【宮城県多賀城市】大人も子供も楽しすぎる!東北歴史博物館!
目次
多賀城は、坂上田村麻呂の名前と共に教科書に載るほど、古い歴史を持つ街。そんな多賀城に東北の歴史的な資料を多数所蔵する歴史博物館があります。
その名は『東北歴史博物館』。多賀城や宮城県だけでなく、東北地方全体の旧石器時代から近現代までの歴史を時代別に展示する大規模な施設です。
今回は、大人だけでなく子どもも楽しめる、この博物館に行ってきました!
21世紀の文化創造!東北歴史博物館とは!
東北歴史博物館とは、『東北の姿を再発見、発信することで地域の活性化や「明日の東北」を考えるきっかけづくりをサポートする』ために設立された博物館です。昭和48年に東北歴史資料館という名前の施設でしたが、平成11年にリニューアル。東北歴史博物館として新たに生まれ変わりました。
JR東北本線、仙石線の国府多賀城駅が最寄りだけあって、周辺には多賀城の史跡が数多く存在。散歩するだけでも歴史の波に想いを馳せることができます。
建物は、円筒形のエントランスホールが特徴の未来的なデザイン。内部も、天井が高く開放感にあふれており、リラックスした気分で展示物を眺められるでしょう。
9つのコーナーに分かれた総合展示室!
展示室は、特別展と常設展に分かれていますが、今回は常設展である総合展示室を紹介します。
旧石器時代から近現代までの東北の歴史を展示しているのが総合展示室。時代別に9つのコーナーを設けており、それぞれ東北各地から集めた歴史的資料が展示してあります。
縄文時代コーナーには、『ナラ林と水辺のくらし』と題した、当時の生活を再現したオブジェを展示。キチンとした家を建てて生活していた縄文の人々のくらしをぜひ覗いてみてください!
3つのテーマ展示室と映像展示室
常設展のチケットで見学できるのは、総合展示室だけではありません。
東北地方の特徴をよく示すテーマについて掘り下げた3つのテーマ展示室と、行事や芸能、技術といった形のない文化をオリジナル映像で鑑賞できる、映像展示室も見学することができます。
テーマ展示室は「民族・民芸」「個人コレクション」「美術工芸・歴史」といったテーマの展示が行われる展示室です。
博物館所蔵の実物資料を中心にテーマごとに構成された展示は、定期的にテーマと展示が変更されるため、何度も楽しむことができます。
映像展示で、は無形文化財の映像が250インチの大型スクリーンに映し出されます。上映は1日2回。こちらも定期的に映像が変更されるため、見逃さないようにしましょう!ちなみに、イスの座り心地がメチャクチャいいので、映像を鑑賞している間に見学疲れも吹き飛びますよ!
無料で楽しめるこども歴史館!火おこし体験もできる!?
東北歴史博物館には、展示室の他に図書情報室やレストランなどの施設が充実しています。
中でもオススメなのがこども歴史館。「切る」「さわる」「着る」「組む」など11のテーマに基づいた11の体験を通じて、東北の歴史を学ぶことができます!
「火おこし」のワークテーブルでは、「きりもみ」「舞ぎり」といった昔の火おこし方法を体験することができるためオススメ!実際に火おこしをさせてもらえる施設は非常に珍しいので、特別な思い出を作りたいなら、ぜひ体験してみましょう!
江戸時代に建てられた今野家住宅でひと休み!
博物館の外には、昔ながらの住宅が鎮座しています。
近未来をイメージした本館と対称的なこの建物は今野家住宅。宮城県石巻市から移築した、江戸時代の住宅で、宮城県の有形文化財に指定されています。
じっくり見て回るも、ひと休みするも自由ですので、見学してみてはいかがでしょうか。
東北歴史博物館<Information>
- 名 称:東北歴史博物館
- 住 所:〒985-0862 宮城県多賀城市高崎1丁目22−1
- 電話番号:022-368-0106
- 公式URL:https://www.thm.pref.miyagi.jp/