
【宮城県仙台市】仙台市歴史民俗資料館|れきみん秋祭り2025フォトレポート(2025.10.25)
今年で18回目を迎える仙台市歴史民俗資料館の秋祭り
2025年10月25日、仙台市中心部の榴岡公園にて仙台市歴史民俗資料館の主催する「れきみん秋祭り2025」が開催され、仙台市を中心に宮城県及び岩手県の合計6団体が、それぞれの継承する伝統芸能を披露しました。
リンク:仙台市歴史民俗資料館
大沢の田植踊
宮城県仙台市泉区大沢に伝わる田植踊で、宮城県の指定無形民俗文化財。
小正月にその年の豊作を願って踊られたのを起源として、現在は神社の祭礼等に奉納されている。
仙台藩2代藩主伊達忠宗から「三重枡に上」の紋と「竹に雀」紋の使用を許可されたと伝わり、現在も早乙女の着物の背中と裾にそれぞれの紋が染められています。



川前の鹿踊剣舞
宮城県仙台市青葉区芋沢に伝わる民俗芸能で、宮城県の指定無形民俗文化財。
江戸時代に仙台城下・八幡町の龍宝寺より伝わったとされ、祖霊供養や五穀豊穣を願って踊られる。仙台市の鹿踊によくみられる、鹿踊と剣舞が対となる形で継承されています。






荒浜磯獅子踊
宮城県仙台市若林区荒浜にかつて存在したとされる踊りですが、大正11年(1922年)に踊られた記録を最後に100年以上にわたって継承が途絶えていました。
しかし近年「荒浜磯獅子踊を再生する会」が発足。数少ない資料から名取市の熊野堂十二神鹿踊と同じ流れを汲むことがわかり、その教えを受けながら再生活動が行われています。



生出森八幡神楽
仙台市太白区の太白山の別名「生出森」の名前を冠する神楽で、仙台市太白区茂庭の生出森八幡神社に継承されている。
日本の古代神話に基づいた12の演目からなる「十二座神楽」と呼ばれるもので、名取市の熊野堂神楽の流れを汲んでいます。仙台市の指定無形民俗文化財。



雄勝法印神楽
宮城県石巻市雄勝町に伝わる神楽で、法印神楽の代表的存在として国指定重要無形民俗文化財に指定されている。
もともとは山形県の羽黒山の修験者(法印)に伝えられたとされ、鬼女などが登場する舞では、舞台に組まれた天井によじのぼり逆さづりで争うなど、アクロバティックな所作が見る者を引き付けます。




大出早池峰神楽
「早池峰神楽」は、岩手県花巻市大迫町にある早池峰神社(西の早池峰神社)に伝わる岳神楽と大償神楽の総称とされるのが一般的ですが、大出早池峰神楽は早池峰山の南側、遠野市附馬牛町の早池峰神社(南の早池峰神社)で継承されている神楽。
別名「神人神楽」とも呼ばれ、遠野市の無形民俗文化財に指定されています。
リンク:大出早池峰神楽(YouTube)

























