【宮城県】梅雨の季節の鮮やかな絶景!紫陽花の名所4選
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梅雨の雨に濡れると、紫陽花はさらに鮮やかさを増し、まるで画家のパレットを彷彿とさせる色彩を放ちます。この記事では、宮城の素晴らしい紫陽花の名所を4ヶ所ピックアップしてご紹介します。
資福寺
資福寺の創建は鎌倉時代に遡り、弘安年間に長井時秀によって米沢近郊に建立されました。
学問の中心として、関東十刹の一つに挙げられることもある名刹です。
南北朝時代に長井氏が伊達氏に滅ぼされた後は、伊達氏の保護を受け、戦国時代には、伊達輝宗が虎哉宗乙を招いて住持とし、子の政宗の教育を任せたことでも知られています。
伊達氏の移封に従い、天正19年(1591年)に岩出山、慶長5年(1600年)に仙台谷地小路(仙台市東六番丁)、寛永15年(1638年)に現在地に移転しました。
北山五山とは?
北山五山とは、宮城県仙台市青葉区の旧仙台城下町(現在の仙台市都心部)の北に東西に横たわる北山丘陵上にある5つの仏閣(仏教寺院)のことを指します。
これらの寺院は、仙台城の鬼門を守る意味があり、また、奥州街道や根白石街道の関門となって仙台城下町の北を守る役割も果たしていました。
北山五山は、仏教を深く信仰した四代伊達政依が、現在の福島県伊達郡に鎌倉時代に創建した5つの臨済宗の寺がもとになっています。これらの寺院は「京都五山」や「鎌倉五山」に倣って、「伊達五山」とも称されていました。
資福寺の紫陽花
約1,200株の色とりどりのアジサイが咲き、多くの観光客に親しまれており、6月中旬から7月中旬です。
資福寺は一年を通して拝観が可能で、明るい時間帯ならいつでも訪問できます。入場は無料で、無料の駐車場もあります。
ただし、寺院内にトイレはないので注意してください。
資福寺<Information>
- 名 称:資福寺
- 住 所:〒981-0931 宮城県仙台市青葉区北山1-13-1
- 開門時間:特になし、明るい時間であればいつでも入場可能
- 入場料金:無料
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仙台市野草園
仙台市野草園は、大年寺山北側の変化に富んだ起伏をそのまま生かした植物園で、様々な植物が野生に近い状態で植えられており、季節ごとにアヤメやアジサイ、ハギなどの花を楽しむことができます。
「あじさい区」と名付けられたエリアが設けられており、ここでは13種類のアジサイが植栽され、初夏のコアジサイから始まり、シーズンの終わりを飾るタマアジサイまで、様々なアジサイを長く楽しむことができます。
仙台市野草園<Information>
- 名 称:仙台市野草園
- 住 所:〒982-0843 宮城県仙台市太白区茂ケ崎2-1-1
- 開門時間:9:00から16:45、3月20日から11月30日まで開園(野草館は12月28日から1月4日を除いて年中無休)
- 入場料金:大人240円、小中学生60円。30人以上の団体では、大人190円、小中学生40円。※野草館の入館は無料
- 公式URL:仙台市野草園 公式サイト
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大年寺山公園「あじさいの道」
野草園を出てすぐの場所にある大年寺山公園の「あじさいの道」は紫陽花の隠れた名所で、一方が竹林、もう一方が杉林に囲まれたこの道は、その中に咲き誇る紫陽花との対比が、独特で美しい風情を醸し出しています。
野草園と「あじさいの道」は是非セットで訪れることをおすすめします。
大年寺山公園<Information>
- 名 称:大年寺山公園
- 住 所:〒982-0843 宮城県仙台市太白区茂ケ崎
- 開門時間:特になし
- 入場料金:無料
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国営みちのく杜の湖畔公園
みちのく湖畔公園では、「彩のひろば」に隣接する「アジサイの小径」には、なんと16品種、約2,200株の紫陽花が植栽されています。ここでは、「アナベル」、「舞妓」、「ベニガク」、「西洋アジサイ」、「シチダンカ」などといった多種多様な紫陽花を楽しむことができます。
さらに、公園内の「花木園」や「ふるさと村」にも約1,800株の紫陽花が植栽されており、品種によって開花時期が異なるため、見頃は7月中旬までと長い期間にわたって楽しめます。
国営みちのく杜の湖畔公園<Information>
- 名 称:国営みちのく杜の湖畔公園
- 住 所:〒989-1505 宮城県柴田郡川崎町小野二本松53−9
- 開門時間:9:30~17:00
- 入場料金:必要(公式サイト参照)
- 公式URL:https://michinoku-park.info/
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紫陽花の色についてのミニ知識
紫陽花は、ユキノシタ科アジサイ属の植物の総称で、世界には約70~75種が存在し、その中でも日本には約25種が自生しており、梅雨の季節を代表する花となっています。
アジサイの名前は、「紫陽花」という漢字からも分かる通り、紫色の花をつけることから来ていますが、種類によっては白やピンク、ブルーなど、さまざまな色の花を咲かせます。
意外としられていませんが、花の色の違いは種類の違いではなく、土壌のpH値によって変化します。
アルミニウムを吸収しやすい酸性の土壌では青色に、アルミニウムを吸収しづらいアルカリ性の土壌ではピンク色になります。