【秋田県】きりたんぽ鍋と比内地鶏の美味しい関係!
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秋田県の「きりたんぽ鍋」と言えば、秋田県北部鹿角市が発祥の有名な郷土料理ですが、「きりたんぽ」の美味しさは、だしの美味しさにもあります。きりたんぽのだしには、同じ秋田県の比内地鶏が使われていることも多く、欠かせないものです。
秋田県自慢の比内地鶏と美味しいお米から作った「たんぽ餅」の両方が一緒になって、「きりたんぽ鍋」の不可欠な美味しさを作り上げています。
今回は、そのきりたんぽ鍋とだしにも活かされている比内地鶏の美味しい関係について迫ります。
きりたんぽ鍋になぜ比内地鶏が使われるようになった?
では、なぜ、きりたんぽ鍋に比内地鶏が使われるようになったのかから、ご紹介していきます。
比内地鶏は、秋田県北部の大館市の自慢の地鶏です。今では「比内地鶏」「名古屋コーチン」「薩摩地鶏」が三大美味鶏として、美味しい地鶏として有名になっていますよね。
比内地鶏の特徴としては、煮込んでも硬くなりすぎないのが特徴です。そして、鍋に入れて煮混んでも硬くなりすぎないことを活かして、きりたんぽ鍋に使われるようになりました。
また、比内地鶏は、余分な脂肪がなく適度な歯応えがあり、旨い風味を持っています。鍋に入れても風味や味わいが消えることなく、肉の味が濃いのが特徴です。余分な脂肪がなく、脂は濃厚な旨みを持っています。そのため、鍋に入れると、噛みしめるほどにコクと香りが楽しめるのが魅力です。
きりたんぽ鍋は秋田県北部の旨いものを詰め込んだ郷土料理
つまり、秋田県北部の鹿角市が発祥地のきりたんぽと、秋田県北部の大館市が本場の比内地鶏の美味しさが合わさって出来上がったものです。それらが出会わなかったならば、あれほどの美味しさが生まれなかったと言えるでしょう。
また、きりたんぽ鍋はスープの美味しさも際立っていて、比内鶏から出るスープの美味しさも欠かせないでしょう。
きりたんぽ鍋の醤油味とよく合う比内地鶏
きりたんぽ鍋は、今では醤油味で作られることが多いのですが、だしも比内地鶏で取られ、醤油のアミノ酸と結合することによって美味しい味わいを醸し出します。
きりたんぽ鍋のスープは、比内地鶏からスープを取り、胴ガラや手羽先の骨、足、中抜きなどのそれぞれの部位を大きな釜で長い時間煮出して完成。たくさんの量の比内地鶏を贅沢に使い、長時間煮込むことで、きれいに輝く比内地鶏のガラスープが出来上がります。
それを醤油と合わせることで、絶品のきりたんぽ鍋のスープとなって人気です。
きりたんぽ発祥地鹿角市の醤油の美味しさに出会う比内地鶏スープ
そして、秋田県では、多くのきりたんぽ鍋スープとして「比内地鶏スープ」が発売されています。ここで、特にその中から「浅利佐助商店」の「きりたんぽ鍋つゆ」や「比内地鶏スープ」をご紹介しますので、美味しさの秘密を知ってみませんか。
きりたんぽ発祥の地、鹿角市に味噌・醤油を作る老舗「浅利佐助商店」はあるのですが、それまで味噌味や塩味だった「きりたんぽ鍋」を自社自慢の醤油で醤油味に替えた経緯を持つ会社です。
それまでは醤油が手に入りにくかったため、味噌味や塩味の「きりたんぽ鍋」が主流だったものを、味噌・醤油醸造会社の「浅利佐助商店」が醤油味の「きりたんぽ鍋」に定着させました。
「浅利佐助商店」では、「きりたんぽ鍋つゆ」や「比内地鶏スープ」を広く活用できるように販売。比内地鶏のスープは、適度な脂がキラキラ光り、旨みのあるスープが鍋物だけでなく、蕎麦、うどん、炊き込みご飯、親子丼なども美味しくなると人気です。
つまり、こうして見てきますと、きりたんぽ発祥の地の鹿角市の醤油、大館市の自慢の比内地鶏と秋田県北部で出会った多くのものが「きりたんぽ鍋」の美味しさの秘密と言えます。
比内地鶏スープの美味しさを試したくなったら
美味しい秋田の郷土料理きりたんぽ鍋を試したくなったならば、実際に比内地鶏のスープで試してみるといいでしょう。比内地鶏のがらから自社でだしを抽出し、醸造した本醸造醤油と合わせた化学調味料無添加の「きりたんぽ鍋つゆ」が「浅利佐助商店」で販売されています。
他にも化学調味料無添加の「比内地鶏つゆ」や「比内地鶏スープ」が売られていますので、美味しい鍋に挑戦してみるといいでしょう。
浅利佐助商店<Information>
- 名 称:株式会社浅利佐助商店
- 住 所:秋田県鹿角市花輪観音堂27-3
- 電話番号:0186-23-3127
- 営業時間:8:00~17:00(土・日定休)
- 公式URL:https://www.fukuzyu.com/