仙台市歴史民俗資料館(旧歩兵第4連隊兵舎)」は、その昔、兵隊さんの寄宿舎として稼働していましたが、この第4兵舎のみが残り、公園東側に移築されました。現在も歴史的遺構建築として、仙台市民の憩いの学び舎として、戦争の歴史と昭和時代の民衆の暮らしぶりを今に伝えています。


仙台歴史民俗資料館は仙台駅東口から

固い話は後にして、取りあえず行ってみましょう。

実は、仙台駅東口界隈は、都市景観法に則った市街エリアになっており、大々的な公示はないものの、その都市計画に準じて再開発が進んでいます。

久々に来てみたら仙台駅裏も、なかなかお洒落な上、高層ビル街が出来てて、正直ビックリです。高層ビルの間隙を縫うように、美しき女豹のような仙台女が颯爽と歩いており、これまた見慣れぬアーバンな感じです。田舎者はいちいち気後れするっぺね(/´△`\)せめて、ちゃんとした新しいユニクロ着てくればよかった。

ということで、本日は仙台駅東口から徒歩15分、宮城野通り沿いのビル街を歩いて、仙台市歴史民俗資料館にいってみることにします。


建物の歴史は軍人さんの寄宿舎、そして警察官舎だったことも

©️仙台市歴史民俗資料館

さて、到着です。ちなみに開館している日は、このような登りが目印に立っているとのこと。本来閉館日でも、祝日やホリデーウィークなどに臨時開館日もあるようです。自分がいった日は日曜日、乗り物今昔展示の特別展をやっていました。

鉄どもは一斉集合だっぺね(/´△`\)仙台電気鐵道だっぺ。懐かしの路面気動車だっぺ、とにかくみるっぺ。

資料館公式HPより引用 ©️仙台市歴史民俗資料館

正面玄関口はコチラ、官舎の歴史が、建物のしつらいでもなんとなくわかります。威厳と重厚さがあるのは、そんな使われ方だったからというのも納得です(何でも分厚い、何でもデカイ)。

正面玄関口の現存する受付カウンターも、かなり高い位置にあり、見上げながら会話しなくてはなりません。軍人さんの上下関係もすごかっただろうな、と思います。

©️仙台市歴史民俗資料館/撮影・資料館公式サポーター

宿舎生活の再現展示で本物の火縄銃も

©️資料館公式ホームページより引用

軍服や飯盒収納まで、当時のまま寄宿舎内部が再現で残されています。

展示物は全て本物で、3kg以上ある火縄銃は(当時の実物だそうです)ガラスケースなしで、そのまま展示してありました。体験してるおばあさんがいて、割り込みで持たせてもらいましたがすごく重かったです。


歴史民俗資料館の「暮らしの道具」のみどころ

もうひとつ歴史民俗資料館という所以、戦後の政治や経済の急成長とはまた別の、庶民の暮らしむきが再現された展示があります。

質素堅実な、当時の暮らしの様子も伺え、ドラマのセットのようです。壁つけに、当時の食卓の再現サンプルがあり、一汁一菜に、肉や魚を一切れ程度が通常食だったようですが、お正月やお盆の行事の時のご飯は、旅館のお部屋食みたいな豪華お膳が呈されていたようです。

でも、特別展示で見てしまったのですが、「ご飯はどんぶり飯で、日に二回だった」みたいだっぺ( ´△`)生まれたときから腹一杯だっぺね。

懐かしの昭和の洗濯機は手回し機がついてる

©️資料館公式ホームページより引用

昭和時代、家庭に洗濯機がお目見えしたのは、昭和20年代。年代は不明ですが、1槽式洗濯機で、洗濯機の脇に手で回す脱水用のローラーがついています。

丁度館長さんが、子供たちに手回し機の実演をしておられましたので、それとなく解説を聞いておったのですが、どうもこのタイプの洗濯機は面倒で不評だったらしく、すぐに2槽式洗濯機が出たんだそうです。


展示ブースみどころ「ノスタルジーを感じる駄菓子屋さん店頭」

©️資料館公式ホームページより引用

2階の端にある展示ケース「駄菓子屋さんの店先」は、当時そのままのおもちゃや、駄菓子が沢山並べてあります。

2個10円の小分け菓子や、バラ売りで売られる小さな乾パンが懐かしい玩具と一緒に展示中。そういえば駄菓子って、やたら細かかったなあ、、、駄菓子屋で100円分の有効活用とか、小遣いのやりくりなんかを覚えた人も多いのではないでしょうか。

店番のばあさんに「これちょうだい」っていうだけなのに、結構勇気がいって億劫だったやつも絶対いるっぺね( ´△`) 2度聞きされた日には、心が折れるっぺ。平気なやつは空気読めないっぺね、

(*゚▽゚)ノ←コイツ


昔の子供のあそびは展示室で体験できる

手作りおもちゃの遊び体験もできるスペースがありましたが、小学生がこぞって遊んでたので、今回は遠慮しました。あとは実際に行ってみてからご確認を(大人も自由です)


最後に「歴史民俗資料館がある榴ヶ岡公園のみどころ」

©️仙台市歴史民俗資料館/撮影・資料館公式サポーター

歴史民俗資料館のある「榴ヶ岡公園」は、仙台屈指の桜の名所として、白黒写真の時代から庶民の行楽を支えてきました。資料館にも展示品として、日本髪に絣の着物と風呂敷で、弁当を広げてる庶民の絵はがきがあります。行楽花見の謂れは、伊達藩第四代綱村が、弔い桜として垂れ桜と彼岸の桜を植えたことが始まりです。

奥州で屈指の風流茶人だった綱村らしいエピソードだっぺ( ´△`)千代の花見弁当のお重には、絶対ずんだもちが入ってるっぺね。

花見には最適の場所なので、桜見物がてら歴史民俗資料館へ是非一度、足を運んでみてください。それではまた。

仙台駅東口から歴史民俗資料館への行き方

  • 徒歩     ➡️天気のよい日は、宮城野通をぶらぶら歩いて20分程度
  • 車・タクシー ➡️仙台駅東口・タクシープールから乗車、5分程
  • バス     ➡️「仙台第三合同庁舎前」下車すぐ
  • 電車     ➡️仙石線・「JR榴ヶ岡駅」下車で公園内を歩いてすぐ

仙台東口バスプールには、時折こんな水素バス(電気バス)が登場し、試乗会などもしています。仙台市ではサスティナブルにも積極的に取り組んでいる街なので、そのような車両を街中で見かけたらラッキーです。(コチラはトヨタのSORA、色違いも走行してたりします)

試乗したけれど、エンジン音がしないので、振り返ったらいきなり至近距離でバスにつけられてて、驚愕するだっぺよ( ´△`)

移動にレンタルバイクもオススメ!

ポート間同士であれば、乗り捨て乗り換え自由、この便利さが魅力のレンタル自転車のポートが、駅やホテルなどに設置されています。観光にオススメです。

榴ヶ岡駅前ポートに設置のレンタルバイク。アシスト自転車は20インチYAMAHA PASS。

乗ってみましたが、アシスト力はなかなかの性能で、坂道が地味に多い仙台ではかなりのありがたさです。1日パスは、コンビニでもチケット購入可能ですが、登録時SNS受信できるスマホが必要です。

仙台市歴史民俗資料館<Information>

  • 名  称:仙台市歴史民俗資料館(旧・歩兵第4連隊兵舎)
  • 住  所:仙台市宮城野区五輪(榴ヶ岡公園内)
  • 開館時間:9:00~16:45 (入館は16:15まで)
  • 定休日 :毎週月曜日、第3木曜日。(臨時休業:年末年始、お盆など)
  • 入館料 :大人240円(190円)/ 高校生:180円(140円)/ 小・中学生:120円(90円)
  • 公式URL:仙台市歴史民俗資料館公式ホームページ

Google Maps


その他の記事