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【秋田県皆瀬】まるでRPGの世界のような「小安峡大噴湯」は温泉なのに入れない!入れる「大湯温泉」も紹介

玉川温泉

今回は、全国的にも珍しい温泉なのに入浴禁止のスポットを紹介していきます。小安峡大噴湯という名の通り、湯気がもうもうと立ち上がっている様は幻想的で絶景です。

特に紅葉シーズンが盛況ですが、年中、美しい場所でいつ来ても違った魅力を味わえます。川そのものが温泉になっていて、自然の大きさや強さを感じることができます。

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小安峡大噴湯へのアクセス

小安峡へ車で行く方は、「大噴湯駐車場」を利用しましょう。年間でも一番混雑するのが紅葉の時期です。しかし、この時期でもここの駐車場はとても広いので、問題なく停められるはずです。

入り口は2つある

大噴湯へ下りていく入り口は2箇所あります。どちらも同じ一本道の遊歩道(大噴湯の横にある散策路)に着いて、出発点が両サイドに分かれます。

どちらの入り口から下りるかは、階段の勾配が両者で大きく異なるので注意が必要です。
駐車場にある入り口から行く道は、階段の傾斜が緩めです。その代わり、距離が長いです。
近くの、休憩所でもあるお土産さん「兼子商店 噴湯店」の側にある入り口から行くと、かなり急な階段になります。こちらは、距離が短いです。

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帰りは駐車場側の階段がおすすめ

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兼子商店側の階段は、かなり急なので、下りる分には大丈夫ですが、上がるとなると若い人でも非常にしんどいです。足腰に自信がなかったり、そんなにつらい思いをしたくないという場合には、どちらから下りても上りは駐車場側がおすすめです。

いよいよ大噴湯へ

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大噴湯駐車場側からは5分くらい、兼子商店側からは10分程度で、大噴湯の真横に延びる遊歩道に到着します。そこには想像以上の湯気が立ち込める異様な光景が広がっています。

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皆瀬川の激しい流れによって、長い年月をかけて深いV字谷ができあがっています。その谷の隙間から、湯煙がもうもうと湧き出ています。

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渓谷は、高さ60m、長さ8Kmに及びます。

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ゲームの世界に入ったような非現実的光景

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湯気が一番凄いところは、目の前が真っ白になって進めないことも。湯気が立ち上る音もかなり大きいです。現実離れした空間を進むのは、まるでRPGの世界に入り込んでいるような錯覚がします。

前述したように、帰りは兼子商店側の階段は非常に急で苦しいので、大噴湯駐車場側から上ることをおすすめします。駐車場側から下りた人も、引き返したほうが断然、楽です。

橋から見下ろす大噴湯もまた良い

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駐車場に戻ったら、近くにある橋に向かいましょう。そこから、今歩いてきた大噴湯の姿が、峡谷の底に佇むのが見えます。

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谷の木々と、深淵から立ち上る湯煙のコントラストは、近くにいたときとはまた違った見え方で魅力があります。

大噴湯は入浴禁止なので近くのおすすめ宿を紹介

この絶景のなかで、入浴したいと考える人は大勢います。しかし、残念ながら、入浴禁止の看板が出ていてそれは叶いません。

大噴湯ではなくても、周辺には伝統ある有名な温泉宿が多くあります。ここで満喫するのがおすすめです。

皆瀬は皆瀬牛と呼ばれるブランド牛があって、とても美味しいと人気を集めています。お宿でお肉や山の幸、川の魚に舌鼓を打つのも良いでしょう。

INFORMATION

名称小安峡大噴湯
所在地秋田県湯沢市皆瀬湯元5−1
電話番号0183-47-5080(湯沢市観光物産協会)
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 奥小安峡 大湯温泉「阿部旅館」

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数ある温泉宿のなかでも、奥小安峡と呼ばれているところがおすすめです。大噴湯から皆瀬川の上流へと進んで行くと、奥小安という地域に入ります。
ここには、老舗の阿部旅館があって、多くの人に愛されています。大噴湯から車で約5分で到着します。

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皆瀬川中流は、多くの旅館やお土産を扱うお店が並んでいます。ここを抜けて、最上流の山間にひっそりと存在しているのが、大湯温泉「阿部旅館」です。

大湯温泉の開湯は1810年頃ということで、その歴史は200年以上にもわたります。昔は、この地域で親しまれるぜんまいを作る人たちが湯治場として利用していたといいます。
木造二階建ての一軒宿です。近くの大湯川に沿って湯小屋が立っています。大噴湯さながらに、いたるところから湯気が立ち上っています。

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山間の露天風呂が最高

阿部旅館の名物は、なんといっても離れにある露天風呂です。旅館と離れの湯小屋への道は、斜面になっています。

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長い階段が連なっていて、夜になるとぽつぽつとランプが灯ります。幻想的でノスタルジックな雰囲気に包まれます。秘湯感がぷんぷん漂っています。

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露天風呂は、旅館の雰囲気そのままに、静謐さと山に抱かれたのどかさが満ちています。四季折々の景色を満喫できます。

https://www.instagram.com/p/BUZg6swDhud/

新緑の頃は爽快かつ鮮やかで、紅葉の時期は赤く染まり情熱や哀愁が感じられます。冬はこんこんと雪が降り、山が白く染まるなかで、温かな湯を感じることができます。

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山の幸に彩られた料理で至福の時を

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料理はその場所を表すかのように、山の幸に満ちています。イワナやアユといった川魚、ゼンマイなどの山菜やキノコ類が盛られています。他にローストビーフや鴨鍋がつくなど、ボリュームもある料理が提供されます。

旅館を切り盛りしている夫婦が中心になって、朝晩のメニューを考えて作っています。野菜の一部は、ご主人が畑で作ったものだそうです。

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しっかりと行き届いた管理をするために、客室は9室のみです。予約が取りづらいですが、その分、サービスの質の高さが感じられます。

客室は素朴で、埃ひとつない清潔感が心地良いです。窓からは美しい山が覗き、湯上りの火照った身体を落ち着けるには最高の部屋だといえます。

INFORMATION

名称奥小安峡 大湯温泉 阿部旅館
所在地秋田県湯沢市皆瀬小安奥山国有林34
電話番号0183-47-5102
公式URLhttp://www.abe-ryokan.jp/
GOOGLE MAP

大噴湯と阿部旅館についてまとめ

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今回は、特に秋田県皆瀬の名スポット、大噴湯と老舗の阿部旅館を紹介してきました。どちらも、紅葉の時期が最盛況ですが、オールシーズンで違った魅力を楽しむことができます。

大噴湯で自然の熱と力を感じたら、ぜひ阿部旅館の大湯温泉に浸かりましょう。特に7~9月は、温泉が注ぎ込んでいる大湯川に直接入ることができます。

旅館の裏手には、遊歩道が整備されていて、ここにも湯煙が溢れています。大噴湯に対して小噴湯と呼ばれています。帰りがけにでも、散策してみるのが良いでしょう。

https://www.instagram.com/p/BXm0rPRj-mZ/

湯を目で楽しみ、身体でも感じて、その自然から生まれた山菜や魚を味わう。かつてより人に愛され続けた秘湯を知れば、きっとまた訪れたくなるはずです。リピーターも多いのが、ここ小安峡です。

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sugar

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観光が大好きなwebライター。ご当地グルメの探求に専心中。最近は饅頭、団子など和菓子の名店をリサーチしております。デパ地下めぐりが日課。

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