
金ケ崎町発!岩手の米焼酎と日本の素材で作った薬草酒「樽熟成 ONI no amaro KZ」
岩手県北上市を中心に伝わる伝統芸能「鬼剣舞(おにけんばい)」の鬼の面のラベルがインパクト大な薬草酒「樽熟成 ONI no amaro KZ(鬼のアマーロ カズ)」は岩手県の金ヶ崎町で様々な植物由来のリキュール製造を手掛ける金ヶ崎薬草酒造が作るリキュール。

あまり一般的に馴染みがない薬草酒というジャンルのお酒、どんなものなのか体験してみました!
「アマーロ」はイタリア原産のリキュール
「アマーロ(Amaro)」は、イタリア語で「苦い」という意味で、主にイタリアで作られてきた伝統的な「苦味」を持つリキュールの総称とされています。
アルコール度数は約16〜40%(ブランドによる)で、スピリッツに原料となる各種ハーブ、根、樹皮、スパイスなどを漬け込んで香味を抽出し、熟成後に糖分で調整して作られます。
イタリアではその「苦味」で食欲を刺激する食前酒、消化を促進する食後酒として長年に渡り愛飲されているお酒で、日本に置き換えると養命酒のような位置づけのお酒かもしれません。

「アマーロ」という名前だけだとあまり馴染みがありませんが、一般に酒屋で見かける「カンパリ」や「アペロール」などといったお酒もアマーロの一種なんだそうです。そう考えるとカクテルなどで飲んだことがある人は多いかもしれませんね。
「ONI no amaro KZ」は純日本産のアマーロ

「ONI no amaro KZ」はそんなアマーロの製法を日本産の素材で置き換えて作られていて、ベースとなるスピリッツは岩手県の米焼酎、各種ハーブには黒文字や紫蘇、キハダ、菊の花といった和の植物を中心に生姜やシナモン、バニラ、ニガヨモギが加えられています。

こうしてできた原酒をアメリカンウイスキー樽で熟成し、樽熟成によるバニラや蜂蜜のような芳醇で甘い香りがプラスされています。

ハーブリキュールの独特な味わいは、ロックやストレートでは明確に好き嫌いが分かれてしまうと思いますが、程よい苦みと植物由来の爽やかな飲み口は、沢山の氷を入れてソーダ割りにすれば暑い夏なんかには最高の一杯になる印象でした。
国産ハーブリキュール工場「金ケ崎薬草酒造」
ONI no amaro KZを手掛ける「金ケ崎薬草酒造」は、運営母体である株式会社 K.S.Pの酒造部門事業で、様々なリキュールの製造を行っています。
アマーロの他にも、野菜や果実などハーブ以外の原材料もミックスして日本の四季を表現した和ハーブリキュール「和花」や、更木桑茶と伊勢ほうじ茶を使用した「茶酒・桑ノ木田30」など、多様な和のボタニカルリキュールを製造しています。
さらに同社の農業部門である「K.S.P 薬草ファーム」では、それらのリキュールの原料となる約50種類の様々なハーブを育てるハーブ園を運営しており、原料生産からリキュール製造までを自社で一貫して行っています。
金ケ崎薬草酒造<Information>
- 名 称:金ケ崎薬草酒造(株式会社 K.S.P)
- 住 所:〒029-4503 岩手県胆沢郡金ケ崎町西根下桑ノ木田30
- 電話番号:080-4510-4636
- 公式URL:https://www.kspyakusou.com/