
えさし藤原の郷は大河ドラマの有名なロケ地!平安時代の美を見て触って体験できる【岩手県奥州市】
岩手県奥州市の江刺地区にある「えさし藤原の郷」は、平安時代の奥州藤原氏の興亡にスポットを当てた歴史公園。
1993年に放送されたNHKの大河ドラマ「炎立つ」のオープンセットとして整備されたものです。セットの竣工に当たっては、撮影終了後も公園として使えることを想定して計画された経緯があります。
数々の大河ドラマのロケ地になった
1993年の大河ドラマ「炎立つ」の撮影終了後に公園として活用され始めてからも、
- 1994年:平成6年大河ドラマ「花の乱」
- 1995年:平成8年大河ドラマ「秀吉」
- 1996年:平成9年大河ドラマ「毛利元就」
- 2000年:平成13年大河ドラマ「北条時宗」
- 2001年:平成14年大河ドラマ「利家とまつ」
- 2004年:平成17年大河ドラマ「義経」
- 2006年:平成19年大河ドラマ「風林火山」
- 2008年:平成21年大河ドラマ「天地人」
- 2009年:平成22年大河ドラマ「龍馬伝」
- 2011年:平成24年大河ドラマ「平清盛」
- 2013年:平成26年大河ドラマ「軍師官兵衛」
- 2015年:平成28年大河ドラマ「真田丸」
- 2016年:平成29年大河ドラマ「おんな城主直虎」
- 2019年:令和2年大河ドラマ「麒麟がくる」
- 2021年:令和4年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
- 2023年:令和6年大河ドラマ「光る君へ」
など、数々の大河ドラマのロケ地になっています。(2025年11月現在)
その他にも時代劇やCM、バラエティー番組等のロケ地として、年間を通じて様々な撮影が行われています。
リンク:えさし藤原の郷 – ロケ実績
平安時代を彷彿とさせる様々な建造物

「えさし藤原の郷」の敷地面積は約20ヘクタール。この広大な敷地の中に奥州藤原氏の築いた平泉を中心とした都の様子を再現した大小約120棟の建物が建てられています。

南門から入ると正面に律令時代の政庁が佇みます。正殿を中心に左右対称の建物を配置。政治や重要な儀式が執り行われていた建築物です。

平泉町の中尊寺にある平安時代後期建立の仏堂である「金色堂」。現在は劣化を防ぐために覆堂とよばれるカバー代わりの建築物の中に収められていますが、「えさし藤原の郷」の金色堂は創建当時を想定して覆堂のないかたちで再現されています。

日本で唯一、平安貴族の住宅・寝殿造の建物を再現した「伽羅御所」
平安時代のゲームを体験できる

平安時代の貝合わせは絵柄の描かれた貝を裏返し、順番に貝をめくって絵柄を揃える遊びでした。いわゆる現在の神経衰弱です。
これが時代を過ぎると次第に貝の美しさを競う遊びに変わりました。特に貝の名前や形を歌に詠むこともあったそうです。
平安時代のすごろくも展示されています。当時は賭け事にも利用されることもあり、度々禁止令が出されていたそうです。このすごろくと貝合わせは、実際に触れて遊ぶことも可能です。
体験メニューは豊富に用意されていて、上記の貝合わせ、すごろくの他にも
- 時代衣装着付体験
- 鎧着付体験
- 弓矢体験
- 写経体験
- 貝合わせに使われるハマグリ絵付体験
- 投壺
等…着つけやモノづくりなど、遊び以外の体験も用意されています。
リンク:えさし藤原の郷 – 体験コーナー
まとめ
じっくり見て回れば2~3時間はかかるであろう広大な敷地に様々な体験メニューまである「えさし藤原の郷」。予約が必要ですが食事処であるレストラン清衡では、当時の食事を再現した「平安時代食」も楽しむことができます。
リンク:えさし藤原の郷 – 平安時代食

更には資料館である江刺郷土文化館も併設されおり、江刺地方の歴史・文化と地域産業、伝統などを楽しみながら学ぶことができます。
一日中楽しめるボリューム感のあるレジャー施設な上に、運が良ければ何かの撮影現場にも遭遇できるかもしれません。
えさし藤原の郷<Information>
- 名 称:歴史公園えさし藤原の郷
- 住 所:〒023-1101 岩手県奥州市江刺岩谷堂小名丸86−1
- 電話番号:0197-35-7791
- 公式URL:https://www.fujiwaranosato.com/




















