「青森にキリストが来ていた?」驚かずにはいられない「キリストの墓」は、青森県三戸郡新郷村の「キリストの里公園」内、「キリストの里伝承館」に隣接しています。
「キリストの墓」の発見の経緯
第12代景行天皇から第16代仁徳天皇の5代の各天皇に仕えたという伝説上の忠臣、武内宿禰(たけのうちのすくね)の子孫である竹内巨麿(たけうちきよまろ)が公開した代々伝わる古文書「竹内文書」の内容に由来します。古文書の内容を解読していた巨麿が「大石神ピラミッド」の確認のため青森県戸来村(現新郷村大字戸来)を訪れた際、古文書に記されていたキリストの墓の説明と同様のものを発見し、これを「キリストの墓」としたことが始まりといわれています。
「キリストの里伝承館」
「キリストの墓」に隣接する「キリストの里伝承館」。館内には、キリストがいたとされる当時の服を着たマネキンの展示などの郷土史資料や、真偽のほどはさておき、「キリストの遺言」など様々な文書も展示されています。
ことの発端である「竹内文書」には定説とは違う日本の歴史などが記載されてあったりと、謎は深まるばかり…。
ちなみに「竹内文書」の原典は、東京大空襲の際に焼失してしまい、写本のみが現存しています。
キリストが日本に?
「竹内文書」の内容によると、ゴルゴタの丘で処刑されたのは、キリストの弟の「イスキリ」が身代わりになったもので、キリストは日本に、しかも青森県を訪れ余生を過ごしたと記されています。また、キリストは「ユミ子」という女性との間に三女をもうけたとの記載も。これが本当ならば、現在までキリストの血が受け継がれている可能性も考えられます。
「キリスト祭り」
新郷村(旧戸来村)では、「キリスト祭り」が毎年6月の第一日曜日に開催され、立派な行事になっています。
伝承館前にあるスペースで、神官による儀式が行われ、盆踊りや獅子舞を踊り、キリストの霊を慰めるというお祭りです。盆踊りの際に口にされる「ナニャドラヤ」や「ナニャドヤサレノ」は、現在では誰も意味がわからないそうです。また、旧戸来村(へらい村)は、「ヘブライ」が訛ったものだともいわれています。
「ピラミッド」に「キリストの墓」、多くの謎が残る青森県新郷村(旧戸来村)。嘘か本当か?はさておき、たまにはこんなミステリーに触れる旅行も楽しいのでは?
INFORMATION
名称 | キリストの里伝承館(キリストの里公園内) |
所在地 | 青森県三戸郡新郷村大字戸来字野月33-1 |
電話番号 | 0178-78-3741 |
アクセス | ・青森県八戸市より車で約40分 ・十和田湖より車で約40分 ・三沢空港より車で約1時間20分 ・その他、バスなどの公共交通機関の利用も可 |
その他情報 | ・開館時間:09:00〜17:00 ・入館料:大人200円 ・休館日:水曜日(夏休み期間中は無休) |
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