【青森県】青森ねぶた祭2022が3年ぶりに開催決定!みちのくに熱い夏が帰ってくる!
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待ちに待った「ねぶた祭」が、8月2日(火)から7日(日)の6日間開催されます!
新型コロナ感染拡大で、ほかの東北の祭りと同様に2年間中止となっておりましたが、3年ぶりとなる「ねぶた祭」に、地元青森ではワクワクがとまらないことでしょう!
ここではいつもと少し違う様相の「青森ねぶた祭2022」についての情報をご紹介します。
青森ねぶた祭2022のスケジュール
例年通り8月2日から7日までで、ねぶた運行会場はいつもと同じですが、今年は1台ずつのスタートとなり、いつもと違い反時計回りに進みます。
なお、子供ねぶた・担ぎねぶたのスタートは「協働社ビル前」から、大型ねぶたは「ポレスター新町レジデンス前」からです。
- 8月2日火曜(19:00~21:20)子供ねぶた・担ぎねぶた5台、大型ねぶた11台
- 8月3日水曜(19:00~21:20)子供ねぶた4台、大型ねぶた11台
- 8月4日木曜(18:50~21:20)大太鼓1台、大型ねぶた13台
- 8月5日金曜(18:50~21:20)大太鼓1台、大型ねぶた17台
- 8月6日土曜(18:50~21:20)大型ねぶた17台
- 8月7日日曜(13:00~15:00)大型ねぶた13台
なお、2日から5日の大型ねぶたには審査があり、受賞すると6日と7日にも参加します。
ねぶた祭を盛り上げるハネト
ハネトは「跳人」と書かれ、読んで字の通り「跳ねる人」のことです。
ねぶたの前後で「らっせーらー!らっせーらー!」という掛け声と体に付けた鈴の音とともに、元気いっぱいに飛び跳ねます。
ねぶたの動きに景気をつけ、ねぶたとお囃子と観客と一体となって祭りを盛り上げるのです。
夏の熱さの中で体力勝負となりますが、終わった後のビールの味は最高ですよ!
参加するなら普段から足腰を鍛えておくことと、ハネト集団と一緒に移動する水タンクでの水分補給をお忘れなく。
地元の人でなくともハネトになれるの?
簡単なルールを守れば、誰でもハネトとして参加できるのがねぶた祭のよいところですね。
ハネトのルールは次の通りです。
- みんなで楽しむ明るい祭りにする
- 正装(後述)を着て花笠をかぶる
- 祭り運行委員の指示に従う
- 鳴り物・爆竹・花火を持ち込まない
- 空き缶の投げ捨てをしない
- 一升瓶を持ち込まない
ただし、2022年は新型コロナの影響で、ハネトは事前登録制になりました。
地元の人たちも抽選となり、高倍率のため今年の参加は難しいでしょう。
来年以降、前のように自由参加に戻ればよいですね。
ハネトの正装とは?
正装一式は青森市内のデパートなどで、1万円ほどで購入できます。
また、市内の呉服店や洋服店ではレンタルと着付けで4千円ほどですが、混むので早めの予約がおすすめです。
正装は祭りの公式ホームページに載っていますが、おおよそ次の通りです。
- 豆絞り付きの花笠をかぶり、肩に赤・ピンクなど色鮮やかな「タスキ」をかける
- 腰に「シゴキ」を巻き、鈴と水飲み用の「ガガシコ」と呼ばれるブリキの器を下げる
- 白地基調の浴衣の裾は膝までたくし上げ、その下にピンクや青の「オコシ」をつける
- 白足袋に草履をはき細い豆絞りで縛っておく
ねぶたの由来と歴史
ねぶたの起源は征夷大将軍の坂上田村麻呂が、敵をおびき寄せるために、大きな灯ろうを作り笛や太鼓で囃し立てた事が由来と言われていますが、七夕祭りや眠り流しなどの行事が基というのが本当のようです。
現在のねぶたの形になったのは昭和30年代で、ねぶた師の北川啓三氏が、針金を芯にして、内部にバッテリーと蛍光灯を入れ、明るく輝くねぶたを作った事が芸術性を高めたとされています。
ねぶたはどうやって作るの?
ねぶたの大きさの規定は幅約9m・高さ約5m・奥行き約7mで、題材は日本や中国の伝説上、歴史上の人物や歌舞伎の場面、神仏像などが多く、たまに地元の偉人や大河ドラマなどが取り上げられます。
制作は、題材の決定から下絵(設計図)書き、骨組み作り、電気配線、紙貼り、色付けなど10の工程を、全てねぶた師(2018年時点で14人)が担当して作り上げます。
心を揺さぶるねぶた囃子
独特な旋律で郷愁を誘う笛の音、「手振り鉦」と呼ばれる両手に持たれた華やかな鉦、そして気分を高揚させる勇壮な調子の太鼓の響き。
ねぶたが動いている間、ひたすら同じ調子で奏でられ続ける「ねぶた囃子」は、一度聴いたら忘れられない、日本人の心を揺さぶるお囃子です。
まとめ
新型コロナの感染拡大で、2年の間ひっそりしていた東北の夏がようやく戻ってきます!
青森ねぶた祭だけでなく東北6県の全てに、待ちに待った3年ぶりの夏が訪れるのです。
ぜひ、短い夏を楽しむ東北各地のお祭りに、足を運んでみてください。
なお、JR青森駅前にある「ねぶたの家 ワ・ラッセ」では、いつもねぶた囃子が流れていて、ねぶたが展示されています。 いつでも祭りの雰囲気を味わうことができるので、ぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。