【岩手県盛岡】盛岡城跡公園にでんでんむし号で行こう!歴史ある重厚な石垣は一見の価値アリ

岩手県盛岡の名スポットといえば、盛岡城址があります。今はなき城郭の名残を感じながら、今なお聳える石垣の見物は情緒や悠久の美を感じさせてくれます。今回は、盛岡を語るうえでは欠かせない、盛岡城跡公園について紹介していきます。


盛岡城跡公園には、盛岡駅から「でんでんむし」で100円で行ける

盛岡城は、南部藩南部氏の居城。盛岡駅から徒歩5分でアクセス可能で、観光のはずせないスポット。駅からは、でんでんむしという100円バスが出ています。より便利にアクセスできます。駅からバスに乗れば5分で到着。

盛岡城は、特に石垣の大きさが有名。数ある名城のなかでもとりわけ巨大な石垣が聳え立っています。これは圧巻の一言。

烏帽子岩も見所の1つ。もともとは、築城の際に、邪魔になって取り除こうとして石でした。しかし、掘り出してみると、実に巨大な岩であることがわかり、そのまま神として祀ることになりました。地元の人は「お守り岩」と呼ぶことも。

石川啄木の歌碑も人気スポット。「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」という有名な歌の碑文が残されています。少年のときに石川啄木が、学校の窓から逃げ出して書物を漁り、白日の夢で結んでいる詩。文字の刻印は、金田一京助が行っています。


盛岡城跡公園は、3つのエリアに分かれている

盛岡城跡公園は、本丸、二の丸、三の丸のエリアに大きく分かれています。三の丸の石垣には、石垣に携わった奉行2人の名前が刻まれた立て板があります。普通は、刻印で示されるもの。しかし、この立て板には、直筆の名前が残されています。これは極めてレアなケース。三の丸だけではなくて、二の丸にも、奉行の名前が書かれています。

二の丸の数メートル下には、榊山稲荷曲輪があります。とはいえ、あるのは井戸跡のみ。元は榊山稲荷の神社があった場所。しかし、廃城とともに移転した経緯があります。特殊なのは、とても鋭角な三角形の曲輪になっていることです。それに合わせて、外側の石垣も三角形に。二の丸から見ると、そこだけ石垣が三角形に突出していることが分かります。なぜ、こんな三角形の曲輪にしたのか。見た者の知的好奇心をくすぐる場所です。

本丸へは、二の丸の廊下橋から行くことができます。本丸三重櫓跡が見るべきスポット。元々は櫓として建築されたものが、天守となったものです。まさに盛岡城のランドマーク的場所だったはず。その跡地に、今では一部の石垣が再現されています。

城址の東には、とても美しい鶴ヶ池があります。この辺一帯は、ホタルの里として歩きやすく環境が整備されています。

盛岡城跡<Information>

  • 名  称:盛岡城跡(岩手公園)
  • 住  所:〒020-0023 岩手県盛岡市内丸1−37
  • 電話番号:019-681-0722
  • 公式URL:http://www.moriokashiroato.jp/

Google Maps


その他の記事