【青森県青森市】青森駅前に林立する「せんべろ」系居酒屋と立ち飲み屋5選を紹介!

2023年8月初旬、コロナ禍で中止されていた待望の「ねぶた祭」が復活して活気づく青森市は、広い陸奥湾の一番奥にある港町で、人口約27万人の県庁所在地です。

かつては青函連絡船による北海道との人流・物流の拠点で、上野発の夜行列車やブルートレインの終着駅(出発駅)でもありました。

市内の繁華街は駅から離れている昔ながらの本町(柳町)周辺と、青森駅前から東に延びる新町の2ヶ所ですが、「せんべろ」を楽しめる酒場は新町方面に多く集中しています。

この記事では駅前にある老舗の居酒屋や気軽に立ち寄ってサクッと飲める立ち飲み屋など、個性あふれる「せんべろ」酒場をご紹介します。


「せんべろ」の定義とは?

そもそもは「千円でべろべろに酔える」酒場を指した言葉でしたが、今は「千円でつまみとお酒が2杯~3杯飲める」酒場との意味合いが強くなっています。

この記事では、「せんべろ」酒場として認定する目安を、次のように定義しました。

  • お酒2杯(酒種と量はフリー)と、お通しとは別につまみ1品を注文して1,000円以内で呑める
  • 「せんべろセット」などの1,000円以内のセット料金が設定されている
  • 「せんべろ」できるファミリーレストランなどは対象外とする

なお、1,500円以内のセットなども「高めのせんべろ」としてご紹介しておりますが、その辺についてはご容赦いただければ幸いです。

なお、記事中に記載されている価格はほとんどが税込で、2023年9月末時点のものです。


駅前にある昭和の風情が漂う「せんべろ」居酒屋

青森駅前

青森駅前には、きっと鉄道輸送全盛時代には列車待ちの時間潰しに立ち寄る客でにぎわったと思われる、昭和の味わいがあふれる老舗の「せんべろ」酒場があります。


井戸端(いどばた)

おすすめのおつまみは、醤油味でやわらかくトロトロに煮込まれたモツがたっぷりの「もつ煮込み(470円)」や、サービスの自家製ニンニク味噌を付けて食べる串焼き(110~180円)です。

アルコールで一番コスパが良いのは日本酒1合(330円)で、酎ハイ類も330~410円で各種あり、焼酎やウィスキーのボトルキープもできます。

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居酒屋おさない

青森駅前から延びる新町商店街にある「お食事処おさない」の2階が17時から居酒屋としてオープンし、お食事処の料理をおつまみにすることもできます。

食事処の名物料理でもある「ホタテ貝焼き味噌」は900円で少々お値段が張りますが、たっぷりのホタテと野菜が卵でとじられウニが乗っかっていて、これだけでつまみには十分なボリュームです。 陸奥湾の新鮮な魚介の刺身もアワビの刺身が600円など、安く美味しくおススメですが、「せんべろ」にこだわる人のために1品300円のリーズナブルなおつまみが10種以上用意されています。

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個性豊かな新町の立ち飲み屋

青森駅前 新町商店街

新町では最近の「せんべろ」ブームを受けて、新しい立ち飲み屋や角打ちを始める酒店が増えており、美味しい青森の地酒を「せんべろ」で楽しめます。

ここではこれらのなかから、とくにおススメの3軒の立ち飲み屋をご紹介します。


新改商店(しんかいしょうてん)

青森市の立ち飲み屋の中で一番人気とされていて、モツがたっぷり入った煮込みが350円、青森の海産珍味の3種盛り小鉢が400円、おでんは各ネタが100~150円と、安く美味しいおつまみが豊富にあります。

ホッピーセット(400円)の中は定番の金宮焼酎なのが立ち飲み屋では珍しく、日本酒では田酒・陸奥八仙・豊盃などの青森銘酒の純米酒がもっきりで600円と格安で、生ビールも400円とお手頃価格です。

きさくな女将さんのお人柄もあっていつも常連客でいっぱいで、観光客も多く訪れる立ち飲み屋ですが、店内に「泥酔している方は入店お断り」との貼り紙があるのでご注意くださいね。

INFORMATION

  • 店舗名:新改商店
  • 所在地:青森県青森市新町1丁目11-9
  • 電話番号:090-1156-2968
  • 営業時間:火~土 13:00~22:00
  • 定休日:日曜・月曜
  • URL:新改商店 公式サイト
  • グルメサイト

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立ち呑み屋 地酒アスパム

青森港に面した青い海公園にある、ピラミッドのような三角形の建物が印象的な「青森県観光物産館アスパム」の1階に、こちらの「座れる」立ち飲み屋があります。

また、青森の地酒4種を楽しむ「おまかせセット(1,300円)」と、全国の銘酒4種が呑める「ぜいたくセット(1,800円)」も用意されているので、お酒を選ぶのに困った時におススメです。

県の観光物産館の立ち飲みなので青森県の地酒の種類が豊富なのはもちろんのこと、全国地酒の有名銘柄やクラフトビール・ワイン・焼酎など、常時40種類以上の品揃えがあります。

アスパム13階の展望台から見る陸奥湾の眺望を楽しんだら、お土産を選びながらの立ち呑みも良いですね。

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地酒庵さとう

こちらは佐藤商店という青森だけでなく日本全国の地酒と、ワインの品揃えが豊富な酒屋さんが始めた角打ちで、昼呑みもできます。

昭和レトロな外観の店内は広くきれいで、女性のお一人様でも安心して角打ちできる雰囲気です。 おしゃれ感のある「おつまみプレート(5品)」と地酒やワインを4種選べる「呑み比べセット」で1,400円と、やや高めではありますが居心地の良い角打ちコーナーで「せんべろ」を楽しめます。

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まとめ

青函連絡船が無くなって新たに通った新幹線は街中から遠いところを走る青森市ですが、青森駅前は人の流れが減っても元気で「せんべろ」文化が盛り上がりを見せています。

青森駅前で頑張る老舗の居酒屋に加えて、新しい立ち飲み屋や角打ちを始めた酒屋など、それぞれの個性を楽しめるので、ぜひ青森駅に立ち寄って「せんべろ」を楽しんでみてはいかがでしょうか。


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